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1956(昭和31)年、大学受験のために上京した、一人の青年。それから半世紀以上が過ぎて、彼がその半生をかけて集めた3万冊にも及ぶ蔵書は、故郷に帰ることになりました。 長らく、みなさまにご心配いただいておりました草森紳一先生の蔵書ですが、このたび、ご出身地の北海道音更町にあります帯広大谷短期大学に寄贈させていただくことになりました。学長の中川皓三郎先生、中心になって検討してくださった田中厚一教授、事務局長の永井秀樹さまを初め、受け入れにあたってご尽力いただいたすべての方々に、篤く御礼を申し上げます。 思えば、この「蔵書整理プロジェクト」が始まってから1年半。あっという間に過ぎたようではありますが、いろいろな紆余曲折もありました。うだるような暑さの中での仕分け作業や、凍てつくような寒さの中での入力作業。新聞や雑誌の取材もあれば、チラシを作ったこともありました。花火も見れば、桜も見ました……。
「崩れた本の山の中から」というタイトルのこのブログが、円満字二郎さんの発案でスタートしたのは2008年の12月11日。 目録の入力を進めながら、円満字さんとLIVING YELLOWさんがふと手にとった一冊一冊の本の魅力を語り、草森蔵書の存在とその多様さを発信する――それが、このブログのコンセプトでした。 写真入りで紹介された本たちは、今、一生懸命に数えてみたら117冊。 2009年4月26日に全3万1618冊の目録入力が終了して蔵書紹介も終わり、まもなく本たちは北海道へ旅立つわけです。 (目録の校正は悲願、必須でしたが、2008年6月から続く倉庫代を維持できず、寄贈先にお任せすることになりました) ブログで紹介された本は、『キング』の付録「明治大帝」(昭和2年)があるかと思えば、安野モヨコの『ハッピーマニア』、内田吐夢『映画監督五十年』など本当に多種多様で、何度読んでも好奇心を揺さぶられ
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