By LAYOUT - 7月, 18th 2014 こんにちは、安斎勇樹です。私は現在、東京大学大学院情報学環の特任助教として、ワークショップと呼ばれる手法を中心に、「学びの場のデザイン」について研究しています。ここでいう「学び」とは、学校のテストのために知識を溜め込むような、従来型の学びではありません。他者とのコミュニケーションを通して新たな価値を発見するような、創造的な学びを指しています。 筆者が実施したワークショップの様子 ふと街に目を向けてみると、コワーキングスペース、カフェ、ワークショップ、社外勉強会、ラーニングコモンズなど、魅力的な「学びの場」が注目を集め、領域を超えて拡がりをみせています。これらの場は、仮に「学ぶための場」として銘打たれていなかったとしても、新たな価値を創りだすためのエンジンとして、学びを駆動するメカニズムが埋め込まれています。本連載では、『学びの場のメカニズ