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飲み物をティーバッグで抽出する際、おびただしい数のマイクロプラスチック及びナノプラスチックが放出されることが最新の調査で確認されました(ACS Publications Sep 2019)。 市販のティーバッグから116億個のマイクロプラスチックアメリカ化学会によると、この研究では合成繊維を使った市販のティーバッグのお茶4種類を調査。 あらかじめ茶葉を取り除いた袋を水の入った容器に浸して加熱し、実際に茶葉を抽出する状況を再現しました。 電子顕微鏡で確認したところ、抽出温度(95℃)においてティーバッグ1袋で約116億個のマイクロプラスチック、さらに約31億個のナノプラスチックがお湯の中に放出されたことがわかりました。 これは、他の食品で過去に報告されたマイクロプラスチックより数千倍も高いレベルになります。 さらにティーバッグから出たマイクロ・ナノプラスチックを様々な量でミジンコに投与。ミジ
③【適度な保湿】蒸れずに肌を乾燥から守ってくれる 綿は吸水性と通気性が高いため、息に含まれる水分でマスク内に適度な湿度が保たれます。 使い捨てマスクをしていると、肌が荒れたり乾燥することはありませんか? 不織布は水分を吸収しにくい素材。息が水蒸気となってマスク内に充満し、蒸れが生じます。さらに肌についた水分が蒸発する際、肌の内側からも水分が奪われるので乾燥しやすくなるんです。 さらに雑菌も繁殖しやすい環境に。清潔に使おうとすると定期的に取り替えなくてはなりません。 こうなると、ますますプラスチックごみは増えるばかりです。 99%カットの不織布マスクの落とし穴 使い捨てマスクのパッケージによくみる「99%カット」の文字。 花粉やウイルスを徹底的にシャットアウトしてくれそうですが、これ実は「不織布フィルター単体の性能」、つまり実験室でフィルタリングセットに取り付けた場合のカット率なんです。 何
水道水の浄水器、どんなものを使っていますか? プラスチック製の容器にカードリッジを取り付けて、そこに水道水を注いで浄水するタイプ。または蛇口に直接浄水器をつけるタイプがほとんどだと思います。 カートリッジの使用期限を過ぎると効果がなくなって、そのままプラごみに…。 ここでは、備長炭(びんちょうたん)でプラスチック・フリーに浄水する方法をご紹介します!浄水用として使い終わっても、さらに他の用途で長く使えます。ぜひ試してみて! 備長炭は天然の浄水フィルター備長炭って、よく浄水や消臭に使われますよね。どうしてそんなことができるのか、ご存知ですか? 小さな孔が有害な物質を吸着します備長炭など、一般的な木炭には無数の小さな孔があいています。言いかえると、「木炭=小さな孔の集合体」なんです。この小さな孔が塩素やその他の有害物質を吸着してくれます!たくさんの微細なすきまが空いているので、不純物が微細な隙
7月からレジ袋が有料化。今まで生ゴミをレジ袋にいれて捨てていた方も大勢いらっしゃいます。 新聞紙でゴミ袋を作って、その中に捨てると簡単ですよ! しかも悪臭までカットしてくれる優れもの。 この記事では、「新聞紙のごみ袋」の作り方を3つご紹介します。 新聞紙が有り余っていたら、ぜひ有効活用してください! 生ゴミは新聞紙ゴミ袋にいれて捨てるシンクのゴミ受けにたまった生ゴミや、調理中に出たその他のゴミは、ポリ袋やレジ袋ではなく、新聞紙に包んで捨てます。 【メリット1】悪臭を防げます生ゴミを濡れた状態で放置すると悪臭が出てきますよね。 新聞紙で包むことで水分が吸収され、嫌なニオイの防止になりますよ♪ 【メリット2】ゴミが軽くなります生ゴミの水分を新聞紙が吸ってくれ、吸った水分は外側から蒸発していくので、ゴミが軽くなります。 ゴミ捨て場に持って行く袋も軽くなります♫ さらに、ゴミ処理場で効率良く焼却で
「ハクキンカイロ」は、何度も繰り返し使えるオイル式のカイロ。燃料となるベンジンとライターやマッチの火で熱を起こします。 今回は、昔ながらの「ハクキンカイロ」の特徴や使い方を詳しくお伝えします! 「ハクキンカイロ」が素適すぎる5つの理由ハクキンカイロが世に登場したのは、なんと1923年(大正12年)! 改良を重ねながらも、その形や設計思想をほとんど変えずに愛用されているロングセラーブランド。 使い捨てカイロにはない、その魅力とは? ①プラスチックフリーでゴミにならないハクキンカイロはゴミが一切出ず、プラスチックもどこにも使われていません。 世に出た当初はもちろんプラスチックなんてない時代。使い捨てカイロが当たり前の現代で、安価な材料に頼らない姿勢が素晴らしい! 一方、使い捨てカイロはプラスチックの特殊フィルムで一つ一つ包装。本体の不織布には化学繊維(プラスチックの繊維)が含まれています。 さ
毎日の食器洗い。 食器洗いスポンジは、家事の必須アイテムです。 スポンジを買うとき、あなたは何を基準に選んでいるでしょうか。 安さ?ものすごい汚れ落ち?それともデザイン? 今回は、食器洗いスポンジをプラスチックフリーにする方法を紹介します。 プラスチックな食器洗いスポンジ食器洗いスポンジのほとんどはプラスチックで作られています。 やわらかい部分はポリウレタンやメラミン樹脂などのフォーム、そして繊維の部分は合成繊維、つまり「繊維状のプラスチック」です。 使っている間に摩擦でちぎれた繊維や微細化したフォームが水と一緒に下水へ。その一部は処理場を抜け出して最後は海に流れ出ます。 下水処理場でどんなに徹底した処理をしても、こんなに小さくて細い繊維・粒子まで完璧に100%取り除くことはできません。 毎日何気なく使っているスポンジも、海のプラスチック汚染と深く関わっているんです。 よくある食器洗いスポ
Wakamori(海洋学者・博士)とYoko Koga(プラなし生活実践中の主婦)が、毎日のプラスチックを減らす工夫をお届け!プラスチックフリーなアイテムやヒントを日々探し回っています。 プロフィールはこちら
フリースなど合成繊維の衣類を洗濯するとマイクロプラスチックが大量に発生することが明らかとなり大きな問題となっています. 今回は,この衣類から発生するマイクロプラスチックに焦点を当ててみましょう. 化学合成繊維布地の製造にはいろいろな繊維が使われており,たとえばコットンやウールのような天然繊維から,ポリエステルやナイロン,アクリルのような化学合成繊維,そして綿とポリエステルの混合のような天然−合成繊維の混合タイプがあります(Napper & Thompson 2016). 合成繊維は,ファイバー状(繊維状)のプラスチックです. このプラスチックの繊維は,従来の天然素材の欠点を補う形で,過去50年以上にわたり衣服からカーペット,毛布,カーテンなど幅広い種類の布地に使用されてきました. 現在の衣類業界は,布地の生産のかなりの割合を合成繊維に頼っており,実のところ合成繊維の世界生産は天然繊維の生産
「生分解性プラスチック」という言葉を聞いたことがあると思います。 捨てられても自然に分解される地球にやさしいエコなプラスチックとちまたに言われ、ここ数十年にその開発と製品化が活発に進められています(Ojeda 2013)。 生分解性プラスチックは、捨ててもいつかは消えてなくなると思われていました。ところが、「生分解性」プラスチックは必ずしも海の中で分解するとは限らないのです。 海中では分解しない生分解性プラスチック?生分解性プラスチックならなんでも、海に漏れ出ても速やかに分解されると思っていたらそれは大間違いです。 現在市場に出回っている生分解性プラスチックの大半はポリ乳酸(PLA)ですが、これは生分解に50度以上の温度を必要とするため海洋環境中では分解されません。 海中で50度以上の環境は深海の熱水噴出孔付近くらいでしょう。「生分解性」と書いてあっても、それはコンポストという特殊な条件で
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