少子化の影響で人口減少が進む日本では、統廃合によって毎年全国で400校を超える学校が廃校となっていますが、利用されなくなった校舎は維持管理のコストがかかり、解体には多額の費用が必要となります。また地元の人々にとっては思い出の残る建物。今回は千葉県最南端にあたる南房総市白浜町にて、旧長尾小学校の校舎がオフィスやゲストルームに、校庭が小屋付き農園スペースに生まれ変わる新型コミュニティセンター「シラハマ校舎」をご紹介します。 「シラハマアパートメント」と「シラハマ校舎」 シラハマ校舎を運営する合同会社ウッドの代表多田朋和さんは、7年前に白浜に移住し、ホテルの社員寮として使われていた空き施設をリノベーションして1階がカフェ、2階がゲストルーム、3階がシェアハウス、4階が多目的スペースとなる「シラハマアパートメント」を立ち上げた起業家。まずは、今年9月にゲストルームのみOPENした「シラハマ校舎」の