※話者:南直哉(みなみじきさい/恐山菩提寺院代)、金光寿郎(ききて) ※放送日:2008年12月7日 ※放送内容についての南氏ご本人のコメント:メディアの言葉 - 恐山あれこれ日記 ※《 》内は南氏の著書または道元『正法眼蔵』からの引用分。[ ]内は、文意を明瞭にするために当ブログの管理人が補足した部分です。 (2 of 3からの続き) 金光:それであの、日本人の生き方として「もっと自己を独立自存させて、主体性を持って……」という発言があるわけですが、[南さんが]主体性についてお書きになったものがあったのでそれをちょっとご紹介させて頂くとですね…… 《自分の存在に縁起を自覚しつつ、その縁起から生成されてくる様々な事態を因果関係のなかで「自分」に編成していくこと。私はそのような存在の様式を主体性と呼び、この編成運動こそを、道元禅師の言う意味での「自己」と呼びたい。》(南直哉 著作より) やっ