サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
lynyrdburitto.hatenablog.com
先日のキネ旬シアターは『悪は存在しない』でした。 監督・脚本:濱口竜介 出演:大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁 製作:2024年 日本 『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督がメガフォンを撮り、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員賞)を受賞した作品です。濱口竜介監督はこれで世界三大映画祭のすべてで受賞し、日本では黒澤明以来二人目の日本人監督になったそうです。 長野県水挽町(架空の町)は東京からも近く、最近移住者も増えています。この町で代々暮らしている巧とその娘・花や集落の人たちは自然に恵まれた豊かな暮らしを守ってきました。 ある日、巧の家の近くにグランピング場を建設する話が持ち上がります。それはコロナ禍の煽りを食った芸能事務所が政府の補助金を使って計画したものでした。しかし、その計画はずさんなもので、町の自然水を汚す浄化槽の建設が進められることになるのです。 町の人たちは説明会を聞
今日の「聴き比べ」は『京都の恋』です。 この曲は1970年の曲で、元々1970年開催の大阪万国博覧会を記念して製作されたベンチャーズのインストナンバーでした。タイトルは『KYOTO DOLL』です。 東芝音楽工業はこの曲を当時ハワイアン歌手だった渚ゆう子に提供しました。作詞は林春生でした。この曲が大ヒットし、渚ゆう子はこの後も同じベンチャーズの作品『京都慕情』の大ヒットもあって一躍スターの仲間入りをしました。 ベンチャーズが作る作品は何故か日本人の感性に合うというか、すんなりと入り込めるのです。もっとも、エレキブームに影響された世代だからでしょうか。 この後も『雨の御堂筋』など、ベンチャーズ作曲の流行歌は続きました。 京都の恋 作詞:林春生 作曲:B.ボーグル、N.エドワーズ、M.テイラー、D.ウィルソン 歌:渚ゆう子 風の噂を信じて 今日からは あなたと別れ 傷ついて 旅に出かけて 来た
今日の「聴き比べ」はサザンオールスターズの『夏をあきらめて』です。 1982年の5作目のアルバム『NUDE MAN』に収められた曲です。 このアルバムには私の大好きなあの「匂艶 THE NIGHT CLUB」も収録されていました。 「夏をあきらめて」は研ナオコがカバーして有名になりました。 夏をあきらめて 作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 波音が響けば雨雲が近づく 二人で思いきり遊ぶはずの On the Beach きっと誰かが恋に破れ 噂のタネに邪魔する 君の身体も濡れたまま 乾く間もなくて 胸元が揺れたらしずくが砂に舞い 言葉も無いままにあきらめの夏 Darlin' Can't You See? I'll Try To Make It Shine Darlin' Be With Me! Let's Get To Be So Fine 潮風が騒げばやがて雨の合図 悔しげな彼女とかけこむ P
今日の「聴き比べ」は村下孝蔵の『踊り子』です。 村下孝蔵と言えば『初恋』の大ヒットで知られるシンガーソングライターですが、その生涯は短いものでした。1999年、僅か46歳の若さでこの世を去りました。 村下は熊本県は水俣市の映画観などを経営する両親の間に生まれました。小学校の頃からザ・ベンチャーズや加山雄三に憧れ、エレキギターを習得しました。 高校卒業後は広島に移り住み、エレキからフォーク・ギターに持ち替え楽曲の作り始め、自主製作盤を作るほどにのめり込みました。 1979年にはCBSソニーのオーディションに応募し、グランプリを獲得、プロの道が開けました。ただ、時代は既にフォークからシティ・ポップの時代に変わっていました。村下の楽曲は日本的なメロディーを持ったものが多く、また容姿も地味だったため、時代にそぐわないのではないのかとの懸念もありました。 ところが1983年にリリースした『初恋』がオ
今日の「聴き比べ」はシグナルが歌った『20歳のめぐり逢い』です。 1975年の中ヒットです。 シグナルは関西出身の田村功夫、住出勝則、浅見昭男の3人で結成されたグループでした。 この曲は有線放送で火が付きロングヒットとなった彼らのデビュー曲でした。 作詞作曲は田村功夫です。このグループは結構な数のアルバムもリリースしています。知る人ぞ知るグループでした。1983年に解散しました。 この曲の詞がよかったのか、根強い人気があります。ジンと来る詞です。「手首の傷」がドキッとします。ラジオから流れてくるのを聴いていたあの頃が懐かしいですね。 20歳のめぐり逢い 作詞:田村イサ夫 作曲:田村イサ夫 風に震えるオレンジ色の 枯葉の舞いちる停車場で 君と出逢った九月の午後 男と女のめぐり逢い 君の話す身の上話しが いつか涙でとぎれてしまう 命を賭けた恋に破れて 心は傷ついて 人を信じる事ができない そん
今日の「聴き比べ」は大塚博堂の『ダスティン・ホフマンにはなれなかったよ』です。 弱冠37歳でこの世を去った大塚博堂氏のデビュー曲でした。発売は1976年でした。 はじめ、タイトルを聞いた時にどういうことだろう?と不思議に思ったのですが、詞を読んでなるほどと思いました。 ダスティン・ホフマン主演の2本の映画『ジョンとメリー』『卒業』が登場します。2本ともアメリカン・ニューシネマの作品で、ダスティン・ホフマンは人気絶頂でした。 『卒業』のラストのようにはいかなかった、せつない後悔を歌った曲です。 この歌詞は本人が作詞したものかと思っていたら、作詞家の藤公之介の詞だったのです。曲は本人です。 私自身も似たような心境になった曲でした。 ダスティン・ホフマンになれなかったよ 作詞:藤公之介 作曲:大塚博堂 テレビの名画劇場で 「ジョンとメリー」を見たよ ダスティン・ホフマンが主演の 行きずりの恋のお
先日のキネ旬シアターは『梅切らぬバカ』でした。 梅切らぬバカ』でした。 監督:和島香太郎 出演:加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子 製作:2021年 日本 自閉症の息子とその母親を描いたヒューマン・ドラマです。 タイトルの「梅切らぬバカ」とはことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」からきています。意味は「樹木にはそれぞれ特徴や性格があり、それらに合わせて世話をしないとうまく育たない」という戒めから転じて「人間の教育においても自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と手をかけて育ててあげることが必要な場合がある」(ウィキベテアより)だそうです。 占い師をしている山田珠子は自閉症の息子・忠男(チューさん)と暮らしています。 チューさんは50歳。珠子は自分が死んだ後のことを考え、チューさんをグループホームに入居させることを考え始めます。 そんな時、隣に新しい家族が引っ越してきます。父親と
今日の「聴き比べ」は1970年に日本公開されたイタリア映画『ガラスの部屋』の主題歌です。 監督はセルジオ・カポーニャ。主演のレイモンド・ラブロックはこの映画が初主演で、若い女性ファンが急増しました。すごく話題になったのを記憶しています。映画の内容はほとんど憶えていません。若い男2人と女1人の三角関係だったと記憶しています。 映画の内容より、この主題歌が記憶に残っています。結構ヒットしたのではないかと思います。歌ったのはペピーノ・ガリアルディです。イタリアの歌手です。 後にお笑いの「ひろし」のテーマソングになりました。 ガラスの部屋 作詞:Gaetano Amendola・Roberto Murolo 作曲:Gaetano Amendola・Roberto Murolo Che vuole questa musica, stasera, che mi riporta un poco del
今日の「聴き比べ」はチューリップの『青春の影』です。 チューリップの中でも3本の指に入るくらいに好きな曲です。1974年のシングルです。チューリップが売れ出した頃は、世の中もだいぶ落ち着いた状態になって、フォーク・ソングの歌詞の内容も社会よりは個人の内面や若い男女の恋愛に向けられるようになってきました。チューリップの曲はそんな時代にピッタリマッチしていたのでしょう。 青春の影 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 君の心へ続く永い一本道は いつも僕を勇気づけた とてもとてもけわしく細い道だったけど 今君を迎えにゆこう 自分の大きな夢を追うことが 今迄の僕の仕事だったけど 君を幸せにするそれこそが これからの僕の生きるしるし 愛を知ったために涙がはこばれて 君のひとみをこぼれたとき 恋のよろこびは愛のきびしさへの かけはしにすぎないと ただ風の中にたたずんで 君はやがてみつけていった ただ風に涙を
今日の「聴き比べ」はフォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』です。 この曲は1968年にフォーク・クルセダーズの2枚目のシングルとして発売されました。当初は2枚目のシングルとして「イムジン河」が予定されていましたが、この曲が発売自粛となったため急遽、加藤和彦がレコード会社の社長室に缶詰状態にされて2~30分で作曲し、その足でサトウハチローの自宅へ行って作詞をお願いし出来上がった曲だということです。 そんなあわただしく作られた曲にしては本当によくできた曲です。当時の若者の心境を見事に表現しています。 悲しくてやりきれない 作詞:サトウハチロー 作曲:加藤和彦 胸にしみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない モヤモヤを だれかに告げようか 白い雲は 流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる 悲しくて 悲しくて とてもや
昨夜、ジェリー藤尾さんの訃報が飛び込んできました。81歳でした。先日、このブログの『聴き比べ』で「遠くへ行きたい」を書いたばかりだったので驚きました。 ジェリー藤尾さんといえば私の子供の頃の印象は強面のおじさんというイメージでしたが、当時人気歌手だった渡辺トモコさんと結婚したというので驚いた記憶があります。 映画では黒澤明監督の『用心棒』が有名ですが、私は石原裕次郎と共演した『銀座の恋の物語』が思い出されます。そして、歌は『遠くへ行きたい』でしょう。 波乱万丈の人生でした。ハーフであることでの差別からかヤクザまがいのところまで身を落としましたが音楽によって見事に立ち直りました。喧嘩は強かったようです。 心よりご冥福をお祈りします。合掌。 lynyrdburitto.hatenablog.com さて、今日の「聴き比べ」は『22才の別れ』です。 1975年、伊勢正三がかぐや姫解散後に結成した
今日の「聴き比べ」は吉田拓郎の『夏休み』です。 この曲は吉田拓郎さんの1972年のアルバム『元気です』に収録された曲です。拓郎さん絶頂期の頃です。ラジオの深夜放送のディスク・ジョッキーまでやってました。毎週聞いていました。おかげで寝不足でした。 一説には、広島原爆に対するメッセージソングだという説も流れましたが、本人は頑として否定しました。単なる郷愁だと。 夏休み 作詞:吉田拓郎 作曲:吉田拓郎 麦わら帽子は もう消えた たんぼの蛙は もう消えた それでも待ってる 夏休み 姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待ってる 夏休み 絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み 畑のとんぼは どこ行った あの時逃がして あげたのに ひとりで待ってた 夏休み 西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声 夏休み 吉田拓郎 こ
今日の「この人の、この1枚」はジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の『Stages』です。 「CD時代の未発表音源シリーズ」、今日はジミヘンですが、この人ほど死後に数多くのレコードやCDがリリースされたアーティストも珍しいでしょう。それほど彼の死はロック界に大きな衝撃を与えたのでしょう。 lynyrdburitto.hatenablog.com ジミヘンの未発表ライヴやスタジオ録音のアウトテイクなどはいろいろな形で発売されています。同じようなCDもいっぱいあります。注意しないとタイトルは違っているのに中身が同じなどということもあります。 そんな中で4枚組のボックスセット『Stages』を紹介します。4つのライヴ音源をセットにしたものです。音質は劣りますが各年代のライヴをまとめて聴けるというのが利点です。リリースは1991年でした。 Disc 1 Stockholm '67 1
今日の「聴き比べ」は早川義夫さんの『NHKに捧げる歌』です。 この曲は早川義夫さんがジャックスを解散して、最初にリリースしたアルバム『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』に収録された曲です。このアルバムにはあの『サルビアの花』も収録されました。 このアルバムの後、岡林信康先生の『見るまえに跳べ』や加川良などのプロデュースをした後、音楽界からは姿を消し、1972年には『早川書店』を開業。『ぼくは本屋のおやじさん』を出版。そして1994年にアルバム『この世で一番キレイなもの』でようやく音楽界にカムバックしました。 この曲もさすがに今聴くと時代の経過を感じさせますが、当時の時代背景が浮かんできます。こうした社会風刺歌がたくさんあった時代です。 lynyrdburitto.hatenablog.com かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう (特典なし) アーティスト:早川義夫 ソニー・ミ
今日の「聴き比べ」はジョン・レノン(John Lennon)の『ジェラス・ガイ(Jealous Guy)』です。 ジョン・レノンが1971年に発表したアルバム『イマジン(Imagine)』に収録された曲です。 この曲はビートルズ時代に作られた曲で、タイトルも『Child Of Nature』というものでした。当時の録音は『Let It Be...Nacked』のボーナスCDに収録されています。アレンジも歌詞も違います。 ビートルズ解散後、歌詞を変え、アレンジをフィル・スペクターに依頼して出来上がったのが『ジェラス・ガイ(Jealous Guy)』です。ジョンが亡くなった後、日本で独自にシングル発売しました。 Jealous Guy By John Lennon I was dreaming of the past And my heart was beating fast I began
昨日のキネ旬シアターは『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』でした。 監督:セドリック・カーン 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベルコ、セドリック・カーン 製作:2019年 フランス 2021年日本公開 カトリーヌ・ドヌーヴ主演の家族をテーマにしたドラマです。セドリック・カーンが監督で出演もしています。 唯々、カトリーヌ・ドヌーヴを拝むために足を運んだのですが・・・。 前作の是枝裕和監督の『真実』に続いての出演作品です。 lynyrdburitto.hatenablog.com 今回の映画は、カトリーヌ・ドヌーヴ演じるアンドレアの70歳の誕生日を祝うために家族が集まり、そこで繰り広げられる人間模様を描いた映画になっています。 この映画、タイトルとポスターにすっかり騙されました。というのは、タイトルとポスターから受ける印象は紆余曲折があっても家族はしっかり結ばれる、というようなハ
今日の「聴き比べ」はまたまたボブ・ディラン(Bob Dylan)です。今回は『我が道を行く(Most Likely You Go Your Way (And I’ll Go Mine) )』です。 この曲は1966年の7枚目のアルバム『Blonde on Blonde』に収録されました。このアルバムはいわゆるディランのロック・アルバム3部作の最後を飾る2枚組アルバムでした。バックにはザ・バンド(当時はホークス)のメンバーも参加しました。後にシングルカットされヒットします。 1974年のライヴアルバム『偉大なる復活(Before The Flood)』のオープニング・ナンバーでした。 Most Likely You Go Your Way (And I’ll Go Mine) By Bob Dylan You say you love me And you’re thinkin' of me
今日の「聴き比べ」は『蒲田行進曲』です。 私などは『蒲田行進曲』と言えば、1982年のあの名作映画とその同名曲を思い浮かべますが、調べてみるとこの曲は1929年(昭和4年)の松竹映画『親父とその子』の主題歌であることがわかりました。監督は五所平之助です。 その時は川崎豊と曽我直子のデュエットでした。原曲はチェコの作曲家ルドルフ・フリムルのオペレッタ『放浪の王者』の中の「放浪者の歌」で、その旋律に堀内敬三という作詞・作曲家が詩を付けたものです(Wikipediaより)。 蒲田行進曲 作詞:Brian Hooker 作曲:Rudolf Friml 訳詞:堀内敬三 虹の都光の港 キネマの天地 花の姿春の匂い あふるるところ カメラの眼に映る かりそめの恋にさえ 青春もゆる 生命(いのち)はおどる キネマの天地 胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界 セットの花と輝くスター ほほえむところ 瞳の奥深
昨日のキネ旬シアターは『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』でした。 監督:豊島圭介 主演:三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎 製作:2020年 日本 1969年5月13日、東京大学駒場キャンパス900番教室で行われた三島由紀夫と東大全共闘(全学共闘会議)の討論会のドキュメント映画です。この討論会の模様は当時書籍で出版されたと記憶しています。東大の参加者は1000人を数えました。三島由紀夫はたった一人で彼らに対峙しました。三島は余裕綽々で1000人を相手に、しかも楽しそうに討論会を終えるのでした。当時の全共闘の学生や盾の会のメンバーがインタビューで出演しています。 1969年はというと、高校生になったばかりの我々にも学生運動の波が押し寄せてきていました。その頃は高校生とはいえ、社会の変化に対しては敏感で、未成年ながら酒を飲みながら社会や映画芸術について徹夜で論じ合ったことなど度
今日の聴き比べは2曲です。ビートルズ(The Beatles)とアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)による『レット・イット・ビー(Let It Be)』と『エリナ・リグビー(Eleanor Rigby)』です。 実は先日もお伝えした「生前整理」の一環でレコード棚を整理していると、いろいろなレコードが見つかるのですが、その中にアレサ・フランクリンのレコードが何枚か出てきました。それらを眺めていると、彼女が多くのカバー曲を歌っていたのが思い出されました。 このブログの「聴き比べ」シリーズでも書いた『明日にかける橋』や『ダーク・エンド・オブ・ストリート』などもカバーしていたのですが、記事を書いた時には思い出せず残念なことをしてしまったと後悔しています。 そんな彼女のアルバムの中の1枚に『ジス・ガール(This Girl's in Love With You)』という1970年リ
今日の聴き比べは『ラストダンスは私に(Save the Last Dance for Me)』です。 この曲は1960年のザ・ドリフターズ(The Drifters)の大ヒット曲です。 ドリフターズはアメリカの黒人コーラス・グループです。「スタンド・バイ・ミー」の大ヒットでも知られるベン・E・キングが在籍していたことでも有名です。ベンはこのヒットの後すぐに退団しました。 Save the Last Dance for Me by Doc Pomus & Mort Shuman You can dance Every dance with the guy Who gave you the eye Let him hold you tight You can smile Every smile for the man Who held your hand 'Neath the pale mo
今日の聴き比べは『プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mr. Postman)』です。 1961年のマーヴェレッツ(The Marvelettes)のデビュー曲にしてビルボード1位になった大ヒット曲です。 マーヴェレッツは黒人女性4人組のコーラス・グループです。所属はモータウン・レコードです。 モータウンと言えばスモーキー・ロビンソン&ミラクルズやシュープリームス、ジャクソン5、テンプテーションズ、スティーヴィー・ワンダーなど数多くのソウル、R&B系のアーティストを輩出したレーベルです。その大レーベルの中でも最初にビルボード1位を獲得した曲がこの曲です。それまではスモーキー・ロビンソン&ミラクルズの2位が最高でした。R&B部門での1位はありましたが全米チャート1位は初めてでした。この後はモータウンからヒット曲が続出します。 Please Mr. Postman by Brian
今日の「聴き比べ」は井上陽水の『心もよう』です。 この曲を初めて聴いたのは、学生時代に聴いていた深夜放送だったと思います。 かなりの衝撃でした。それまでにも陽水の曲では『傘がない』など印象に残る曲が合ったのですが、この曲はその中でも極め付きでした。 発表されたのが1973年です。アルバムは3枚目の『氷の世界』でした。 1973年というと、既にプロテスト・ソングの時代は去り、ニュー・フォークと呼ばれる吉田拓郎や泉谷しげる、かぐや姫などいわゆるフォーライフ・レコードの全盛期でした。その中に井上陽水も入っていたのですが、拓郎や泉谷、かぐや姫などはまだまだフォークっぽさを感じさせていましたが、陽水の曲はどこか洗練されていて、彼らとは違った趣がありました。これがいわゆるJポップの始まりではないかと勝手の解釈しています。 そしてこの曲は特に詩がよくて、自分の学生時代の実体験をダブらせながらしみじみと聴
今日の「聴き比べ」は『コーヒーをもう一杯(One More Cup of Coffee)』です。 この曲は1976年のボブ・ディラン(Bob Dylan)のアルバム『欲望(Desire)』に収録された曲です。 このアルバムはシングルの「ハリケーン(Hurricane)」のヒットと共にボブ・ディランのアルバムでもトップクラスのヒットアルバムになりました。「ハリケーン」は冤罪で投獄されたボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターの無実を訴えた歌でした。 このアルバムにはエミルー・ハリス(Emmylou Harris)が参加していますが、彼女の知名度も一気に上がりました。それとスカーレット・リヴェラ(Scarlet Rivera)のバイオリンが何とも言えぬ哀愁感を漂わせています。エキゾチックなメロディが何とも言えません。 One More Cup of Coffee by Bob Dylan Yo
先日、伯父が亡くなりました。享年100歳、満99歳。あと半年で満100歳でしたが、眠るように亡くなり大往生でした。伯父は医師で85歳まで公立病院の院長を務めました。多彩な趣味を持ち、クラシック音楽や文学などにも深い造詣を持っていました。よく一緒に麻雀などもやって、かわいがってもらいました。 昨年12月には伯母が亡くなったばかり、さらにその前の年にも伯母が亡くなっており、ここのところ葬儀や法要が続いています。こうしてお見送りが続くと、今度は我々子供世代の番だな、などと思ってしまいます。私などは従兄・姉妹の中では若い方なので、順番としては見送る方なのですが、こればっかりは人生何があるかわかりません。 その伯父の葬儀の際に棺の中に副葬品として5歳の曾孫からの手紙とタイトルはわかりませんでしたが『バッハ』のCDが入れてありました。 と、いうことで葬儀が終わって暫くしてから、私自身の棺には何を入れよ
今日、「はてなブログ」からメールが届きました。「ブログ開設して3年が経ちました」と。 2017年4月1日に始めたブログも今日でちょうど丸3年になりました。記事数も今日のこの記事で1132を数えました。1日1記事以上のペースで続けてきました。お陰様でアクセス数もコンスタントに1000超/日をキープしています。ブログを始めた当初には想像だにできなかった数字です。音楽や映画の記事は人気が無いという定評ですがなんとかここまできました。 ここまで続けられたのもこの拙いブログを読んで下さった方々や読者登録をなさって下さった方々、ブックマーク、スター、コメントを下さった方々のお陰と心より感謝しております。ありがとうございました。 これまでにも節目節目で書いてきましたが、ここまで続くとは当の本人も想像だにしておりませんでした。長女の一言「ブログでもやってもたら」で始まった投稿が何と3年も続いたのです。しか
今日の「聴き比べ」は『白い傘』です。 この曲は高石友也先生のアルバム『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム第1集』に収められた曲でした。 男の哀愁が漂った、まるでヤクザ映画を観ているようです。 白い傘 作詞・作曲 不詳 補作詩:青山 喬 銀の雨降る この街に 今夜さいごの雨がふる 駅に来るなと 叱ったに 白いあの娘の 傘が来る 泣きながら こんなおいらに 惚れたって よせよ苦労が 目に見える 濡れた女の 泣き顔が きめた心に風が吹く 風が吹く 抱いてみたって なんになる ほそい肩だが 心にのこる 未練承知の 恋なんて 野暮さ するだけ 野暮なのさ 別れ雨 高石友也 白い傘 この曲を、高石先生を師と仰ぐ岡林信康先生もカバーしました。アルバム『大いなる遺産』に収録されました。 岡林信康 白い傘 二人のこのアルバムには、もう1曲共通の歌が収録されています。『生きのこり』という歌です。
今日の「聴き比べ」は『ボール・アンド・チェイン(Ball 'N' Cain)』です。 この曲の元歌はアメリカのブルースシンガー、ビッグ・ママ・ソートン(Big Mama Thornton)が1968年にアーフリー・レコードに吹き込んだものです。シングル盤で発売され、後にいくつかのコンピレーション・アルバムに収録されました。いくつかのバージョンがあり、シングルは2分強の長さです。その他にも何種類かの録音を残しています。 Ball 'N' Cain by Willie Mae "Big Mama" Thornton S-sitting down by my window Oh, looking at the rain S-sitting down by my window now now All around I felt it All I could see was the rain Som
ブラック・キーズ(The Black Keys)、5年ぶりの新作『Let's Rock』を入手しました。新作といっても昨年ですから大分時間が経ってしまいました。もっと早く載せるはずでしたが失念していました。 ブラック・キーズについてはこれまでにも何回か紹介しています。結構お気に入りのバドです。 lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.hatenablog.com 今回のアルバムが通算9枚目ということになります。 01.Shine A Little Light 02.Eagle Birds 03.Lo/Hi 04.Walk Across The Water 05.Tell Me Lies 06.Every Little Thing 07.Get Yourself Together 08,S
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Flying Skynyrdのブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く