ブログを更新するのは2年半ぶりになります。しばらくの間、過去と未来を行き来しながら、これまでの世界、これからの世界を考えてみたいと思います。 これからの世界を考えるにあたり、米国国家情報会議発行の「2030年世界はこう変わる」を題材にしたいと思います。同書の位置づけについて、序章で立花隆氏が以下のようにまとめています。 これは一般大衆向けの読み物ではない。政府の政策文章でもない。アメリカの国家戦略の解説書でもない。アメリカの国家戦略を策定する者、ならびに、アメリカの国家戦略に関心を持つ者が基本的に頭においておくべき、近未来(15〜20年後)の世界のトレンドが書かれている。 まえがきでは、世界が変化するスピードが加速化していることを挙げ、以下の四点を述べています。 2030年前に中国やインドを含むアジアが世界をリードする 2030年まえに世界中の多くの国では中間所得層が主流になる 世界の人口