最近出たばかりの発達障害関連の本を読みました。 おとなの発達障害 診断・治療・支援の最前線 (光文社新書) 作者:小野和哉,林寧哲,柏淳,本田秀夫,松岡孝裕,横井英樹,鈴木慶太,高山恵子 発売日: 2020/08/18 メディア: 新書 私は特にこの手の情報を欲しているわけではないのですが、 なぜ読むことにしたかというと、私の診断医が執筆していたからです。 私が診断を受けた約15年前と何が変わったのか興味があったから。 その他にも医師や支援者などが執筆していて、 これが日本の精神医学界での最新の知見ということになるのでしょうか。 確かに、過剰診断や鑑別の難しさなどの問題に真摯に取り組んでいる 様子はうかがえました。 ADHDのデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)障害仮説などは興味深いです。 DMNは安静時に活性化し、課題に取り組んでいるときに不活化するのですが、 ADHDでは脳の成熟