未来の田んぼでは数多くのロボットが動いて、雑草を引き、作物の管理をして、人間を助けてくれているはずです。これはもう夢物語や、「できればいいね」というレベルの話ではなく、そうならなければ大変なことになる、現実問題でもあります。 しかし農業、特に人間でも動きにくい田んぼでの作業をロボットで代替するのはまだまだハードルの高い領域です。 そうした難易度のたかい分野で、これまで存在した合鴨農法の代わりとなりうるロボットの開発に日産のエンジニアが取り組んでいるという話題について取材しました。 (本記事は日産自動車よりご招待いただき取材しています) 田んぼをくまなく移動するアイガモロボ 今回公開されたのは、WiFiとGPSを使って田んぼのなかを自動運転でくまなく動く機能をもった「アイガモロボ」です。 合鴨農法にはさまざまなメリットがありますが、その一つに合鴨たちが田んぼの中を動き回ることで泥がかき混ぜら