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ドラクエ3
misa303.hatenablog.com
命を懸けて 産んでくれた母に 苦しいと言えなかった 真実を隠し 笑い続けた日々を繰り返した まるで壊れた人形のように 心からの声じゃない 「産んでくれてありがとう」 何度も伝えたその言葉の後ろで 「どうして産んだの、、」 その声を押し込めた 彼女は気づいた 例えいま 偽りの笑顔で 両親を安心させられるのだとしても 両親の望むような 娘を演じるのだとしても 母は空に帰った後に 娘の真実を知るだろう そして その真実を知った時 母は悲しむだろう だから 今 母を悲しませるのだとしても 母の手を振り切って 両親の手を振り切って 自分の幸せを作って行きたかった 「私は 私のために笑わなきゃ、、」 両親の言葉は 自分の幸せを心から願っているからこその 全てなのだとわかっていた でも この世界で 彼女が心から笑うためには 両親が望む 常識が引く レールの上じゃダメだった 彼女は両親の描く幸せの形の中で
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