最寄り駅から家まで歩く道は、登りから下りになっている。登りの一番高いところには、その高さのまままっすぐの道が横に通っている。その道を渡るとまた下りになる。なぜその道の場所だけ高台なのだろうとずっと思っていた。地名的に谷がつくし、谷があったからそういう地形なのかなと一人で勝手に結論づけていた。しかし、「東京時層地図」という最強のアプリを使って100年前の地図を見てみると、その道の場所は「新上水」と書かれ水が流れているようだった。青い点が現在地であり、昔の地図上では水の上に立っていることになる。 新上水とは?と調べてみると、なんとその道は今の言い方では「玉川上水新水路跡」ということになっていた。もっと調べてみると、ここが高台になっている理由は、水を流すために人工的な土手が作られていたからだったのだ。ちなみにこの道が現在の玉川上水新水路だ。 たしかにずっと真っ直ぐの道なので水が流れていたと言われ