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ノーベル賞
mobanama.hatenablog.com
比較的最近になって知って、なかなか言い得て妙だと思った言葉に、第二次大戦期の英国首相であるSir Winston Churchillが言ったという 若くして共産主義に傾倒しない者は情熱が足りない。 年を取って共産主義に傾倒しているものは知能が足りない。 という趣旨のものがある。 実際の用例をwebからいくつか拾ってみると 「二十歳までに共産主義にかぶれない者は情熱が足りないが、二十歳を過ぎて共産主義にかぶれている者は知能が足りない。 by ウィンストン・チャーチル」 『20歳までに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。20歳を過ぎて左翼に傾倒している者は知能が足りない』 といった風に、表現の揺らぎがある。翻訳だからしょうがないが、引用するからには原文で意味を確認しておかねば、とその原文のソースを探してみた。 すると、いくつかのバージョンがあるらしいと、以下のようなものが2chで紹介されている
毎度のことではあるものの、AFPBBの記事がひどすぎる。 今回の「これはひどい」は、「CTスキャンの被爆量、想定より多かった 数十年後にがん発症リスク」という2009年12月18日 18:35付の記事。 まずそもそもタイトルがひどい。被爆ってなんだよ。CTは爆弾か?AFPBBは漢字の意味も分からないバカが記事を書いているのだろうか。さらにAFPBBでは校正という概念を知らないのだろうか。んでもって何日もその程度の誤字を放置するっていったい何を考えてるんだろうか? ことほどさようにこの記事はひどい。簡単に何がひどいか概略を述べれば、元の論文が明らかにしたのはタイトルの前半、被曝量がこれまで一般的に言われているより多いことと、CTの頻度が上がって集団として非常に多くなってきたことのみ。数十年後にがんがあがることを明らかにした論文でもなんでもない。 がんリスクの推定には現行のリスクモデルを当ては
7月28日に「岡山大の中村栄三教授(地球宇宙化学)」の成果として、「石綿吸引で肺にラジウム蓄積、中皮腫の原因に」(見出しおよびリンクは読売新聞)という報道があった。この記事にある「アスベスト(石綿)の吸引や喫煙などにより、強い放射線を出すラジウムが濃縮され、肺に蓄積する」という文言等を、どうやら「喫煙やアスベストは無関係で、肺に鉄分が溜まるのを真因として発がんリスクが上がる」と解釈する人々がいるらしい。 この中村教授の成果は、「Accumulation of radium in ferruginous protein bodies formed in lung tissue: association of resulting radiation hotspots with malignant mesothelioma and other malignancies 」という論文にまとめられた
ヒロさん日記『かんじに「こだわる」のはホドホドにしませんか?』にて、 現代日本における「識字」のイデオロギーと漢字不可欠論の要旨*1が紹介されていた。 参考までに一部を引用する。 おおくの「にほんじん」は、「にほんごは かんじ ぬきでは かけない」と おもいこんでいる。だから、このような かんじを つかわない ぶんしょうを バカに する ひとが おおい。 また、かんじを まぜた ほうが はやく よめる という かんがえにも かがくてき・こんきょが ない。それは、なれから くる ものに すぎない。 こういった げんじつを ふまえて、これからは、かんじを なるべく つかわない ように こころがけ なくては ならない。そして、かんじが にがてな ひとには、「かんじを つかわない じゆう」を みとめる べきだ。もし、かんじを つかわない ぶんしょうは「よむきが おきない」といって、かながきの ぶん
『So-net blog:ペガサス・ブログ版:六カ所事業所からの放射能による集団線量(グリーンピース報告書)』経由 『低気温のエクスタシーbyはなゆー:グリンピースは「六ヶ所再処理工場」のために15,000人が癌死と推計』経由 『グリーンピース:六ヶ所再処理工場:放射性各種の推定放出量と集団線量(pdf)』 久々に「これはひどい」文書。 放射性核種の放出を批判することはわかる。しかしそのためにいい加減な計算でセンセーショナルに煽るというのは一種のテロであり、誤った行為であると考える。 具体的に説明しよう。今回の記事の煽りポイントは、低気温のエクスタシーのタイトルにもある、がん死が15000人というところである。同サイトから引用すれば 報告書は、同工場が操業予定期間中(40年間)に日常的に放出する放射能によって、たとえ深刻な事故が起きなくとも、世界全体で1万5000人が癌で死亡すると計算され
「なぜ人は共産主義に騙され続けるのか」と題された大紀元時報日本というサイトのコラムを見た。冒頭数行で内容には関心を失ったから特にリンクも貼らないが、そこで書かれていた、 正直で頭のいい人は左派にはなれないというレイモン・アロンの言葉を知った という一文が気になった。この原文はいったいどういう表記なのだろう。 まず英語のWikipediaやWikiquoteを探してみた。見つからない。Googleで "raymond aron quotes" で検索して、いくつかの彼の「名言」を眺めてみた。見つからない。 Googleで日本語の記述を遡るうちに、どうやら上記引用表現は、2007年3月18日付け朝鮮日報の姜天錫(カン・チョンソク)論説委員のコラム*1によって人口に膾炙したらしいことがわかった。 今のところこれ以上遡れないので、後は識者の指摘に任せる。 ただ、アロン氏のいくつかの発言を読んでいる
『【2ch】ニュー速クオリティ:おすすめの海外ドラマ』のタイトルをみて思いついた作品リスト。 奥様は魔女⇒[http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AF%E9%AD%94%E5%A5%B3_%28%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%29:title=Bewitched]:『1964年から1972年までアメリカのABC放送で全254話が放送』日本では1966年からとのこと。映画版のおかげか、DVDボックスがたくさん出ててうれしい。さすがに飽きたのと高いのとで4までしか買っていないが。スピンオフの「タバサ」までDVDが出ていて、つい買っちゃったが、さすがにこれは失敗だった。 刑事コロンボ⇒[http //ja.wikipedia.org
原子炉の廃炉に伴う廃棄物の『クリアランス』に関して、『国民は知らぬ間に「被曝」し、放射能汚染にさらされるリスクに直面している』*1と根拠無く恐怖心を煽る記事である。ちなみにオンラインでも全文が読める。 何ゆえに「煽る」と断じているのか、が、本エントリのテーマである。 まずクリアランスとは何かを原子力安全・保安院から引用: 「クリアランス制度」とは、原子力発電所の解体などで発生する資材等のうち、人の健康への影響が無視できるほど放射能レベルが極めて低いものは、普通の産業廃棄物として再利用、または処分することができるようにするための制度です。 では、どの程度の放射能であれば「無視できるほど極めて低い」としているかを、記事中の記述から探してみれば、以下のような記述がある。 現行のクリアランスレベルは、一般人が一年間に浴びる放射線の限度とされる1ミリシーベルトの100分の1、0.01ミリシーベルト以
どなたか存じ上げませんが、このような「場末」にお越しいただきありがとうございました。 とはいえ、全く無関係なテーマについてのエントリにおいて、延々自分語りをするというのは、私の好みではありません。 まあ、色々多忙であったためにこちらの対応も遅れましたこともあり、また、部分的とはいえ、目を通していただいてはいるようですので、お続けになりたいようであれば、貴方のために設けさせていただきましたこちらをご利用ください。これまでの書き込みもこちらに移しておきます。 sato8644@yahoo.co.jp 『>http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ahenosakata.blog83.fc2.com/blog-entry-268.html ほーか。 おめえが見たときはカテゴリが はき違えられた「言論の自由」に一石を投じます になってたか。 わりーよ、これ誤植だわ。 い
T/O 参考: http://d.hatena.ne.jp/sivad/20070907#p1 Cover captionの該当部分: On the cover, the purple SCRAPPER humanoid is putting blue heart-shaped ubiquitins on the red RIM creatures. Japanese manga artist Hirohiko Araki created the cover image with scientific direction from Drs. Setou and Ageta. 極めて重要な指摘: http://b.hatena.ne.jp/cu39/20070907#bookmark-5804012 野暮ではあるが、ギャラが研究費で落ちてるのかどうかが気になる。 追記:今回の“fixer”を
「potasiumchの日記」さんの「「なぜ日本の車はみな逆走しているの?」」というエントリ*1で、アメリカ人のこのような意見が紹介されていた。 「なんで日本の車はみんな逆走してるの? あれ気持ち悪くない?」 第一文の疑問は誰もが普通に感じることだろう。逆走という台詞をアプリオリに持ってくるあたりの無神経はともかく。*2 「でも現代的な自動車はアメリカ起源の技術であり文化だからアメリカのやり方が標準であっていいはずなのに、どこで逆走させようと思ったの?」 私も、ブログ主さんがお答えになったとおりに、日本はイギリスから交通ルールを導入したから、「車は左」と聞いている。*3 ではなぜイギリスは「車は右」の欧州大陸とは異なって「車は左」なのか。 ナポレオンに征服されなかったからである。 と、ここまでは知ってたんだが、そもそもなんでナポレオンのフランスでだけ「車は右」だったんだろう。そう思って今回
アンテナに入れてチェックしているサイト「科学ニュースあらかると」さんに、「記事 : 空腹なキノコは放射線をむさぼる」という記事があった。 まずはその内容を、「科学ニュースあらかると」さんの記事から抜粋引用して示す。 「背に腹は代えられない」とは言いますが、ひもじくなった「fungi:菌類(キノコが身近ですね)」は、放射線を食べるそうです。 これは、植物が光合成の為に「可視光(これもつまりはradiationなのですが)」の一部を葉緑素によって捉え、それから成長の為のエネルギーを取り出しているのと同じ意味合いで、何種類かの菌類が「radiation(放射線)」をエネルギー源として使っている事が確認された、という凄い話なのです。 放射線を「食べる」というこのびっくりする様な性質は、炉心融合というきわめて危険な事故を起こし、周辺の広い領域に放射能汚染をもたらした「Chernobyl Atomic
2007-03-11付「三景艦二題」で言及した、「ハードSFと戦争と物理学と化学と医学」「2007年 03月 10日 日清戦争:三景艦は役立たずだった」および「2007年03月23日 戦いは数だよ、兄貴!」に関連したやり取りの続き。 枝葉末節に踏み込みすぎたので話をもう一度引き戻そう。 日清戦争の黄海海戦の戦訓から大艦巨砲主義のほころびを読み取るのは正当か否か。 日清戦争の黄海海戦は主力艦同士の決戦ではなかったが、そこからわかるのは、むしろ小艦艇の砲力では主力艦に決定的な打撃を与えられないということ。攻撃力<防御力では、優勢に攻撃を遂行できても決定的な打撃=撃沈を与えることが出来ない。その場合どうなるか、については日露戦争における黄海海戦の結果が参考になるだろう*1。 というわけで、ブログ主の主張の一つである小砲の小艦艇多数で巨砲の大艦艇少数に対抗して制海権が得られるかという点については
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