p-shirokuma.hatenadiary.com 「うわキッつ、うわぁ、重きっつい」 サクサク読めません。身近なトピックばかりが並ぶのに、物理書籍のページを2,3枚たぐって「ホフ」とため息。そして自分の人生を思って、胸元あたりの臓腑がぢんわり重くなり、そこでページをたぐる手が止まってしまうのです。令和2年、本年度トップクラスのヘヴィメタルならぬヘヴィブックであります。むしろ感覚としてはヘヴィ以上にドゥーム。 著者の熊代氏は、精神科医として、現代人の「困った」心理や、オタク/サブカルから見える社会の諸相を描く著書を何冊も出していらっしゃいます。同時にブログ「シロクマの屑籠」で、現代人心理や現代社会のスケッチを何度も描きながら、考察を深めていて、その成果が著作です。 にしても、今回の新刊、今までの本(この文章の筆者は、熊代氏の著作をこれまで時系列順に全部読んでいます)よりも、「重い」ので