サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
moura.hateblo.jp
最近,Twitterからのお問い合わせで 「どうやって文献収集しているのか?」 「家庭医療以外の論文を読む暇はありますか?」 というご質問をいただきます。 以前からご紹介していたかもしれませんが 生涯学習に役立つツールとして Evidence Alertsをご紹介いたします。 EvidenceAlerts | Home EvidenceAlertsは、新しく公開された臨床研究について医師や研究者に通知するインターネットサービスです。McMaster Health Information Unitの研究者は、126の主要な臨床ジャーナルから最高品質の研究、レビュー、およびエビデンスに基づく臨床診療ガイドラインを見つけ、これらの記事は、臨床的関連性と関心について開業医によって評価されています。アラートは、あなた自身の臨床的関心に合わせてキュレーションされます。 EvidenceAlertsの現
褥瘡エコー実施の個人的マニュアル 今回も褥瘡ネタでまとめてみます。完全に個人的興味です。すいません。 前回の褥瘡に関するブログを出したその日に、日本褥瘡学会から学会誌が届きました。 この論文と同じ着眼点の研究もあり、非常に興味深い論文ばかりでした。 その中に、褥瘡エコーについての論文がありました。 褥瘡エコーを使ったことがない方にも分かりやすく説明するのはニーズがあるかもしれないと思い、ここに簡単にまとめたいと思います。 エコーの前に、DESIGN-Rの復習 褥瘡エコーでできること 褥瘡エコー…の前に、一般的なエコーの復習 実際の検査の様子 体表エコー画像について 褥瘡エコーでわかること 1)深部組織損傷(DTI): 2)組織損傷: ①不明瞭な層構造: ②筋膜の断裂像: ③不整な低エコー域: ④限局的な液貯留: 3)浮腫: 4)ポケット範囲の計測: 5)炎症の評価 実際のアセスメント方法
第17回 日本プライマリ・ケア連合学会 秋季生涯教育セミナー WS28 ミニ・エスノグラフィーから学ぶ臨床学術的アプローチより 最近、趣味丸出しの論文紹介になっている。 このままではMultimorbidity大好きおじさんである。 ここをご覧の皆さんも少し飽きているのではないだろうか。 今回は少し角度を変えて、臨床・教育に役立ちそうな話題をさせてください。 皆さんはエスノグラフィーという言葉をご存知でしょうか? エスノグラフィーは、英語でethno(民族)、graphy(記述したもの)の2つの単語からできた言葉です。民族誌という訳をされ、文化人類学や社会学、心理学で使われる研究手法の1つです。 もともとは、対象となる部族や民族の「文化」における特徴や日常的な行動様式を詳細に記述する方法のことを指します。 もともと西洋の社会科学から生まれた言葉で、植民地時代、ヨーロッパ人が南米やアジア、ア
Signs and Symptoms That Rule out Community-Acquired Pneumonia in Outpatient Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis The Journal of the American Board of Family Medicine March 2019, 32 (2) 234-247; DOI: https://doi.org/10.3122/jabfm.2019.02.180219 明日は学会なのに、早く寝ないといけないのですが… 学会が始まったら更新できなくなると思うので頑張ってブログを更新しています(現在夜中の2時)寝坊したらごめんなさい。 今回はThe Journal of the American Board of Family Medicine(JABFM)から
The Mona Lisa Decrypted: Allure of an Imperfect Reality Mayo Clin Proc. 2018 Sep;93(9):1325-1327. doi: 10.1016/j.mayocp.2017.12.029. 病院総合診療医学会という学会が開かれていました。 Twitterでフォローしようと#診断エラーのハッシュタグで調べていたところ モナリザの写真。1枚の写真から疾患想起できますか? The Mona Lisa Decrypted: Allure of an Imperfect Reality https://t.co/x1ycCx5SE5 #診断エラー #hgm19 — Dr. K (@kshikino) September 14, 2019 というツイートがありました。 Yahooニュースでも話題になっていたので、ご存知の方もい
Trends in multimorbidity, complex multimorbidity and multiple functional limitations in the ageing population of England, 2002–2015 Leo Singer;Journal of Comorbidity, September 4, 2019 https://doi.org/10.1177/2235042X19872030 Journal of Comorbidityより。MMの新たな分類の研究です。 complex multimorbidityとmultiple functional limitationsへの介入の重要さは臨床でも実感します。 要約 本研究の目的は、イギリスの50歳以上の人々における多発性疾患の3つの尺度の有病率を推定することです。人間の2つ以上
Electronic Cigarettes: Common Questions and Answers Am Fam Physician. 2019; 100(4):227-235 今回はAAFPの電子タバコについてまとめてあった論文の紹介です。 電子タバコは本当に有害なエビデンスがあるのか? 電子タバコはニコチンを含む液体溶液を加熱し、吸入エアロゾルまたは蒸気を生成します。ほとんどのユーザーは、元々煙草を吸っていた方です。電子タバコにすると有害物質の曝露の減少と、呼吸器症状の短期的な関連がありますが、長期的な影響は不明です。 最近のランダム化比較試験では、電子タバコは禁煙を促進する可能性があり、システマティックレビューでは、禁煙促進の可能性は低いといわれています。電子タバコは重金属、毒物、ニコチンの曝露など潜在的な健康上のリスクをもたらします。若者の電子タバコの使用は、その後のタバコとマ
REVIEWS Updates in Pediatric Hospital Medicine: Six Practical Ways to Improve the Care of Hospitalized Children J. Hosp. Med. 2019 July;14(7):436-440. Published online first June 12, 2019. www.journalofhospitalmedicine.com 久しぶりに家庭医の論文ではなくJournal of Hospital Medicineからお送りします。 小児病院医学の最新情報:入院中の子供のケアを改善する6つの実用的な方法 本日は医学的知識だけのUpdateなので気楽にご覧下さい。 今回の論文は2018年に発表されたもっとも影響力のある6つの論文の紹介です。 2018年1月から12月までに発表され
総合医療について NHKジャーナル文字おこし (2019年7月24日(水)放送) Facebookで総合診療医の先生方が話題にしてくださっていたので、拝聴しました。 www.nhk.or.jp 非常に興味深い内容なので配信が消えてしまうのは大変勿体ない。 というわけで文字おこししてみます。 (著作権的にNGなんだろうか。消してしまうかもしれません。) (音声ファイルの-33:48~-25:21と-3:39~-0:17が該当する部分のみ) 誰かがするだろうと思って待っていてもいいのですが、配信が7/31までとのことなので、これはやはりやっておいたほうが良いと判断しました。重複してもしかたない。 水曜日のジャーナル医療と健康 今夜は高齢化が進む日本で重要な役割を果たす山、果たさなければならない総合医療についてです。あまり聞きなれない方が多いかもしれませんけれども、総合医療を担う医師というのは、
A Nationwide Flash-Mob Study for Suspected Acute Coronary Syndrome doi: 10.1370/afm.2401Ann Fam Med July/August 2019 vol. 17 no. 4 296-303 フラッシュモブ法という新たな研究手法で急性冠症候群を疑うツールを検証する 今月のAnnals of Family Medicineは冒頭からフラッシュモブ法というトピックスが取り上げられていました。これはインターネットの発達でソーシャルネットワーキングやデータ収集が容易になった背景から生まれた新しいタイプの臨床研究のスタイルです。フラッシュモブ法により、家庭医が急性冠症候群を安全に除外するためのMarburg Heart Scale(MHS)という臨床決定ルールを評価するために、関連患者のデータを集めました。驚くこと
Added value and cascade effects of inflammatory marker tests in UK primary care: a cohort study from the Clinical Practice Research Datalink. Jessica Watson, Chris Salisbury, Penny Whiting, Jonathan Banks, Yvette Pyne and Willie Hamilton British Journal of General Practice 2019; 69 (684): e470-e478. 英国のプライマリケアにおける炎症マーカー検査の付加価値とカスケード効果:臨床診療研究データリンクからのコホート研究 前回紹介した論文は Use of multiple inflammatory ma
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『南砺の病院家庭医が勉強記録を始めました。An archive of medical articles summar...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く