サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
画力アップ
nature-and-science.jp
文/中作 明彦 監修/松浦 啓一 © okata yoji/nature pro. /amanaimages 鹿児島市からおよそ400 km南にある奄美大島。この沖合の海底に、直径2 mほどの “ミステリーサークル” が出現することが、以前からダイバーたちに知られていました。誰が何のためにつくったのか、長い間正体不明だった謎の幾何学模様でしたが、2011年の発見によって新種のフグによるものだということが判明します。2015年、日本の生きものとしてはじめて「世界の新種10種」にも選ばれた、とてもユニークなアマミホシゾラフグの生態に迫ります。 きっと新種のフグに違いない 奄美大島は亜熱帯海洋性のあたたかな気候で、その海にはゆたかなサンゴ礁が広がり、ダイバーたちにも人気のスポットです。 謎の幾何学模様はこの島の沖合、水深およそ10 m~30 mの海底に出現します。 「海底のミステリーサークル」と
東京都立「井の頭恩賜(いのかしらおんし)公園」で2014年から始まった「かいぼり」は、池の水をいったん全部抜いて生態系を回復させる取り組み。一時は絶滅が危惧されていた水草が蘇り、池の景観が大きく変わったことで話題になりました。いったい、どのようにおこなわれているのでしょうか。 もともとは農作業のひとつ 池の水を抜くバラエティ番組が人気だそうです。なにがおもしろいのかというと、水を抜いた池からいろいろと意外な生き物が出てくること。 日本全国の河川や公園などの池には人が放してしまって野生化した、いろいろな外来生物が生息しています。そのなかでも生態系に悪影響をおよぼす種類の外来生物は、心苦しいですが駆除しなければなりません。 その手段のひとつとして、水抜きをして生き物を捕獲する「かいぼり*1」があります。目的はかく乱されてしまったその環境の生態系を復活させることや水質浄化。生物捕獲は手段であって
インテリアとして人気のストームグラス。天気管、気象管とも呼ばれるとおり、天気を予想する道具としてイタリアで開発され、イギリスに紹介されたといわれています。見るほどに不思議で美しいストームグラスを作って、観察してみませんか。 ストームグラスは化学の香り 筆者は、アクアリウムやスノードーム、ハーバリウムなどの「ガラスに閉じ込められた透明な世界」を愛好しています。ストームグラスを初めて見たときは、繊細な結晶に目が釘づけに。
創刊から2周年を迎える「NATURE & SCIENCE」は、これまで自然と科学にまつわる記事を中心に、連載企画では「シリーズ・企業探訪」、SDGs(国連の持続可能な開発目標)に関連して産業にまつわる話題も提供してきました。 2020年代、私たちを取り巻く環境は世界規模で様変わりしつつあります。新型コロナウイルスの感染拡大、気候変動がもたらす自然災害。それらを背景に、社会の姿や経済の仕組みにも大きな変革が求められるようになりました。 日常生活では適切な社会的距離の確保が必要となり、リモート技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した仕事の仕方やコミュニケーションも模索されています。また、小売業態と流通システムの再編、素材開発などの基礎研究、次世代のコンピューティングにも、これまで以上に熱い視線が注がれているようです。 今回の特集では、そうした「新しい日常」を築く原動力として、企
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『アマナとひらく「自然・科学」のトビラ | NATURE & SCIENCE』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く