「生活保護の要件はすべて満たしているのに」…福祉事務所に相談する人の「6割以上」が申請“すら”させてもらえないワケ【特定行政書士が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)生活保護は申請を受理してもらうまでのハードルが高くなっています。その背景には、生活保護の相談に訪れる人に申請自体の断念を促す行政の「水際作戦」があるといいます。10,000件以上の生活保護申請サポートを行ってきた特定行政書士の三木ひとみ氏が、著書『わたし生活保護を受けられますかー全国10,000件申請サポートの特定行政書士が事例で解説 申請から決定まで』(ペンコム)から実例をもとに解説します。 6割以上の相談者が申請に至らない 生活保護の申請は、申請書を出して受理してもらわないと始まりませんが、実際には受理までのハードルが高くなっています。 実際に統計データで見ていきましょう。 ◆生活保護の申請が受理されれば、90%超