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人間にゴミを拾ってもらったり、手を引いてもらったり―。豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)のロボットはユニークだけれど、少し頼りない。しかし、その弱さにこそロボットとの関係性を考えるヒントがあった。 大切なのは人とのコミュニケーション力 部屋中をキレイにしてくれる掃除用ロボットが人気を集めているが、豊橋技術科学大学の岡田美智男教授らが開発した「Sociable Trash Box(通称、ゴミ箱ロボット)」は、なぜか掃除どころか自分でゴミを拾うこともできない。もちろん、ゴミ箱ロボットにはUSBカメラや赤外線センサー、車輪などが取り付けられている。しかし、室内をあちらこちら動き回ってゴミを見つけると、ロボットがするのは、人の方に身体を振り向け、お辞儀のように身体を傾けることだ。その頼りなくて愛嬌たっぷりの動きは、人に「ねえ、ゴミを拾うのを手伝って」と呼びかけているようだ。 人間のアシストを引き出す
今やファッションアイテムとして欠かせないメガネ。世界三大メガネ生産地のひとつが、福井県鯖江市ということをご存知だろうか。鯖江市の6人に1人はメガネ関連の仕事をしているという、まさにメガネの街。世界に通じる高い技術力とデザイン性―その強さの秘密に迫ってみた。 福井県鯖江市は100余年の歴史を持つ国内唯一のメガネフレームの産地だ。1980年代に世界で初めて、軽くて丈夫な金属チタンを用いたメガネフレームの製造技術を確立。金属アレルギーを起こしにくいチタン製のメガネは一世を風靡、その後世界のスタンダードとして広まった。鯖江市の生産量は圧倒的で、国内製造シェアの約96%を誇る。 現在、鯖江には47軒の製造メーカーがあり、500社ほどのメガネ関連事業所がある。その中には世界最大のメガネ見本市イタリアのMIDO(ミド)展やフランスのSILMO(シルモ)展などの国際見本市に出展して海外市場の販路を開拓する
2011年は19年ぶりに死刑執行がゼロとなり、未執行死刑囚の数は過去最多になった。日本の死刑制度がどのような状況にあるのか、桐蔭横浜大学の河合幹雄教授が解説する。 現在日本では、殺人事件の年間発生数がコンスタントに減り続けるなか、死刑判決が急増している。昨年、殺人未遂を含めて、発生数は年間千件あまり、死刑判決は年間20を越える。他方で、昨年の死刑執行数がゼロになるなど執行が控えられた結果、死刑囚の収容人数が増えて141人に達している。制度と運用を振り返り、死刑に対する議論の現状を分析したい。 死刑への消極的支持と無関心 明治維新により西洋の法制度を導入することが決まり、1880年に刑事手続についての法律が制定された。爾後、刑事裁判によって死刑は確定され、絞首刑という方法で執行されることとなった。刑確定後、6カ月以内に執行する規定であるが、執行には法務大臣の最終決済が必要とされ、6カ月以内と
日本のファッションの現状は?そして未来は?とても一口には言えないが、ひとこと言いたい!——ファッションに直接、間接に深く関わり、カルチャー全般に通じる3人が、立場の異なる視点をクロスさせて自由に語り合った。 中島敏子(なかしまとしこ) マガジンハウス社のカルチャー/ライフスタイル誌「BRUTUS」の編集者、「relax」の副編集長を経て、2011年4月よりリニューアルした「GINZA」の編集長。アート、サブカルチャーを盛り込むファッション情報誌づくりで辣腕を振るう。 http://magazineworld.jp/ginza/ 中島敏子 私はこれまでカルチャー色の強い雑誌の仕事が多く、日本の女性ファッションと真正面から向き合ったのは、2011年4月にリニューアルした「GINZA」が初めてです。日本のモード誌はファッション業界内だけで完結している感が否めなかったのですが、「GINZA」では、
ストリート・ファッションの発信地・原宿を拠点に、インスタントカメラ「チェキ」でストリートを活写してきたフォトグラファー・米原康正。ファッションを通して見える原宿、東京、日本の現状を憂い、吠えた! 米原 康正 YONEHARA Yasumasa 1959年熊本県生まれ。雑誌編集者/クリエイティブ・ディレクター/フォトグラファー。1995年から『egg』誌のクリエイティブ・ディレクターとして、東京・渋谷を中心に生まれた「ギャル系カルチャー」をリアルタイムで紹介。その後、写真投稿雑誌『アウフォト』、『smart girls』を創刊するなど、一貫して若い女の子たちのストリート・ファッションとカルチャーを追い続ける。2003年頃からは主にフォトグラファーとして活躍。現在は、活動の場をアジア・欧米にまで広げ、世界中を飛び回っている。 ——米原さんは、原宿に長く住んでいらっしゃいますね。 「事務所を構え
Apple founder and CEO extraordinaire Steve Jobs had a close relationship to Japan. Hayashi Nobuyuki, an IT journalist who has written about Steve Jobs and Apple for many years, traces the course of Jobs’s links with Japan, dating from his first interest in Zen as a young man. When Steve Jobs passed away on October 5, 2011, the world lost a great man. The cofounder and CEO of American consumer elec
生前、日本嫌いなのではないかともいわれたスティーブ・ジョブズは、実は日本と深い関わりを持っていた。長年アップルとジョブズを取材してきたジャーナリストの林信行氏が、禅との出会いに始まるジョブズと日本の関係の軌跡をたどる。 2011年10月5日、世界は不世出の偉大な人物を失った。米アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズのことだ。 ジョブズは、その死後、1度は潰れかかったアップル社を、わずか15年で時価総額世界一にまで大躍進させた比類なき経営者として大きな注目を集めている。 また名スピーカーとしても名高く、スタンフォード大学で卒業生に向けて行ったスピーチは、世界中の人々を感動させ、日本では高校の英語の教科書のテキストにも採用された。 21世紀初頭という時代をつくった偉人 だが、ジョブズをただの辣腕経営者、名スピーカーとして見るのは狭い見方だ。彼の本当の偉大さは、21世紀初頭という時代の文化や新
任天堂のファミコンやDS、ソニーのプレイステーションなど、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えた数々のゲーム機。なぜ、日本からこうしたゲーム文化が誕生したのか?その秘密に迫る。 ゲームソフトと日本文化の不思議な関係 『パックマン』 (バンダイナムコ:旧ナムコ、1980年) 迷路の中のモンスターをかわしながら、迷路内に配置された240個のドット(餌)を食べつくすアーケードゲーム。 なぜ日本生まれのゲームが全世界の人々を熱中させることができたのか。 それを読み解く鍵は、日本文化にある。俳句や日本庭園など、限られた情報量で豊かなイメージを喚起する文化があったからこそ、日本はゲーム大国になることができた。 例えば浮世絵は、大量生産の安価な木版画ゆえにシンプルでかつ大胆な構図や色遣いが可能となり、その豊かな表現力は印象派画家をはじめ世界の人々を驚愕させた。それは、ファミコンの3和音しかない音源で
Probing explorations from a Japanese perspective of the nation's politics and economy. Guide to Japan
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