サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
nishimotz.hatenadiary.org
私のブログにさっそく匿名のコメントをいただきました: >再配布不可のUniDicを使ってるからオープンソースの意味ないです >お金払うなら高性能な他の有料合成エンジン使います どこかでこの件について書きたいと思っていました。私としては、こういう意見をたくさんの方に出していただけると、問題が明確になってよいと思います(匿名ではない方がよいですが)。 Unidic は形態素解析用の日本語辞書です。無償で利用できますが再配布については制約があります。Unidic のライセンスについては、例えば修正BSDのようなライセンスにしてもらえないか、とお願いしたことがあるのですが、変更できないとのことでした。 現状で単語のイントネーションに関する情報は unidic でしか得られないこともあり、これまで Galatea は unidic の最新版に追従する形で開発が続けられてきました。 Galatea プ
Ruby on Rails の勉強を始めたころ、なぜここは単数形で名前をつけるのか、なぜここは複数形にするのか、といったことでいちいち悩みました。最近、RESTful routing の勉強をしていて、controller の名前を単数にしてしまった場合の例が見つからず、「名前つけ直そうか」と焦ったのですが。。 以下、Rails 2.2.2 で確認しました。 config/routes.rb で map.resources :channelsと書くと $ rake routes channels GET /channels {:controller=>"channels", :action=>"index"} formatted_channels GET /channels.:format {:controller=>"channels", :action=>"index"} POST /
金子さんが二審で無罪になった。 彼の逮捕の日、マスコミから私にも電話がかかってきた。確かに同じ研究科の所属で職位も年齢も同じだったが、彼がどういう人なのか教えて欲しい、という質問に答えられるような個人的な接触はなかった。ただ学生は「戦略ソフトウェア」という学内の活動を通じて、プログラミングの指導などで彼のお世話になっていた。マルチスレッドの使い方など。。 その日も私は、警察が入った建物と別の場所が居室であったため、ニュースで見るまで何が起こったのかわからなくて戸惑った。 事件の経緯は佐々木俊尚氏の書籍(「ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか」 (文春新書) )や記事などに詳しく報じられている。私も佐々木氏の本を読むまで知らないことがたくさんあった。学内の対応については、実は私も詳しいことは知らないのだが、大学側(教授会?)も彼を罪に問えるかどうかについて疑問を感じていたはず
福祉情報工学研究会(WIT)が公開している論文作成・発表アクセシビリティガイドラインには「論文作成アクセシビリティガイドライン」が含まれていますが、PDFに関する情報が含まれていません。研究会では墨字の予稿集を発行しており、視覚に障害をお持ちの方から御要望をいただいた場合にはテキスト版やPDFデータをご提供しています。 多くの学会で研究会の予稿を電子版のみにすることが一般的になりつつあります。国際会議でもCD-ROMやUSBメモリでProceedingsを受け取ることが多くなりました。 事実上の標準となっているPDFですが、原稿執筆者のためのアクセシビリティに関する情報をまとめてみると http://b.hatena.ne.jp/nishimotz/pdf/ Microsoft Word 以外の手段で論文を作成する人向けのガイドラインが見あたりません。 Microsoft Word で「タ
昨年から調子が悪いと嘆き続けてきた Vista マシン(Panasonic CF-R6)ですが、悲しい事態になりました。 スリープから復旧しようとしてブルースクリーンに。その後再起動の際にBIOS画面で 0200: ハードディスクエラーです。 という表示。BIOSセットアップの画面では「ハードディスク: 0MB」という表示になり、ハードディスクを認識しなくなりました。 T1, R3 と使い続けてきた Let's Note なのですが、昨年春に R6+Vista に初めて触ったときに「漠然とした不安」を感じて、夏まで封印して R3 を使い続けたのです。そして夏休みに苦労して R6+Vista に乗り換えたのですが、不安が現実になってしまいました。 とりあえず予備機の R3 を引っ張り出してきました。次は何を使えばいいのでしょう。。。 追記:下記の症状でした(コメントおよび個人メールをくださっ
2008年1月に Panasonic Let's Note でひどい目にあった。 http://d.hatena.ne.jp/nishimotz/20080114/1200318069 乱暴に言えば、Windows Update がパソコンを壊したのだ。日本でしか売れていないマイナー機種は、もはや Microsoft で動作検証されてすらいない、という事実に気づくきっかけになった。 長年使い続けた Let's Note が、気づいたら「高品質の代表」ではなくなっていたことに愕然とした。「グローバルでない製品を使うのはリスク」という認識を持つようになった。 2008年4月に Lenovo ThinkPad X300 に乗り換えた。(高かったが。。)中国メーカーに事業譲渡されて劣化したという意見もあるが、それを言うなら Apple 製品も製造は中国や台湾だ。本当はトラックポイントがお気に入りだ
法律の専門家ではありませんが、マルチメディア DAISY (およびテキストDAISY)の活動に関わっていることもあり、2010年1月1日の改正著作権法の完全施行でアクセシビリティを取り巻く環境がどう変わるのか、関心を持っています。 今回の改正は音楽コンテンツや検索エンジンなど、さまざまな情報通信技術に影響を与えるといわれているのですが、点字や録音図書のネットワーク配信に関わっておられる方によれば「10年前に点字配信が実現したころから残されていた課題」がやっと解決するらしいのです。 インターネットが障害の当事者だけでなく支援者にもさまざまな形で利用されうることが文化庁の理解を得た、というだけでなく「障害者権利条約」(日本はまだ批准していないそうです)への対応なども絡んでいるようです(関係者同士のお話を伺いながら勝手に想像しているだけですが)。 そんなわけで条文を確認してみました。「テキストフ
最近 Twitter にどんな機能があり、どんな使われ方をしているかを学ぶにつれて、Twitter を「放送的なメディア」だと感じるようになりました。 2001年に私と共著者は下記の発表 西本 卓也, 宮川 祥子, 川崎 隆章: "インターネットラジオによる情報発信支援ツールの設計," 電子情報通信学会技術研究報告, WIT 2001-7, pp.35-40, May 2001. http://hil.t.u-tokyo.ac.jp/~nishi/2001/Nishimoto2001WIT05.pdf において 我々は「放送」を、不特定の人に対して合理的かつ同報的に情報を伝達しようとする「通信の編集形式の一つ」と定義する と主張しました。この主張を発展させた議論は http://radiofly.to/wiki の中でも続けられているのですが、「放送」の議論を進める前にまず「出版」について
Ruby on Rails 2.3.2 を使える環境を作る手順。何度も同じ失敗をしたので、備忘録として書きます。 使用したのは Ubuntu 8.04 日本語リミックスの VMware 仮想マシン(VMware Player 2.5.1 on Windows XP)。 http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/vmware 安易に 8.10 にアップグレードしたら open-vm-tools がおかしくなり、eth0 を認識しなくなったので、8.04 のまま使うことにしました。HGFS は使えないのですが、ホストOS(Windows XP)とのあいだでコピー&ペーストができるので便利です。 2009-08-12 追記:8.10 にアップグレードした際の不具合の解消方法をhttp://ja.nishimotz.com/vmware_pla
Vine Linux 4.2 に git のパッケージがあったので、使ってみました。 下記の手順の中で、別の場所に新しいディレクトリをまったく作らないで作業ができている、というところが、CVS や Subversion と異なる点(手軽さという意味で大きなメリット)だと思います。 インストール(Ubuntu でも同様) $ ssh yellow $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install git-core Vine 3.x には git-core パッケージはないみたいです 個人のデフォルトを設定する git config --global user.email "nishimoto@m.ieice.org" git config --global user.name "Takuya Nishimoto" ~/.gitconfig に書き込まれ
特別企画「オープンソースソフトウェアとWebアクセシビリティ」は、終了時間が大幅に遅くなって皆様にご迷惑をお掛けしましたが、私はとても楽しく進行を務めました。そして、改めていろいろ考えさせられました。 http://www.ieice.org/~wit/program/2008_12-no45.html http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/UAI/#WIT200812 渡辺先生のスライド(ppt) 西本のスライド(pdf) いくつか感じたことを挙げると: Free の「自由」と「無料」はどちらも重要 オープンであるだけでは不十分。適切に設計・部品化されていること、汎用性があることが必要。 日本のコミュニティが「日本語化」だけにとどまらず国際的に貢献することが重要。 参加者からの印象的な発言を挙げると: 企業でOSS・サポート体制のないソフトウェアを使うことへの
はじめに 表題のような著書やサイトが少しはあってもいいような気がするのですが、匿名査読の原則があるせいか、皆様がどのように査読の仕事をなさっているかは、伺うことが少ないです。 私なんかは査読を受けたことの何倍も査読を頼まれたことの方が多い人間なので、(それは論文を書かない自分が悪いが。。)査読を頼まれるたびに困っていました。いまだに困ってますが。。。 でも、表題のようなマニュアルが普及すれば、査読される側に回ったときも役に立つと思うのです。。 投稿するたびに不採録になっていた日々を経て(いまだに?)、たまたま査読を依頼する側も経験して、あくまでも個人的な意見として、言わば「裏・査読マニュアル」を書いてみることにしました。 第1章 査読の断り方 のっけからこんなこと書いてしまいますが、どうせボランティアです。 自分には引き受けられない、と思ったら、断った方がいいと思うのです。 私がかつて依頼
「あの仕事はむかし誰々がやった仕事の真似だ」みたいな話はよく出てきます。あまり好きではないのですが、あえて私もそういうスタンスであの「ニコニコ動画」について考察してみることにしました。 1998年のはじめごろ、電話の自動応答サービスで音声を録音して、ウェブサーバからそれを聴取できる、というサービスを知り、そのころ私が主宰していたメーリングリストのメンバーたちと「どんな遊びに使えるのか」と試していました。その途中でこんなことに気づきました。 ある人によって録音された音声を別の人が再生しながら、それに「うん」「そうだね」などとコメントをする。そのやりとりを録音して、さらに別の人に聞いてもらう。そうすると、なんとなく「時間と空間を超えて会話が成り立った」ような感じがしたのです。 その「感じ」を追い求めて、私は「非同期音声会議」の研究・開発を始めました。 西本卓也, 新美康永: "非同期型音声メッ
いくつかのシステムに Mercurial をインストールして使い方を勉強しつつ、なぜ「バージョン管理システムを使うのか」について改めて考えました。 まず「バージョン管理システムはバックアップツールだ」という主張は一見わかりやすいのですが、どうも違和感があるので、さらに考えた末、以前から考えてきたこと(数年前にソフトバンクのCVS本に書いたこと)と重複するのですが バージョン管理システムは「無駄なバックアップを安全に消去するツール」である バージョン管理システムは「リファクタリングを安全に行うツール」である と思えてきました。 まず「バックアップの消去」について説明したいと思います。 Windows のユーティリティに undup という重複ファイル削除ソフトがあるらしいのですが、バージョン管理システムは「賢いundup」ではないかと思うのです。 以前と比べてバックアップを取ることは簡単にな
2月27日、NHK放送技術研究所で行われた「視覚障害者向けマルチメディアブラウジング技術の開発」というシンポジウムに参加しました。ディジタル放送のバリアフリー研究開発についての情報通信研究機構の委託研究の成果発表でした。 視覚障害を持つ方の多くがテレビを情報源にしている、という現状があるのですが、ディジタルテレビ放送のデータ放送にはスクリーンリーダーのような技術が存在しません。このような現状を解決するために、音声ブラウザの技術、点字ディスプレイや触覚ディスプレイなどの技術を応用した興味深い技術報告とデモンストレーションが行われました。 そのことはとても意義のあることだと思ったのですが、一方で私が感じたのは、そもそもディジタル放送という技術をもっとユニバーサルデザインで設計できなかったのだろうか、放送情報の作り手がもっとアクセシビリティに配慮することができないのだろうか、ということです。 デ
多忙な数週間をやっと乗り切って、日記を書けるようになりました。。 前回の日記は、松江のホテルの部屋で夜中に眠れなくて書き殴って掲載しました。 最近は「である体」でミクシィ日記にいったん掲載して、数日おいて「ですます体」に書き直してはてな日記に再掲載、というパターンが多かったのですが、なんだかあのときは「ラジオ深夜便」にやられてしまいました。。 松江で開催した第40回福祉情報工学研究会は無事に終了。両日ともに60人を超える参加者に足を運んでいただきました。磁気ループをお使いになる方からのリクエストにも無事に対応できました。 バリアフリー見学ツアーで伺ったお話を改めてまとめてみます: ワコムアイティの今岡さん:15年前に地元にUターンして「くにびきネット」というパソコン通信で三輪さんと出会う。パソコンがバリアフリーの手段であることを強く認識。「プロジェクト23」という活動に参加。やがて著作権法
今月の近況です。 すごい広島 IT初心者の会 すごい広島 IT初心者の会 [78] : 2023年9月27日 19時から21時 pycon-hiroshima.connpass.com 前回からこの名前になって、リモートと会場のハイブリッドで開催しています。 会場はサイボウズ 広島オフィスです。 前回はさっそく初参加の方がいらっしゃって、新鮮な感じでした。 私は(スライドを公開してませんが)ChatGPT にモールス符号を解読させる話をしました。プログラミングは「するもの」から「させるもの」になりつつあります。。 初心者を歓迎し大切にする運営を目指して、頑張っていきます。 アクセシビリティ サポーテッド(AS)テスト もくもく会 ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の活動です。 アクセシビリティ サポーテッド(AS)テスト もくもく会 2023 : 2023年9月28日 19時30
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『nishimotzの日記』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く