『名探偵のままでいて』小西マサテル (著)宝島社文庫あらすじ公立小学校の教師をしている楓には、かつて小学校の校長をしていた祖父がいいる。 本好きで、頭脳明晰だった祖父は現在、レビー小体認知症に罹り、幻視や記憶障害などの症状がある。 しかし楓の口から身の回りで起きた謎を話すと、祖父の灰色の脳細胞はいきいきと動き出す。 いくつもの謎を持ち込み、祖父の推理に感嘆の声をあげていた楓だが、彼女自身の人生に関連する事件に巻き込まれることに…。 名探偵はレビー小体型認知症たくさんの本を読み、また物語を作ることにも長けていた、楓の自慢の祖父は、レビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしています。 眠ることが多くなったり、記憶障害があったりしますが、祖父の場合は幻視を自覚しており、そこがやはり知的な祖父らしいと感じる楓。 祖父の影響を受けミステリ好きになった楓は、ネットで著名なミステリを愛する評論家の