いまだ、中国の実験的な音楽やアンダーグラウンドな音楽、またはその周辺の環境を専門に調べたり研究したりする人物はほんの数名しか世界にいないかもしれない。必然とも言うべくネット上で出会い、そして2017年に北京に滞在した時に実際に対面したのが、Edward Sanderson氏だった。彼は中国のみならず、日本にもよく訪れ、私が現在住む此花のスペースFIGYAにも何度も訪れている。実践者とコミュニケーションを取りながら、フィールドワークを欠かさない姿勢に頭が下がる。 今回、Edward氏から関西に訪れるとの連絡を直接もらい、「それでは、一度じっくり研究している内容などについて話を聞きたい、インタビューを普段する側だろうけれど、こちらからインタビューさせてほしい」と申し出た。また、せっかくインタビューを行なうなら、FIGYA運営者であるアーティストの2人(mizutama、中田粥)や他に興味を持つ