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装着レンズは、CONTAX Planar T* 50mm/f1.4 (ミラーレス・マニアックス第22回記事で紹介) なお、ツァイス系レンズの正式な表記は、絞り値/焦点距離 の順であるが、現代の風潮とは異なる古い「ドイツ式表記」 であるため「一般的では無い」と見なし、そうしたメーカー 固有の記法は、本ブログでは、あえて無視している。 しかし、50mm/f1.4という表記も実は好ましく無い、 書くとすれば50mm/F1.4であろう。だが、このあたりも 業界内で表記法が統一されていないが故に、本ブログでは、 従前より、この記法でレンズスペックを記載している。 さて、本シリーズでは、紹介銀塩機でのフィルム撮影は 行わず、デジタル実写シミュレータ機を使用する。 今回は2機種、まずはSONY α7(フルサイズ)を用いるが、 記事後半では別の機種を用いる。 本機はCONTAXの一眼レフとしては、本シリー
所有している銀塩一眼レフの名機を紹介するシリーズ記事。 今回は第二世代(自動露出の時代、世代定義は第1回記事参照)の PENTAX LX (1980年)を紹介する。 装着レンズは、ロシア製 Jupiter-9 85mm/f2.0 (ミラーレス・マニアックス第26回記事参照) 本シリーズでは、紹介銀塩機でのフィルム撮影は行わず、 デジタル実写シミュレータ機を使用する。 今回は2機種、まずはPENTAX KP(2017年)を用いるが、 記事後半では別の機種および別レンズを用いる。 さて、本シリーズ記事ではPENTAXの一眼レフは初登場だ、 PENTAXの銀塩一眼レフの歴史は、その黎明期から長く続いてた 為、本機LX以前の機種も所有してはいたが、デジタル移行期の 2000年代前半に古い機種を全て処分してしまっていた。 あまりに古い機種は、もう実用価値が無いだろう、という判断 だったが、今から思う
コストパフォーマンスに優れ、かつマニアックなレンズを カテゴリー別に紹介するシリーズ記事。 今回第6回目はMF単焦点望遠レンズを4本紹介していこう。 まず、最初のシステム、 カメラは、OLYMPUS E-410(フォーサーズ機) レンズは、OLYMPUS OM SYSTEM Zuiko 135mm/f3.5 (中古購入価格 2,800円) ミラーレス・マニアックス補足編第7回記事で紹介した、 1970年代~1990年代のOMシステム用MF小口径望遠レンズ。 本シリーズ記事(本ブログ)における望遠とは、レンズ自身の 焦点距離が125mm~250mm程度のものを指す。 ちなみに、70~120mm程度の焦点距離のレンズの事は「中望遠」 同300mm以上のレンズは「超望遠」と、一応は定義している。 一応は、と書いたのは、これらは銀塩(35mm判フィルム)時代の 定義であり、現代のデジタル時代におい
コストパフォーマンスに優れるレンズをカテゴリー別に紹介する シリーズ記事。今回第2回目はMF(マニュアル・フォーカス)の 標準レンズ編だ。なお、#1というのは、MF標準カテゴリーは 対象となるレンズ数が多い為、2回に分けて紹介する為だ。 まず、最初のシステム、 カメラは、PANASONIC LUMIX DMC-GX7 レンズは、MINOLTA MCロッコール PF55mm/f1.7 (中古購入価格 3,000円) ミラーレス・マニアックス第51回記事で紹介した、 1960~70年代のMF小口径標準レンズ。 約50年前の時代のレンズとなると「オールドレンズ」とも 言えるだろう。 しかし、本レンズの写りは決して「オールド」では無い。 実は、ミラーレス・マニアックス名玉編第2回記事で、 11位にノミネートされたランキングレンズなのだが、 その11位には極めて近いスペックのMC50mm/f1.7が
本シリーズは、所有しているレンズの内、コストパフォーマンス に優れる物を実写した写真を交えて順次カテゴリー別に紹介する。 記事第1回目のカテゴリーは「AF標準レンズ」である。 ここで言う標準レンズとは、43~58mm程度の焦点距離の 一眼レフ用の交換レンズを指す(フルサイズ用、APS-C用は 問わない) そして「AF」とはAF機構を持つ、またはAF動作対応のレンズを指し ”AF一眼レフ用のマウントに装着できる”という意味では無い。 なお、過去のシリーズ記事「ミラーレス・マニアックス」では、 ミラーレス機を使うという条件で、基本的にマウントアダプター を使用したが、本シリーズではレンズを装着するボディの種類は 問わない。加えてレンズ自体が極めて安価な為、システムの 組み合わせによっては、本ブログでのルール(持論)である 「装着レンズよりもカメラ本体の価格を高くしない」に 沿わない場合も多々生
本シリーズでは、所有しているデジタル一眼レフについて紹介と 評価を行っていたが、今回は番外編だ。 第12回からは、デジタル一眼「現行世代」の2010年以降に 発売された機種について紹介しているが、今回は一眼レフではなく、 ミラーレス機である。 本記事では、2012年発売のPENTAX K-01を取り上げる。 レンズは、PENTAX DA35mm/f2.4ALを装着している。 (ミラーレス・マニアックス第47回記事参照) 本記事では、このシステムで撮影した写真を交えながら、 K-01の特徴について詳しく紹介していこう。 まず、K-01は一眼レフではなくミラーレス機である。 しかも、唯一の「Kマウント」ミラーレス機だ。 ちなみに、第11回記事DMC-G1の時にも書いたが、ミラーレス機を 「ノンレフレックス」と呼ぶ場合がある。 しかし「レフレックスで無い」という意味においては、 銀塩及びデジタル
本シリーズでは、手持ちのデジタル一眼レフについて紹介、 発売時の時代背景を含めた評価を行っている。 第12回からは、デジタル一眼「現行世代」として、2010年以降 に発売された機種について紹介していこう。 「世代」については本シリーズ第1回記事で定義したオリジナル なものである。第一世代から第三世代までは、2~3年毎の 区分となっていたが、現行世代についてはアバウトだ。 その理由は、私はこの時代の使用カメラは、ミラーレス機に 移行して、デジタル一眼レフをあまり所有していないからだ。 将来的に、この時代のデジタル一眼レフを多数所有し、そこで 何か特徴づける時代背景を感じたら、また細かく世代を分類し、 続編を書く事にしよう。(恐らくは高感度性能、ローパスレス、 動画性能、エフェウト、収差補正等で区分できると思われる) 今回は、2010年末発売のPENTAX K-5 を取り上げる。 レンズは、P
さて、PENTAXはこの時期、HOYA社に吸収合併されている。 カメラ界においては、ユーザー層がデジタル化したと同時に、 いや、それ以上の深刻な問題としてメーカー側のデジタル化が あったのであろう。 従来のアナログ回路・光学系・機構系技術者は、いくら熟練の 技術や技能を持っていたとしても、デジタル技術にそう簡単に 移行する事はできない、まるっきり技術の内容が異なるからだ。 同様に、企画も営業もサポート、製造、部品調達、販売戦略 等も、全て業務の内容が変わってしまう・・ カメラの初級ユーザー側は、ただ単にフルオートのモードで シャッターを切ればそれで良く、フィルムが必要か否か?と その程度の差の認識しかなかったのかもしれないが、メーカー 側がデジタル製品を作り、それを販売する上では、様々な 大きな変革が必要な事であっただろう。 事実、この時代の直前に京セラCONTAXはカメラ事業から撤退、
本シリーズでは、手持ちの古いデジタル一眼レフについて紹介、 および、その発売時の時代背景を含めた評価を行っている。 第5回目から第8回目までは、デジタル一眼第二世代の 2006~2007年の間に発売された機種について紹介しよう。 なお、この世代区分は第1回記事で分類定義しているが、 私のオリジナルであり、一般的なものではない。 この時代は、ようやくデジタル一眼が一般に普及し始め、 銀塩一眼レフを使っていた一般ユーザー層も、デジタル一眼 に買い換えていった時代である。 とは言え、まだその価格は若干高価であり、当時か少し前の 一部のビギナー層は、デジタル一眼レフの事を妬みや羨望を 込めて「デジイチ」又は「ガンデジ」と呼び、 自身の所有する「コンデジ」をさげすんだ発言も多々あった。 なお、私は、その状況が嫌いだった為、当時から運営していた 本ブログでも、それらの呼称は一切用いないようにしていた。
本シリーズでは、所有している古いデジタル一眼レフについて 紹介および、その発売時の時代背景を含めた評価を行っている。 初回から今回第4回目迄は、デジタル一眼第一世代(第1回記事 参照)の2003~2005年の間に発売された機種について紹介 している。 この時代は各社よりデジタル一眼が発売されたが、価格はかなり 高価であり、完成度も高くなく、銀塩とデジタルの並存期である。 今回シリーズ第4回目では、2004年春に発売された、 NIKON D70 について紹介しよう。 レンズは、オーソドックスなAiAF50mm/f1.8を装着している。 (ミラーレス・マニアックス第39回記事参照) 以下、上記システムで撮影した写真を交えながら解説するが、 まず、D70に使用可能なレンズは、銀塩AF一眼レフの時代からの AiAFニッコール群(Gタイプの絞り環の無いレンズも使用可能) が基本となっている。 MFの
本シリーズでは、手持ちの古いデジタル一眼レフについて紹介、 その発売時の時代背景を含めた評価を行っている。 加えて、関連する銀塩の名機一眼レフも紹介している。 本シリーズの初回から第4回目までは、デジタル一眼第一世代 (注:個人的分類、第1回記事参照)である2003~2005年の 間に発売された機種について紹介している。 この時代は各社からデジタル一眼が発売されたが、価格は かなり高価であり、完成度もまだまだであった。 シリーズ第3回目では2004年末に発売された、 KONICA MINOLTA α-7 Digital について紹介しよう。 KONICAとMINOLTAが合併したのは、このα-7 Digitalが発売 される前年の2003年である。 ミノルタは1985年にαシステムをリリースし、そこから18年間 銀塩一眼のαと対応レンズ群を発売し続けたが、MINOLTAブランド からは試作
本シリーズでは、現有の古いデジタル一眼レフについて紹介、 および、その発売時の時代背景を含めた評価を行っている。 初回から第4回目までは、デジタル一眼第一世代(第1回記事参照) の2003~2005年の間に発売された機種について紹介している。 この時代は各社からデジタル一眼が発売されたが、価格はかなり 高価であり、完成度もまだまだであった。 一般カメラマンは、その多くがフィルム一眼を使っている時代 でもあった。 ちなみに本シリーズを始めたきっかけだが、古いデジタル一眼が 動いているうちに、その記録を残しておく、という意味もある、 なにせデジタル機器の寿命は短い、そもそも10数年前のこれらの 機種をいまだ使っている人が他に居るだろうか? 写真を撮る機械としては何ら問題無いのに、画素数が少ないとか 発色が悪いとか、あれこれ理由をつけて新機種の方に興味がいって しまう。機械的な寿命よりも、こうし
さあ、新シリーズの開始だ。 本シリーズは、所有している古いデジタル一眼レフについて 紹介および、発売時の時代背景を含めた評価を行う。 加えて、その機種に関連する銀塩時代の名機一眼レフも紹介 していこう。 まず、デジタル一眼レフの年譜を示してみよう。 1999年~2002年 黎明期(まだ実用的なデジタル一眼は未登場) 2003年~2005年 第一世代(各社からデジタル一眼が登場した) 2005年~2007年 第二世代(デジタル一眼が一般に普及する) 2008年~2009年 第三世代(デジタル一眼が実用的に改善された) 2010年代以降 現行世代(一眼・ミラーレス混在期) なお、この年表は本シリーズでのオリジナルなものであり、 一般的にこのように分類されている訳では無い。 また、2010年代以降については「現行世代」と便宜上呼んでいるが、 これは私自身が、この時代のデジタル一眼をあまり所有して
本シリーズは、手持ちの古いコンパクト機を順次紹介していく記事。 今回最終回では、2010年~2013年発売の4機種を紹介していこう。 まずは、こちら。 FUJIFILM X-S1 (2011年) 第3回記事で同様のロングズーム機S200EXRを紹介したが、 それをさらに強力にした決定版とも言えるカメラだ。 X-S1の基本スペックであるが、 センサーは2/3型CMOS、1200万画素。 レンズは24mm-624mm(相当)/f2.8-5.6 勿論手動ズームだ。 超解像テレコンが断続的に最大2倍効く。 最短撮影距離(WD)は広角端30cmで、テレ端でも2mと短い。 スーパーマクロ時は広角端で最短1cmのWDだ。 ISO感度は100~12800。手ブレ補正内蔵。 露出モードはPASMが使える。最高シャッター速度は1/4000秒。 EVFは144万dot、ミラーレス機と同等の解像度と拡大操作系で、
ミラーレス・マニアックスの補足編、その6。 このシリーズでは、ミラーレスマニアックス本編記事で紹介 できなかったレンズや、機材の課題の回避、特殊な使用法での テスト等の補足を行っている。 まず最初は、本編では未紹介のレンズだ。 カメラは、LUMIX DMC-G1 レンズは、SONY DT30mm/f2.8Macro (SAL30M28) これはエントリーマクロレンズである、定価は24000円+税と 安価であり量販店新品価格も2万円を切っている。 仕様だが、DT(デジタル・タイプ)であるから、APS-C機専用 レンズである。等倍マクロで、最短撮影距離は12.9cmと短く、 ワーキングディスタンスは2cm程度しか無い。 エントリー群の中で最初に入手したのは、DT35mn/f1.8だった。 中古1万円程の安価なレンズながら、最短撮影距離はマクロ以外の 35mmレンズ中最短の23cmだ。 この長所
毎度おなじみの、安価なミラーレス中古機に様々なマニアックな レンズを装着して楽しむというシリーズ記事、第68回目。 まず、このシステムから。 カメラは、LUMIX DMC-G1 レンズは、CANON EF35mm/f2 である。 1990年代のAF準広角単焦点、現行製品はUSM(超音波モーター) と内蔵手ブレ補正(IS)の仕様となっているが、本レンズは それらの機能を持たない旧型である。 キヤノンのUSMあるいはSTMのレンズの中には、マウントアダプター での使用時にはMFが効かないものがあるが、本レンズは大丈夫だ。 EFマウントのレンズをミラーレス機に装着する場合は、 AF等が効く電子アダプター、機械絞り内蔵アダプター、 絞り機能なし(開放のみの撮影)の3種類のアダプターが 存在するが、私が使用しているのは機械絞り内蔵型だ。 このタイプは比較的安価で、絞り効果を実現できるが、 本来のレン
カメラは おなじみ NEX-7 レンズは、TOKINA AT-X240 24-40mm/f2.8 このレンズの詳しい情報は不明だ、恐らくは、1980年代発売 のMF大口径広角ズームレンズである。 ズーム比は2倍にも満たない、上に大口径と書いたが、 f2.8は単焦点レンズ使いの感覚からすれば、かなり小口径だ。 まあ、それでも銀塩時代においては貴重な広角の明るい ズームてあった。 銀塩時代、この手の広角ズームにおいては、良く使われる キャッチコピーとして、 「24mm,28mm,35mmの3本のレンズがこの1本に」 というフレーズがあった。 一見「それは便利そうだなあ」と思ってしまう名キャッチ であるが、良く考えてみると。 いったい、24mm,28mm,35mmなどという近接した焦点距離 のレンズを3本も持って歩くだろうか?という疑問がある。 例えば撮り比べ等の場合を除き、そのような似通ったレ
カメラはDMC-G5、高性能であるが中古で1万円台と 安価なマイクロフォーサーズ機だ。 レンズは、フォクトレンダー・ノクトン 42.5mm/f0.95 超大口径レンズ、マイクロフォーサーズ専用マウントで MFレンズである。 G5は、まれにアダプター遊びをする他は、ほぼこのレンズの 専用機となっている。 その理由は、G5はベース感度がISO160とやや高めである事。 つまり、この感度で晴天時に1/4000秒の最高シャッター速度と なるのは、概算でf3.5程度となり、開放f値がそれ以上明るい 単焦点オールドレンズを使う際は、多くのケースで絞って 使わないとならないからである(開放が使えない) では、f0.95のノクトンはもっと使いにくいではないか?と 思うかも知れないが、最初からこのカメラで使用する事を 想定し、暗所以外は常に減光フィルター(ND8)を装着している。 その結果、G5のISO16
ミラーレス機を用いて、様々なマニアックなレンズを装着して 楽しむというシリーズ記事、早くも6回目だ。 今回は、まずは、ロシアン(旧ソ連製)レンズだ。 カメラはオールドレンズのマウントアダプター母艦として 使用している LUMIX DMC-G1 約7年前の2008年に発売されたマイクロフォーサーズの 1号機であるが、その割に完成度が高く、特に操作系に優れる。 最高ISO感度が低いのが弱点であるが、昼間使う上ではなんら 問題は無い。撮影枚数は既に3万枚を超え、そろそろ寿命に 近いが,、もう1台予備機を所有しているのでまだ安心だ。 中古はだいぶ玉数が減ってきたが、ぎりぎり入手する事は可能。 その場合の価格は1万円を切り8000円前後と超格安だ。 レンズであるが、HELIOS-44-2 58mm/f2.0 である。 ロシア(旧ソ連)製、恐らくは1970年代のレンズだ、 ZENIT社製と思われるが、
カメラにはさまざまなフォーマットがある。 フォーマットというのは、銀塩であれば、フィルムの縦横の長さ、あるいはその比率 (アスペクト比)を総称したもので、デジタルであれば、やはり撮像素子(CCDや CMOS,JFET等)の縦横のサイズである。 フィルムの場合、35mm判あるいはそれ以下のサイズは mm(ミリメートル)の単位で あらわす、たとえば、一般的に使われる35mm判は、36mm(横)x24mm(縦)である。 ちなみに、35mmというのは、このフィルムの縦の全長をあらわす。 昔映画用に使われていた70mmのフィルムの半分の幅のフィルムとして、ライカ社が 制定したため、昔はライカ判などと言われた事もあった。 --- 中判カメラ(ローライ、ハッセルブラッド、マミヤ、ペンタックス等・・)用フィルム (120判、220判)は、幅が6cmのフィルムであり、このフォーマットの単位はcmで あらわす
先のイヤホンの記事で書いた内容と同様に、現在のカメラ市場に おいても、「売る側の論理」が主体となる状態が続いている。 つまり、ユーザーが欲しいという物ではなく、メーカーや店舗が 売りたい商品が主に市場に流通しているという事だ。 まあ、それはそうであろう、統計データによると、デジタルカメラの 世帯保有率は、約80%弱、残った20%でも、携帯やスマホをデジカメ 代わりに使っていたり、あるいは高齢者世帯なども分母に含まれる 訳だから、それらの要素を除いたデジカメ普及率は、ほぼ100%と 言っても過言でないだろう。 そんな飽和市場において、新たにユーザーが欲しいカメラなど、 もはや簡単には、ありえないのかも知れない。 まあ、新規にデジタルカメラを購入するユーザーであれば、 万人受けするような仕様を持つものが順当であろう、初めから マニアックなものを買う必要もない。 しかし、2台目、3台目・・ とも
今日は、一部は超初級編である・・・マニュアルフォーカスについて。 まず、マニュアルフォーカスというのはどういう意味か? マニュアルというのは「手動の」 フォーカスといいのは「ピント」という意味である。 略してこれをMFと言う。 初級者に対し、周りの人が「マニュアルにして撮ってごらん」と言う場合は、 このマニュアルフォーカスを指す場合と、マニュアル露出を指す場合と2通りある。 実は、中上級者にいたるまで、このマニュアルと言う言葉を漠然と使っている場合 があって、困り物である。 初級者に指導する場合には、マニュアルという言葉の 意味をはっきり伝えなくてはならない。 さらにデジタル(カメラ)になって、実は、マニュアルはさらに意味が増えて、 マニュアル感度(ISO)、マニュアルWB(ホワイトバランス=色温度)という 項目も増えてきた。 つまり、マニュアル(手動)は、AUTO(オート・自動)に対して
左、Fujifilm Finepix F10 (2005年3月発売) 右、Fujifilm XQ1 (2013年11月発売) 両者の発売時期には8年半もの開きがある。 勿論カタログ上のスペックの差は大きい、すべての性能面で 最新型であるXQ1が骨董品のF10を上回ることは明白なのだが、 はたして両者の差はそんなにあるのだろうか・・? 私は、この左のF10を、かれこれ7~8年くらい使用している、 撮影枚数は、約28000枚ということで、まあ、コンパクトの デジカメとしては「非常に多い」方であろう。 ただ、ちなみに、同じ2005年秋に発売された初代GR Digitalを 今なお現役で使っているが、そちらの撮影枚数は4万数千枚と いうことで、これはいまだ動作している事が不思議なくらいだ。 さて、スペックなどの能書きはともかく、実際に撮った写真を 見ていこう。 まずは、すでにクラッシックとなってい
50mm/f1.4レンズ、銀塩時代は代表的な標準レンズとして、 「レンズは50mmに始まり50mmに終わる」といった格言が生まれるほど数々の・・ いや、ほとんど全員のフォトグラファーに愛用されたレンズである。 1990年代のAF時代には標準ズームレンズ(=50mmを含むズームレンズの事、 初期は 35-70mm、そして 28-70mm,28-80mm,24-90mm,24-105mmと いった具合に、時代とともに、どんどんその広角端、望遠端を伸ばしている) の台頭により、50mm標準レンズの出番は無くなったかのように思えた。 しかし、絞りの効果が顕著に現れ、かつ安価な大口径レンズとして、背景をボカした 撮影のみならず、暗所や夜間での撮影にも有効である事が再度見直されていることと、 2000年代のデジタル一眼レフ時代においては、撮像素子のサイズの関係で画角が 75~80mm相当前後に伸びるこ
CONTAX AX 、悲運の名機である。 今をさかのぼる1990年前後、すでにその数年前にミノルタはα-7000で実用的な AF一眼レフを世に送り出し、少し出遅れた他社も1990年ごろまでには順次追従。 ニコン、キヤノンの旗艦ですらもAF化された F4 やEOS-1を投入し、AFが全盛期と なっていた。 そしてPENTAX もマウントを変えずにAF化に成功。 オリンパスは残念ながらAF化に商業的に失敗したが、MFのOMヒトケタシリーズは 依然高い人気を誇っていた。 そしてCONTAX は・・と言うと、MFのカールツアイスレンズは非常に評価の高い ものもあり、一種の神話化された中で独自のファン層を持ちつつも人気を継続していた。 いちおうキョウセラ・ブランドでのAF機はあったのであるが、これも残念ながら 商業的には失敗。 さすがに定評あるブランドネームのCONTAX を横目で見て KYOCER
ハイパープログラム等は、専門家でもなかなか理解できない機能として有名である。 ペンタックスのZシリーズ(Z-1等)や、最近では、*istD あるいは、ミノルタα-7、α-9、コニカミノルタα-7D等のごく一部のカメラに 搭載されている機能であり、これを理解して使えば非常に合理的である。 ペンタックスは、Zシリーズで満を持して考案したこの機能が、ユーザーは元より、 プロや雑誌のライターにまでまったく理解されず、その後のMZシリーズではこの 搭載を見送った。そして *istDで再度、約10年ぶりにこの機能を復活させたが、 結局今回も殆ど理解されず、後続機*istDsでは、この機能の採用が見送られた。 ミノルタは、α-9以降の中上級機にさりげなくこの機能を搭載している、 「わかる人だけわかってくれれば良い」という控えめな結論か? 私が再三言っている「操作性」と「操作系」の差異をも、この記事で説明
「デジタルの常識はフィルムの非常識」と何度も言っている事であるが、 別にデジタルに限らず、古い常識はどんどん打ち破っていくべきだと思う。 読者諸氏はブログという新しい世界に足を踏み入れているにもかかわらず、 やっている撮影技法は、カビが生えてきそうな古い常識ばかかりにとらわれて いないだろうか?もう一度良く初級者からプロに至るまで考え直して欲しい。 さて、今回はベテラン編である。 質問:手ぶれを防ぎ、シャープな写真を撮るには? 解答:最も重要なことは三脚を使用する事である。 ・・・まあ正しい、でも、現代の撮影技法は三脚を使わない事が基本である。 「え? 撮影会に行ったら、ベテランの人は皆三脚持ってきますよ。」 ちょっと待った。いつも言っているように、また安易に誰かの言う事を信じるんですか? 何故三脚を使わなければならないのか、良く考えてみた事がありますか? 「師匠がそう言ったから・・・」お
「匠さん、レンズに保護フィルターってつけてます?」 ・・・ああ、つけてるよ・・・ 「なんか、人によってつけた方が良いとか、良く無いとか、言うことがまちまちで・・・」 ・・・うん、この件については人によって様々な意見があるよね。 でも、これは多数派とか少数派とかで決める問題じゃないんだ、あくまで最後は 自分で決めることだよ。 まずは、いちおう初歩的な解説と私の見解を書いておこうと思う。 (写真:自宅にストックしている予備のフィルター群の一部 それにしても、まるでゴミの山だ・・ 所有しているレンズにつけている以外で いくらでもザクザクと出てくる・・・ いったい何枚あるのかわからない・・汗) 【保護フィルターの目的】 ・高価なレンズの前玉にキズをつけないようにする事。 ・油や指紋、ゴミなどの汚れをレンズに直接つけずに、フィルターで保護する事。 【保護フィルターの種類】 一眼レフ用交換レンズなどの
今回はライブの撮り方について。 ・・とは言うものの、一般的にはコンサートやライブ などの撮影は禁止されている事が殆ど。 特にお客さんの立場では自由に写真やビデオを 撮れる事はまず無いであろう。 なので、ライブを撮るケースは、依頼などによる 撮影スタッフとしての立場の場合に限ることになる。 「そんな機会はまず無い・・」 と思うかもしれないが、たとえば友人知人親族 などのライブがあるということで。 「お前、確かカメラやっていたよな? オレ達の ライブの晴れ姿、写真撮ってくれ、よろしく頼む!」 などと言われたら断りきれないだろうし、 まあ、そんな時に「さあ、なにをどうしたらいいんだ?」 と慌てないように・・という事である。 で、まずは肖像権の課題だが、依頼されているならば 勝手に撮っているわけではないし、本人達にWEBへの 掲載許可を貰っていれば特に問題は無い。 もう1つ大きなポイントであるが、
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