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大谷翔平
pelmeni.hatenablog.com
Feb.1998 サラエボ 駅構内に留置されていた客車 当時は旅客運行がまだ再開されていなかった かなり昔の事であるから忘れてしまったことも多い。でもこの時この場所を訪れたということは、僕の旅経歴の中では、もしかしたら最初にして最大のハイライトだったのかもしれない。今まで様々なものをみてきたが、此処での経験以上に心に刻み込まれたものはあったのだろうか。何ともいえない。今以ってそうとしか思えない。この時受けた重みのようなものを、その後も事有る毎に求めていた気がする。 長旅に出るには皆それなりの理由がある。もちろん飽くなき好奇心の追求といったものが根底にあるのだろうが、それだけではなく何か非常に個人的な衝動が人をより長い時間の旅に駆り立てるはずだ。98年のサラエボという硬くて確かなものが僕の内部の奥底深くに沈んでいた。以降の旅の時間は常にそれと共にあった。時々思い出したかのように掬い上げてその
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