サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大そうじへの備え
petrichor-blog.site
いつも頭の片隅にある運動不足 どこかでやらなくては、やらなくてはと思っていた 別に不健康というわけではなかったが、年々朝の倦怠感が増している 長生きしたいという概念より健康でいたいという観点から「運動」の意識はどこかにあったがやる気が出ない そんなときTwitterを通して出会えたブロガーのまつざきさんのツイートを拝見した 今日もジムでみっちり筋トレして、公園を40分間ジョギングしてきました🏃♂️ ある神経生理学者が調べたところによると、適切な運動をすることで脳の容量が大きくなるそうです😳 しかも、脳の回転速度も速くなるとのこと。 頭を使う職種の人こそ筋トレと有酸素運動すべきですね! ブロガーは走るべし🏃♂️ — まつざき@ブログ集客のプロ (@s_matuzaki) September 24, 2019 これだけの短い文だが何故か僕にスイッチが入った まつざきさんを尊敬している
僕が小学校低学年のころ、ごはんを食べるときいつも思っていた 何をおかずにごはんを食べればいいの?と こんなことを言ったら色んな人から怒られてしまいそうだが当時は真剣に悩んでいた 特に湯豆腐やおでんの日はどうやってご飯を食べればいいのかと… 僕が育った家庭はふりかけや海苔のお供などを置かない家だったのでご飯をすすめる方法が少ない 箸が進まない僕をみて父親が「食欲ないのか?」と聞いてくるので「そんなことないよ」と言い無理に白飯を口に頬張った メニューによっては憂鬱になる家のご飯 しかし大きくなるにつれ、いつの間にか食べるコツを身につけていた なんのことはない、おかずを先に口に入れ、絶妙なタイミングで白いご飯を食べるという素朴な技を習得し、ご飯をおいしく食べれるようになった そして現在…三女がちょうど数ヵ月前まで、幼き日の僕と同じスランプに悩んでいた 「おかずは美味しいんだけどごはんがなんか進ま
とんでもない法螺吹きがいる この法螺吹きとは長い付き合いで、僕が起業したての頃、お世話になった不動産屋で働いていた調子のいい男 顔見知りになり、僕が経営しているお店に来てくれたりして、なんとなく友達のような関係になった 通販番組の司会者のようなテンポとノリでどんな場の雰囲気も温める。軽い男というレッテルと引き換えに敵を作らないという人間性 そんな法螺吹きから電話がくる 「会って話がしたい」と重々しい切り口で毎回小銭を借りにくる 妻は奴からの誘いがあると怪訝な顔になる 致し方ない… 揉め事に巻き込まれた過去の残像が拭いきれていないのだろう… 奴が弱者を助けるために背負ってしまった揉め事といえ妻からしたら彼は“トラブルメーカー”でしかないのかもしれない それもまた事実…しかし分かっちゃいるけど放っておけない なぜなのか?それは時折見せる純粋な正義感にシンパシーを感じるから アーケード街の入り口
なんとなく思い出した言葉「チェケラッチョ」 20年前くらいに流行った謎の言葉 今でも意味は解らないし当時使ったこともなかったが、なぜか頭に浮かんできたキーワード 階段を上ってきた三女にチェケラッチョと不意に言ってみる すると「おお、○○○」とパパとは言わず僕の名前を呼び捨てにして「チェケラッチョ?ベロを出している憎たらしい子供のこと?それともアメリカ人が和室に入ったときに言うセリフ?」 瞬発力と思いがけない答えに感心している僕に間髪入れず「それにしても相変わらずツラは良くないな~」と吐き捨てて去って行く三女 君の機転とワードセンス、惚れ惚れするよチェケラッチョ!!
みんなスッキリしない過去や何かを幾つか抱えて生きている 全て見事にスッキリしている人がいるならそれは良いことだが、僕はきっと友達にはなれない もしいるとしたら、よほど人生を達観した人、あるいは無感情な人だと思う とにかく人は幾つかのスッキリしない何かを背負って生きている いくら大人になっても、権威や成功を手にしても清算できない事もある 出来事だけではない。過去の自分の性格、行動、思考さえもやり直したいと思う夜もある ただそれらの”悔い”がすべて悪いことだと思わない なぜなら「過去の悔やみ」が新しい輪郭の深みになり、徐々に人としての味になっていく だが、できれば悪いことや難題が無いに越したことはない しかし必ず誰にでもあるし、捉え方によっては人生の好機となる 惨めな姿は気概の原点となり、後悔は新たな価値観を作り出し、敗北が次の挑戦に繋がり、挫折は未来の経験値となる 自分なりの頂にたどり着くま
ある日の夜、僕が食器洗い、次女が食器拭きをしながら学校の話をしていたら好きな男子の話題になった その男子はT君 次女は彼を好きになった理由を僕に聞かせてくれた 娘のクラスには、時々みんなにからかわれる女子がいるという 近頃その子が冷やかされたり罵声を浴びせられる回数が多くなったらしく、このままいけばイジメに繋がりそうな気配だという その女子をかばい「そんなに○○に言うのをやめろよ」とみんなに注意をしたT君 正義感を持ってその子をかばい続けたT君に対して「何だよアイツ、ムカつくよな!」とクラスの皆から風当たりが強くなってしまったらしい T君に対して露骨に嫌な空気を出したり、陰口を言い始めるクラスメイト達 それでも彼はへこむことなく毎日堂々と自分を貫き、変わらずその女子を守っている そんなT君の変わらない行動をみて嫌悪感をもっていたクラスメイト達も徐々に彼の真っ直ぐな人間性と純粋な正義感を受け
娘と朝から揉めた日のこと 三女が風邪気味、喉はガサガサ…声が出ていない。体温は37度6分 高熱というほどではないが、登校はさせられない しかも咳が出ているので「熱が上がったら大変だし、友達にも迷惑がかかるから今日は休んで」と言うと「マスクをして皆に迷惑かけないようにするから学校に行きたい」と… とにかく三女は学校に行きたいらしく、登校を拒む僕に不満をぶつける。でも今日は行かせない これ以上熱が上がったら病院に行く必要があるし、インフルエンザの可能性だってある。もしかしたら風邪薬を飲んで一日休めば回復して明日から学校に行けるかもしれない。とにかく今日は安静にさせたい だが三女は頑なに枯れた声で学校に行きたいと猛アピールを続ける 僕も頑なにNOを突き付ける 程なくしてようやく行くことをあきらめ、ガッカリと肩を落としうつむく 「今日はパパも会社を休んで家で仕事をするから」と言うと「わかった…」と
我が家は家族みんなが花粉症 冬以外いつも何かしらのアレルギー反応を起こす だから必然的にインドア派になってしまう マンガに読書、ゲームにYouTubeが大好きなオタク一家だが、次女と三女と僕の3人は”冬の外遊び”も大好きだ 何より嬉しい『NOアレルギー!!』 だけどあまり動かない僕は子どもたちより耐久時間が短い それを逆算しての服装なのだが、真冬の風はそんな厚着もなんなく超えてくる 公園に来て一時間経過… 「寒いからそろそろ家に戻ろうよ」と言ってもなかなか帰ろうとしない娘たち 公園の前にはスーパーマーケットがあるので少し暖を取りたい僕は「ちょっと買い物に行ってくる」と声をかけお店に向かう 店内を物色し魚コーナーを通るとお買い得なマグロがあったので迷わず手に取りレジへ 帰ったらマグロで一献しようとニタニタしながら公園へ戻ると娘たちが駆け寄り、買い物袋の中を覗いて「マグロだ!マグロだ!」と大は
中学になると幾つかの小学校が合流する 中学一年生の時だけ同じクラスになった“マモチュー” 名前はマモル。出会ったときからすでに “マモチュー” と呼ばれていた なぜマモチューなのか理由を聞いたことはなかったが、当時のあだ名なんてそんなものだ 人としてネジが壊れかけているマモチューは、デリケートな女子のココロに土足で入り込み、失礼極まりない発言をする 何度文句を言われてもニヤニヤしてまた踏み込んでいくセンセーショナルな神経の持ち主 そしてなぜか僕に寄って来る。僕もそんなヤツに興味がある なぜならマモチューには多感な男子中学生を誘惑するアイテムが揃っている 流入元は高校生と社会人の兄二人から CD、マンガ、ゲーム、Hな本…当時の少年が喰いつくヤンチャな変形ズボン マモチューはいつも少し変な匂いがしたがそれを凌駕するドキドキを僕にくれる 背丈も似ていたので、不良の憧れ“変形ズボン”を僕にくれた
夕飯の食事当番が僕ではない日、時間があると少しだけ立ち飲み屋に寄る 飲み過ぎたり、食べ過ぎたりすると家での夕飯がいらなくなってしまうので、ぬる燗とわさび醤油のかまぼこで一献 そんな立ち飲み屋で顔見知りになった70代の渋いおじさん 何度か顔を合わせている間に色々と話す仲になった 少しかすれた声で「アンタの愛情の真ん中には何があるんだ?」と聞かれた 僕の好きな類いの話 答えようとするとおじさんは「当ててみようか?きっと家族だろ。いい父親の面構えだ、温かい男だな」と… せっかく懐を話せる仲になったのに謙遜したら白けてしまう。だからただ頷いた 僕も同じ質問をおじさんにしてみる 「オレの愛情はな…」とぬる燗をやりながら話し始めるおじさん 「かみさんに何もしてやらないのがオレの愛なんだ」と話す どうゆうこと?と僕が聞き返すと「ちゃんとしているオレじゃなくて少し放っておけないくらいの状態でいるのがかみさ
最近、次女が僕の歯ブラシに歯磨き粉をたっぷり付ける悪ふざけをする 「もったいないし、辛いからやめて」と言うが、困った僕のリアクションを見てキャッキャと楽しそうなのでまぁいいか♪ そんなある日いつものおふざけを、間違えて妻の歯ブラシに仕込んで持ってきた 似たような色なので間違えるのは仕方ないが歯ブラシを共同で使うのは御免被る…なんだか妻にも悪い その歯ブラシを見て僕が嫌がると「何で?」と次女からまっすぐな質問が 正直に「いくらママのでも人の歯ブラシは嫌じゃん。ママだってパパが使ったあとの歯ブラシなんて嫌だよ」と答えた 「それにママの歯磨き粉は ”シュミテクト” パパはあんまりしみないからよく見てよ」と付け加えると、少し離れた場所から妻が「聞こえてるよ、パパは私の使うのイヤなの?しかもしみることバカにしてる?」と…監督が低い声でプレッシャーをかけてくる 僕の打席 「いやいやとんでもない、ママが
最近家の中に緊張感がある ピリリとする程ではないがいつものように大らかに笑えない それは長女が大学のセンター試験を受けるから 成績は優秀だが長女が狙う大学は超一流 希望する大学の模擬試験のⒶ~Ⓔの判定ではいつもⒹ、良くてⒸ判定 親としては、もっと合格率が高くて良い大学も他にあるのだから方向を変えたらとアドバイスした だが長女は譲らない 普段あまり自己主張をしない長女だが、勉強に対してだけはプライドを持って挑んできた強い意思があり、なにがなんでもその大学に挑戦したいと しかもほかの大学なら行く気はないと併願もせず、センター試験の結果に関係なく目指す大学一本勝負で行くという決心 もし受からなかったときには、僕と妻のアドバイスを全て受け入れるからこの挑戦をさせてほしいと相当な覚悟と心意気 だが僕は現実的に無謀な挑戦だと思っている ある日の夜、いつものように夕飯を食べ食器を下げて勉強に向かう真剣な
我が家の三女の不可解な発言 ”この世に中心はない” そう断言している 「ココが中心、ココが真ん中っていったら、本当の中心は何処にもない」と言う… ちょっと意味が解らないような、解るような…… 掘り下げるべく「どういうこと?」と聞くと『よくわからないけど中心はない』と、ただただ力強く答える 不可解な言葉にフリーズしつつも考える 三女は全く勉強をしない ずっと本ばかり読んでいる 身体の図鑑、サバイバルの本に、偉人伝から冒険の本などあらゆるジャンルを学校の図書館から毎日借りてくる 去年は学年で1番本を読んだ ”読書賞” を受賞し、人生初の表彰状をもらってきた ちなみに”この世に中心がない説”はニュートンの本を借りてきた時に言っていた 柔らかい脳が活字によって揉み解され、多くのことを吸収している 三女の考えをかいつまんでまとめると、自分にとっては誰でも自分が中心にいるが、スケールを大きくすれば地球
「サバイバルファミリー」という映画を家族で観た 平穏な日本がある日突然、原因不明の停電に見舞われ完全に電力供給が止まるというストーリー ガスや水道なども全て停まり自動車、電車、飛行機などの交通機関も全て不通になり町中が大パニックに陥る そのうえパソコンや携帯電話、時計といった生活必需品までが使用できなくなり情報は遮断され、人々は自給自足の生活を強いられる。お金やブランド品などは無用の長物となり、人々は物々交換などで日々の生活をどうにか凌いでいく そんな生活も限界に近づく頃「西日本へ行けば電力が使える」という噂を聞いて東京に住む鈴木一家は自転車で実家のある鹿児島県を目指すという奇異な物語 この作品を観た我が家は、直ちに影響され色々な想定をシュミレーションする。何処に集合し、どんな手段で何処へ向かうかなど、想像力をめいっぱい働かせて真剣に話し合った そして、映画の鈴木家と同様、結局は“自転車”
腕っぷしが強くて、頭が良くて話が面白くて、いつも金欠なヒデオ しっかり仕事はしているのだが、金欠の原因は”気前の良さ” 根っからの親分肌で困っている奴を放っておけない 小学校からの付き合い いつも家族や周りを笑顔にしたいというサービス精神が根底にある 語り合ったり、時には口論になって友情を深めたり、とても実りのある関係 そんなヒデオと酒を酌み交わす至福の時間 面白い話や考え方の話、未来の話 奴には三人の子どもがいる 三人の子どもへの愛を語り、妻への感謝を話す 本当に思いやりに溢れているいい男だ 手が付けられないほどの不良だった奴がこんな最高の親父になるなんて想像もつかなかった でも昔から気骨と愛情深さがあったから、なるべくしてなったのだとしみじみ思う 進んだ道は違えどお互い色々な苦難があった 冷や汗、脂汗、忍耐に我慢と当たり前に大人が歩く道を歩いた どん底にいる時、有頂天になっている時、再
岩手県盛岡駅に到着 家族全員で『いわて雪まつり』に行くためにレンタカーで小岩井農場を目指す 雪遊びができるスポットは、もっと近くにも色々あったが、仕事で岩手県に行ったときに小岩井農場の事を知り、いつか家族で…と思っていたので距離はあるが道中も旅の楽しみということで岩手県に決めた 小岩井農場へ向かう途中「ぴょんぴょん舎」本店の前を通るので、立ち寄って冷麺を食べる。ぴょんぴょん舎の冷麺の味は「岩手に来たー!」という喜びを倍増させてくれる。冷麺以外にも韓国海苔巻きのキンパがオススメ! 腹ごしらえをしたら、壮大なスケールの岩手山を眺めながら小岩井農場に向かう 「あと何分?あと何分?」と30秒に1回くらい、しつこく聞いてくる娘たち… 待ちきれず、暖かい車内でマフラー&手袋の装備を済ませ頬を赤らめながら大はしゃぎ♪ 道中の白より白い広大な景色の存在、それだけで心が洗練される 到着し、いよいよ雪まつりへ
僕は小学校2年生のとき雪の多い地方に住んでいた 雪がたくさん積もっている学校の帰り道、友達のヒサ君とモギ君と僕の3人で歩いた 話したりふざけ合ったりしながら歩いていると、モギ君の顔色がだんだん青ざめてきた どうした?と聞くと「ちょっとう〇こがでそうだ」と… なんてこった!一大事だ!! 「あと少し歩いたら左側に空き地があるからそこでやる」という 空き地の奥へと進むモギ君。僕はヒサ君と一緒に見張り役を担当する 今となってはそんな光景をみかけないが、当時は道端で立ち小便などしている人もいたものだ ドラえもんの公園に出てくるような大きい土管と、長く四角い鉄の棒が山積みになっている陰でアクションを起こすモギ君 見てはいけないと思いつつも、僕とヒサ君は現場を見たくなり土管に登りつい覗いてしまった 雪の上にモギ君のブツ。僕はてっきりそのブツに雪をかけるものだと思っていた ところがモギ君はブツが乗った雪の
僕と次女は重い布団が好き 重い布団で寝ると安心する なんというか、包まれているような感じがして安心する 妻と長女は軽い羽毛布団、僕と次女は重い綿布団、三女は触り心地が良ければ何でもいいらしい リビングでゴロゴロしていると寝転がる僕の背中に三女が乗ってくる 次女も背中に寝そべってくる 重い安心感と娘が放つ幸福感に包まれる 高校生の長女も、僕に寄りかかってくるがあまり体重をかけないように気をかけてくれる 「気にしなくていいよ」と言いかけたが何も言わず長女の気遣いを受け止めよう 妻は足のつま先で僕のおしりをつんつん押して「パパ~、買い物付き合って」と言ってくる ”布団”も”人の寄り添い”も重たい方が好きな僕 軽いと実感できない訳じゃないけれど「重い、想い、思う」が好きなんだ
会社のスタッフから ”オススメの本” を聞かれたので「光秀の定理」という一冊を紹介した ここ数年読んだ中で一番好きな本 繰り返し読んだ愛読書 僕の解釈だが、この本の背景は戦国時代なのだが歴史の話ではない そしてタイトルに「光秀」とあるのに明智光秀が主役という訳でもない モノの捉え方、思考法、視点の置き方、生き方を改めて立ち止まり考えさせてくれるバイブル的な人生の指南書 女性スタッフからのリクエストだったので、もっと気の利いたオシャレな本でも紹介しようと思ったが、僕のことを知ったうえで聞いてくれたのだから、ここ数年の№1、本気の一冊を紹介した その本を早速購入した女性スタッフは数日後、感動で雰囲気が高揚していた そして「今度お時間いただけますか?私の性根を変えるキッカケに出会わせていただきました!是非お礼させてください!!」と熱意のこもったオファーをもらい、後日二人で居酒屋に行き語り合った
次女と三女の靴を買うため、妻と娘たちが買い物に行き靴を買ってきた 帰ってきてお昼ご飯を食べているときに「新しい靴で持久走の練習をしたい!」と次女が言う じゃ一緒に行こうと僕 その前に「ちょっと待って!午後だから靴底に黒ペンで印つけなくちゃ」と僕が言うと、妻が「迷信、迷信、いいよやらなくても」と… そう言われても、午後に新しい靴をおろすのは縁起が悪いと教えられ、昔からそうしてきた僕は書きたかった 妻は「大丈夫、試着で履いた時は午前中だったし、そんなの関係ないから」と言う 考えてみれば僕は「夜は爪を切らない」とか「お葬式の家の前を通るときには親指を隠す」とか子供のころからキッチリ実行し、いまだに無意識に守っている 反対に妻は迷信を一切信じない 囚われない精神、ちょっとカッコいい それを聞いていた三女が僕に「迷信って”べい”にもあるの?」と聞いてくる 「…べい?……」 「そう、”べい”」 意味を
ある日の夕飯、長女の勉強の話から歴史の話題になり、僕と長女の意見が分かれた 宗教的な要素が含まれる内容だったので詳細は書かないが、ある人物名を当てるゲームになった どちらが正解か、 長女が家族みんなに「私に賭ける?パパに賭ける?」と聞いた 現役の高校生、しかも成績優秀な長女 迷わずみんなが長女にBETする 僕としては、うろ覚えだが自分のかすかな記憶を頼りに勝負に挑んだ 一人一人が勝敗の条件を出し合うことにし、勝負に真剣さが増す 長女は、自分が正解したら近所のスーパーで売っている『サバの胡麻和え』が食べたいとオーダー 以下3名、長女のアンサーに賭けたそれぞれのリクエスト 次女は『ピンクの雪見だいふく』 三女は『ミニオンのガチャガチャ』 妻は『土屋鞄のキーケース』 約一名オーダーの比重がおかしい人がいる… 僕はもし自分が正解したら『一人ずつ何か手伝いをしてもらう』という条件を出し成立した 誰も
クリスマスと聞いて真っ先に思い出すのが「JR東海シンデレラエクスプレス」シリーズのCM そして欠かせない山下達郎さんの「クリスマスイブ」 少年だった僕に、クリスマスへの特別感と憧れを抱かせた眩しいワンシーン そりゃあんなシーン見たら子どもでもクリスマスを夢見ちゃいます シリーズの中でも特に印象的なストーリー 1988年放送のシンデレラエクスプレス。深津絵里さんが現れない恋人を想い涙を浮かべる。悲しむ彼女の前に、サプライズで隠れていた彼が、プレゼントのラッピングの鈴を鳴らしムーンウォークで登場する。ハイカラでスマートなカッコ良さと、彼と逢えたことへの安堵感に子供ながら胸がキュンとした。彼が彼女を抱きしめクルリと回った時はとても嬉しかった♪ 『会うのがいちばん』のキャッチフレーズ 当時このCMを見た誰もがキュンキュンしたのでは♪ その先のストーリーを想像させるとてもロマンチックな数十秒 大人に
先日、福島県の妻の実家に温かい贈り物が届いた 「だし」で有名な茅乃舎(かやのや)さんから届いたお品には、温かい手紙が添えられていた 『先日の台風により被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。 皆さまが、心穏やかに笑顔で食卓を囲まれる日が一日でも早く戻ることを心よりお祈り申し上げます』 手紙と共にフリーズドライのお味噌汁とにゅう麺の有難い贈り物 千葉県に住む友人も、茅乃舎さんからお見舞いをいただいたと感激して話していた 今回の台風19号の甚大な被害を受けた地域に住む顧客に対する、温かい真心 茅乃舎さんのファンである僕は、今回のお話を聞いてもっと好きになった ホームページからも食に対する丁寧な想いが伝わってくる素晴らしい『久原本家の茅乃舎』 自然災害を目の当たりにして何が出来るかを考え、自分たちにできることを全うする姿勢 “寄り添う”がここにあった 優しさや何気ない気遣いが辛い状
我が家は毎年、お正月に会社のスタッフ達を自宅に招待している みんなのスケジュールを考えて、だいたい1月3日か4日頃に開く新年会 狭い我が家に大勢を招待するには、なかなか大掛かりな片付けとセッティングが必要 妻は前々から色々と料理の仕込みをし、子供たちもみんなが来てくれることを楽しみにしている 基本的に家に人を招くことが好きではない妻も、新年会に限っては「日頃のみんなへの感謝の会だから♪」と張り切っている 妻は会社で”マネージャー”というポジション。普段はわりと厳しめのスタンスでスタッフたちに接しているので、砕けて話せる時間も大切にしたいのかもしれない 妻の”主婦の顔”を見たスタッフたちと、年々打ち解けているのがハッキリと見て取れる 僕も嬉しい 今年は何を作ろうかと、一か月前くらいからレシピ本を眺めている妻の可愛らしい一面 そんな新年会 今年の年始に開いた時には珍事件が起きた この一年間、何
次女が三女に激怒した 二人の喧嘩はしょっちゅうだが、今回は次女だけが一方的に怒っている その理由は学校帰りの出来事 下校中、三女が一人で歩いている所に次女のクラスメイト男子4人が話しかけてきた 「お姉ちゃんのこと好き?」と聞かれ「好きだよ」と答えた三女 次女のことが大好きな三女は、大好きなお姉ちゃんのことを聞かれ嬉しくなり素直にアレコレ答えてしまった 「お姉ちゃん家でいつも何をしているの?」「どんなテレビ見てるの?」「お姉ちゃんの好きな人○○君だよね?」など色々と質問攻めにあったようだ 三女は良かれと思って、聞かれるがまま相手の質問すべてに正直に答えた その一部始終を、後から帰宅した次女に話したら大激怒 どちらかと言えば、現実的で細かいことを気にしない次女がめずらしくずーっと怒っている 三女に対して「なんで余計なこと言ってんの!?」「もうホント最悪、許さない!!」夕飯の時も、寝るまでずっと
ここ最近の夜の習慣 古典落語を聞きながら焼酎の水割りを飲む 出囃子のマイナーコードが昭和の色気を奏でる うっとり聴きながら古典落語旅のお供してくれるのは焼酎「三岳」 舌触りとクセがまろやかで鼻に抜ける香りがいい 相性抜群の水「財宝」で割る この水は舌触りがとろりとしていて、焼酎の旨さを最大限に引き立てる 僕が好む呑み方は、三岳と財宝1対2 氷は入れずに常温で呑む 深夜に呑む酒のつまみは妄想 まろやかな味わいと古典落語の情緒が僕をタイムスリップさせてくれる
つい先日、会社の広報担当者と僕、取引先の営業二人とで打ち合わせ兼昼食をしに喫茶店に行った 僕はナポリタン、広報はクリームグラタン、営業マンの一人はハンバーグドリア、もう一人はクリームソーダだけを注文し、持参した「グミ」をテーブルに出す ん?と思ったが取引先の人なので柔らかく「お腹が空いていないんですか?」と尋ねると「僕、三食ほとんどグミなんです」… 「へぇ~」と答え個性に驚いたようなフリをしたが内心では「なんだコイツ?」と思った 別にグミを否定しているわけではない ただ食べ物を使って変な自己表現しかできない精神性が気持ち悪い。しかも二十代後半のいい大人が… 紙ナプキンに、みどり色のグミと黄色のグミを3つづつ並べて交互に食べ始めた時はあまりにも痛々しくて悲しくなった。隣の営業マンも「こいつ変わってるでしょ♪」と言わんばかりの得意顔をしている。苦笑いしか出てこない… 『お前は唯一グミ男を止めれ
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。皆さんの温かい支えのおかげで始めてから半年を迎えられました。素晴らしい出逢いに囲まれた日々を過ごせたことに感謝しています 経験と共に変化する価値観や、たわいもない日常の中の気づき、家族とのリアルなできごとを書いて楽しんでもらいたい、そんな思いを込めて「僕のカタチ」発信したところ、予想以上の反響をいただきブログを通してたくさんの方と交流を深めることができました。多くの喜びや笑顔、ときには感謝のお言葉までいただきとてもありがたく思います 書き綴り、思いを伝えることに注力していた僕ですが、いつの間にか皆さん一人一人が持つそれぞれの視点や世界観の表現に魅了され沢山の方々の「考え方」や「カタチ」に刺激を受け毎日新しい発見に出会っています 誰が例外で、誰がスタンダード、マイノリティーなど無い時代…みんなのカタチがそれぞれが正解 SNSの世界で飛び交う、様
我が家でここ数年、毎年必ず買っている『バムとケロ』のカレンダー 島田ゆかさんの絵本『バムとケロ』は優しいストーリーと、ほのぼのとしたユーモアいっぱいのイラストがとても可愛らしい作品 様々なキャラクターや、思わず欲しくなってしまう雑貨などが絵本のキャンバスいっぱいに余すところなく細かいところまで丁寧に表現されている 子どもから大人まで広く魅了する素晴らしい絵本 登場する『バムとケロ』は愛嬌たっぷりのコンビ。カエルのケロはいたずらっこでおっちょこちょい♪そんなケロを温かく見守りサポートするのは、穏やかで頼りがいのある犬のバム。ケロのママのような存在。ふたりのコンビがくり広げる日常の様々なシーンは、笑えたりワクワクしたり、胸がジーンとしたり… 我が家の三女は、まだ言葉を話す前からバムとケロの絵本が大のお気に入りで、静かだなと思うといつの間にか絵本を眺めていた 家には色々な絵本があったが、読んでほ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『かぞくとウイスキーが躍る日に』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く