「10thアニバーサリー・フェスタ スペシャル・ビーンズ文庫」(角川ビーンズ文庫)非売品のアンソロジー。「首の姫と首なし騎士」は騎士の休日。いつもの騎士がいつものペースで、だけど休日だったり。 「東の海神(わだつみ) 西の滄海―十二国記 (新潮文庫)」再読。遠く隔てられたふたつの国で、こどもが捨てられた。ひとりには助けの手が延べられたが、それは彼を故郷から遠い場所へと導いた。もうひとりを拾ったのは人ではなく……。なんといってもラストのイラストがよいね! 「この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)」少しだけ未来のお話。現実世界に対して「タグ付」された「強化現実」の世界に「悪性タグ」がはびこる日本で、「悪性タグ」の一斉削除に乗り出した「架空軍」。「架空軍」のリーダーの一人である翼Pは、冷静にものごとを見て判断することのできる優秀なニートだった。いわば、「電脳コイル」の「メガネ」の世界。日本の近未来