サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大そうじへの備え
rakugo.ohmineya.com
蔵前のある大店の旦那。息子に店を譲り、静かな根岸によい物件を見つけて小僧の定吉を連れて隠居をします。周りには琴や生花などを嗜む風流人が揃っており、自分も何か風流なことを始めたい。前に住んでいた人が茶人で茶室や道具も揃っているのでお茶を始めようと思うが小さい時分に習ったので何もわからない。 「茶碗の中に入れる青い粉はなんだったか」と言いますと定吉が「わかります」と言って青ぎなこを買ってきます。炉に炭を山ほど積んで、もうもうと炎と煙が立つ中、茶釜を火にかけ青きな粉を釜に放り込んでかき混ぜ、これをどんぶりに注いで茶筅でかき回しますが泡がたたない。 隠居は「何か別に泡の立つものが必要だ」と言い、定吉が心得たともう一度乾物屋に行って椋の皮を買ってきます。今度はかきまわさずとも十分すぎる泡が立ち、飲んでみますが舌はしびれこの世のものと思えないようなひどい味。四五日これで茶の湯をやっておりますと腹をこわ
聴き比べ落語名作選へようこそ! 古典落語、新作落語・創作落語から、季節の落語、人情噺、滑稽噺、そして古き良き廓話や艶笑落語まで、古今東西の大看板の映像・音声で聴き比べています。 秋に聴きたい落語ベスト5 秋の落語 秋の落語一覧へ 水神~三遊亭圓生【動画】 ぬの字鼠~桂米朝 幇間腹~古今亭志ん生・悠玄亭玉介・春風亭柳好・古今亭志ん朝・林家小染・古今亭菊之丞・立川談志【動画】 八五郎坊主~桂枝雀・三遊亭百生 芋俵~柳亭市馬・立川談修・柳家小さん他【動画】 特集 秋の噺くらべ 秋をテーマにした落語は、東高西低と言いますか江戸落語には『目黒のさんま』を筆頭に結構ありますが、上方落語には数えるほどしかありません。 春は花見、夏は暑さ、冬は寒さや年末年始など話題が多くありますが、しみじみとした秋は噺になりにくいのでしょうね。 伊勢参りなどは農繁期が終わった秋に多く催されたことから秋の噺だろうということ
江戸茅場町で魚屋を営む和泉屋次郎吉という男。普段は何の変哲もない魚屋ですが、裏の顔は”鼠小僧次郎吉”。庶民を苦しめる金持ち、大名から金を盗んで貧しい人、困っている人たちの家に金を投げ込む義賊として知られています。 師走の雪の朝、次郎吉が昨晩の博打で大負けをしてゲンなおしだと新橋汐留までやってきますと、料理屋の店先で店主が十歳ほどの子供の蜆売りに「シジミなどいらん」と怒鳴っています。次郎長が見とがめ「全部買ってやるから川に放してやれ。この店で一杯やっているのでお代を取りに来い」と言います。 戻ってきた子供を火に当たらせ、料理を食べろと言いますが、子供は「家に持って帰って母親と姉に食べさせたい」と言います。母親は目が見えず、姉は病で寝たきりになっているという。かわいそうに思った次郎長が蜆の代金と、別に五両を渡そうとすると、「蜆の代金はいただきますが五両はもらえません。知らない人から金をもらって
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『特集 秋の噺くらべ | 聴き比べ落語名作選』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く