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画力アップ
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自分が仕事をするにあたり使っている Work Log の様子をなんとなく文書化する試み。留意事項: 書き出す過程でなにか発見があったらいいなという意図であり、別に他人に勧めるようなものではない。特段仕事が得意な人間でもないのよ。 いわゆる仕事 work log / journal の必要性は色々な人が説いており、ツールも古くは Changelog Memo (さすがに古すぎる) から Emacs Org Mode (これも古いな) まで色々ある。(発見1: 最近の work log アプリについて自分は何も知らないすぎるのでは?) 自分は仕事での work log に Google Docs を使っている。セキュリティの決まりを守るために選んだだけで特別良いものというつもりもないが、運用次第ではそこそこ使える: 特に sync が壊れずきちんと動くのが良い。職場のデスクトップ、ラップトップ
趣味って、仕事の辛さを忘れられるくらい楽しいやつがいいよね。そんな当たり前を実践したいというはなし。 仕事の辛さについて考える。 仕事には波があるので、楽しいこともあれば辛いこともある。自分は仕事の辛さと戦う道具としてもっぱら運動に依存してきた。走って脳内麻薬を出し、いい気分になった勢いで一日を乗り切る。 ただ嫌なことはかならずしも散らばっておらず、ポワソン分布的に連続することがある。辛さの波が一度に打ち寄せると運動の脳内麻薬だけでは心を守りきれず、憂鬱さに飲まれて何もできなくなる。別の仕事に逃げだしたくなる。 課外活動。 自分は趣味のテック活動を「課外活動」と呼び、その時間は少しでも将来の仕事・キャリアの足しにしたいと思ってきた。またこうしたキャリア志向の「課外活動」には辛い仕事からの逃げ足を助ける期待もあった。若い頃ならじっさい少しは助けになっていたかもしれない。 けれど、今となっては
今年のはじめから新しいチームに異動して働いていたのだが、仕事が肌に合わず進捗もはかどらず、すっかり意気消沈していた。 現実逃避に社内求人を眺めると、自分のもといたチームの穴埋め求人がまだ残っていた。一年近く経つのに埋まらなかったらしい。ポストレイオフで不景気な御時世に珍しい。 これも縁かと元上司に連絡し「新しいチームいまいちあわなかったんで帰ってもいいですか」と訊くと「いいよ」という。お言葉に甘え、すごすご出戻ることにした。 出戻りとかカッコ悪いし最後の手段だと昔は思っていたが、かつて出戻り先だと思っていた居場所も次々と顔の効く権力者がいなくなってしまい戻ろうにも道を失なった過去がある。今回は場所があるうちに帰ってみたい。 今いるチームに異動した動機の一つとして、大規模インターネットサービスを運用する巨大組織で仕事をしてみたい目論見があった。今後社内で異動するにせよ「大企業の方から来ました
アーキテクチャ。コードの保守性。こういう伝統的な「ソフトウェア品質」から、いつの間にか関心を失った。関心がないというと大げさでコードやデザインはクリーンなほうがマシに決まっているとは思うが、それらを積極的に、優先して良くする気概がない。 ある程度歴史や規模のあるコードベースだと、アーキテクチャやコード品質は良くも悪くもどこかに落ち着いていて、それを動かすのは大仕事である。日々の仕事では、そうして着陸した「品質」の前提からハズレないよう空気を読んでコードを書く。多くの場合「一貫性」は他の指標より重要だし、規範から外れたことをしようとすると仮にそれが「正しい」としても時間がかかるから。 そうした中規模以上(数十万行から数百万行)のコードベースに対し一貫した形で品質を動かそうと思うと、コード全体をなんとなく把握しないといけない。イニチアシブを仕切る力も必要。 素朴に考えると、コードの成長と歩みを
同僚をみていると、仕事の外でプログラミングをしている人は少ないなと思う。ランチの時も、仕事以外のテクニカルな話をすることはほとんどない。今に限った話ではなく、もう 10 年くらいそんなかんじである。趣味プログラミングをしている人もいるにはいる。でも少ない。 ではどんな趣味があるかというと、観測した範囲では… 趣味とかいう以前に家庭が忙しい。子供が複数いて共働きというパターンはとても多いが(ヒラの収入だと共働きでもしないと家が買えないので)、そりゃ忙しいだろうなと思う。そして高学歴・高収入なおうちほど習い事を詰め込みがちであり、子の習い事やスポーツには送迎やボランティアが伴うのである。 そうした家庭持ちが家を買うとそれはそれで様々な趣味がアンロックされてしまい、忙しくなる。庭をいじったり、ガレージで木工をしたり、家自体を改造したり。こういうのは時間がかかるっぽい。 家を買えない若者もクルマと
自分は Android プログラマで、我ながら将来性のない仕事をしているなとぼんやり思っている。将来性がないというのは、つまりあと 5-10 年くらいしたらこの仕事はなくなりそうだな、ということ。 これは妥当な見通しだろうか。 20 年前には Windows プログラマという仕事が普通にあって、VB とかを書いていた。Windows のネイティブアプリを書くそんな仕事は、今はなくなった。すくなくとも近似的には。たぶん 10-15 年前くらいにはもうなかった気がする。Windows の仕事は Web (および Electron) に取って代わられた。 一方で、無くなりそうでなくならなかった仕事もある。モバイルファーストが騒がれていた 十数年前、もうウェブプログラマの仕事はなくなりそうな気配があった。広い合意ではなく、まだいけるというウェブプログラマもたくさんいた。とはいえモバイルのネイティブ
Twitter の崩壊に伴い行先を探す話をよく目にする。後継は何だろうか、あるいは複数のサイトを巡回しなければいけないのか・・・。 こうした議論は、Twitter 的なものが何らかの形で復元されることを前提にしている。けれどその体験はもう帰ってこないことだってありうる。個人的にはもう帰ってこないだろうと思う。 かつて、ソーシャルメディアの隆盛と Google Reader の終了に伴いブログは失われた。ブログというものは現存するし、今まさに自分はブログを書いているわけだけれど、ゼロ年代のブログ体験と現在のブログ体験は地続きでない、現在(去年くらいまで)の Twitter 体験とゼロ年代の Twitter 体験だって別じゃないかというかもしれないけれどそこには連続性がある。ブログ体験の断絶とは比べられない。 ブログ以前だって、たとえばニュースグループというものがあって、そこには独自の文化があ
家賃高すぎベイエリアのからの脱出を夢見る現実逃避活動。今回は日系人の多く住んでいる地域(county)を探してみる。日系コミュニティの存在は必ずしも住環境を決める最重要ファクターではない。とはいえ子供の日本語教育とか日本食材の調達、あと英語の不自由な我々が人間関係を構築する上でもまあまあ重要。しかし、たとえば住宅価格などの誰もが気にする要素に比べ世の中に定量的な解説が少ない。仕方ないので 2020 の US Census を眺めてみたい。 Census は API があるので、適当にみつけたサンプルを参考に EDA する。この記事には画像だけを張り付けているが、対話的につつける地図と表も作ったので興味のある人はこのノートブックをどうぞ(ロードには時間がかかります)。 なお以下に張り付けたプロットの大半からは Hawaii と Alaska を省略した。そのへんに引っ越す気はないので。Haw
AI プログラマ 奪われる – Google Search どのようにしてプログラマはAIに仕事を奪われていくかの妄想 この手の話はフーンと眺めていたが、Neeva というウェブ検索のスタートアップが思ったよりはやく LLM を直接製品に埋め込んできて感心した (スクリーンショット)。Google のサーチ部門も Code Red らしいし(※勤務先ですが他所の部門の話なのでインサイダー知識はございません) Bing もなんかやってるらしいし、こういう LLM-based な自然言語製品は思ったよりすぐ商業化されるのかもしれない。 ”プログラマの仕事は AI に奪われるのか” という話題で見られる先のリンクのような議論は Remote And Vegan と同じ問題を抱えている。つまり、プログラマの既存のタスクや責務が自動化できるかどうかというミクロな問題にフォーカスしすぎ、マクロで構造的
このごろ仕事のことを考える時間がないなと思う。もちろん勤務時間中は仕事のことを考えてるんだけど、そういうのじゃなくて、一歩さがってよく考えるような時間。 仕事が順当でなくなることはよくある。はっきりと行き詰まることもあるし、なんとなく調子が下がっていって気がつくと前に進んでいないこともある。それでも目先には表面的な仕事があるので、気をつけないと自分の不調に気づけず、延々と目先のどうでもいい仕事に手を動かして肝心の大仕事が進まない。それどころか状況が悪化していくこともある。たとえば締め切りが近づくにつれ選択肢は狭まっていく。 だから定期的に一歩さがって自分に問う必要がある:いま自分の仕事は順調なのだろうか・順調でないとしたら何が原因で、どう対処すべきなのだろうか。仕事を個人的にレビューすると言っても良い。 独身だった遠い昔、これは当たり前の所作だった。仕事しかしてない身分だったので、たとえば
2024-03-01 妻氏、学校の送迎はしないがピアノのクラスは行くのかい。体調大丈夫なのかね。回復を最優先して drop all the balls してほしいんだけど、なんか drop しない性格なのだよな。まあ personality なのでとやかくいうこともなし。 ACM の renewal. O’Reilly は別料金 ($80/y) になっていた。それでも本家よりは格安。格安すぎて ACM 自体の料金を入れてもまだ安い。公式メンバーシップは本以外もあるので一概に比較はできないが、でもねえ。 ふと調べる: Mountain View の minimum wage $18.75/h vs 東京の最低賃金 1113JPY/h. $1=140JPY で算すると 2.3 倍か. 外食の価格比体感 (3x)よりは幅が小さかった… 今日も自炊してくぞ! ふと調べる part 2: UC の学
Pushkin Industries: Podcast & Audiobook Production Company Malcolm Gladwell が WW2 の東京大空襲について書いた本 Bomber Mafia を Audible で聞いたらめちゃ編集されたコンテンツで、背景音楽、効果音からインタビューまで入っている。NPR の番組かという勢い。あとがき(?)によると、audiobook first で作られたコンテンツらしい。まず audiobook を作り それをもとに活字バージョンを「翻訳した」と言っている。 Malcolm Gladwell は “Revisionist History” という podcast (面白いです。おすすめ。)が大成功を収めたのでオーディオ路線に舵を切り、2018 年に audio コンテンツの制作会社を作っていた。それが Pushkin. Bo
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