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TGS2024
s-opac.sap.hokkyodai.ac.jp
札幌校図書館のある蔵書に書入れを見つけた。それを紹介したい。書き入れといっても公共物に落書きした違反行為ではない。旧蔵者が記したものである。それは、本学で国語学を担当された故長谷川清喜氏のご遺族が本学に寄贈された図書の一冊にある。書名は『かざし抄』(松尾捨次郎校訂 大岡山書店 昭和九年七月二十日発行)である。「かざし抄」とは、江戸時代の国学者富士谷成章(ふじたに・なりあきら)の著した文法書。成章は本居宣長と並ぶ近世最高の言語研究者。 前置きはこれくらいにしておこう。この本の見返しに万年筆書きの以下の覚書きがある。 [長谷川]清喜学兄におくる/ 昭和三十一年一月三十一日/ 亀井 孝/ かつて昨秋談たまたまあゆひ抄に及びし折/ 小生は板本にて事足る故覆刊本を割愛/ すべきむね約しその時は手渡す事を忘れぬ/ 今回再会かざし抄をも架蔵せるを処見/ 合せて贈る事とせ
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