サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
sekiguchi-law.com
どうして相手は自分の主張を分かってくれないのか。 互いに自分が正しいと思うことを主張しているのに、なぜか議論がかみあわず、収拾つかなくなることがあります。 これは相手の理解不足が問題なのでしょうか? どのような問題なのか純粋に論理のみの議論であれば、収拾がつかなくなるのは多くの場合、どちらか(あるいは両方)の理解不足が原因であると言えるでしょう。 しかし、通常は「純粋に論理のみの議論」というものは無いはずです。 収拾がつかなくなった議論をひも解いてみると、その原因が分かります。 双方の主張の根本にさかのぼってみると、その出発点が異なっているのです。 それは、論理の問題と、感情の問題です。 つまり、それぞれが、「論理的には自分の主張が正しい」「自分の感情を理解して欲しい」と主張しているため、議論がかみ合っていないのです。 一方は論理的な正しさを訴え、他方は感情を理解するよう訴える。 議論が収
弁護士の費用(報酬)ってどういう根拠で決まるの?という質問をたまに受けます。 依頼者から聞かれることはめったにありませんが、他業の友人・知人からは聞かれることが多いです。 報酬がどういう風に計算されるかについてなら、例えば「取れた金額の何%」みたいな形で理解されていますし説明もしやすいですが、「何でその数字になるか」についてはなかなか説明が難しいです。 形式的な理由をいえば「私がそう決めたから」ということになるのですが、実質的な理由としては「それだけの時間がかかるから」と説明しています。 弁護士業にかかわらず、サービス業には「時間」という原価がかかっています(製造業など他の業種でも極論すれば原価の全ては「時間」だと考えていますが、これはまた別の機会に)。 もちろん物やサービスの値段が決まる(決める)要因は原価だけではなく、付加価値や希少性、ブランドなど他の要因もあります。 しかし、ここでは
契約書や申請書のほか、社内での報告書や稟議書といった内部文書など、日常の多くの場面でハンコを押すことが多いと思います。 それは、なぜでしょうか。 「そのような決まりになっているから」という理由で何となく押していることが多いかもしれません。 では、そのような決まりになっているのはなぜでしょうか。 法律的な効力の問題なのか。あるいは単なる文化なのか。 さまざまな解説を読んでも、しっくりこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで、今回のシリーズ(全4回)ではハンコの法的な効力や位置づけについて、次のような点を中心に考えてみます。 ハンコには何らかの法的な根拠や効力があるのか。 そもそも法的に必要なものなのか。不要だとすれば、ハンコに代わるものはあるのか。 あるいは、ハンコがなくなる日は来るのか、なくすことはできるのか―― 第1回目となる今回は、契約書とハンコについて。 契約を締結するた
(※写真と記事は無関係です) 24日の産経新聞朝刊で、敷地の二重使用に関する事件の記事がありました。 東京都杉並区の大規模マンション敷地内に戸建て住宅が新築され、マンションが建築基準法の規定を満たさない違法建築となっていることが23日、分かった。区は、強制的に建物の除却(撤去)などができる「是正命令」を出す可能性もあるとして戸建て用地を販売した業者とマンション住民に警告。住民は「違法建築になると知りながら住宅を建てた」として不動産業者などに住宅の撤去などを求める訴訟を起こしている。 マンション敷地に戸建て 二重使用で違法建築に 杉並区、是正命令も (※昨日28日に判決が出ましたね) 敷地の二重使用問題(二重敷地問題ともいいます)については昔から多くの訴訟が起こされていますが、法制度上、現在も解決していない問題の一つです。 敷地として使用していた土地に新たに建物が建てられたことにより、もとも
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『sekiguchi-law.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く