(2019年9月1日,更新 2021年9月1日) ウソ=フェイクを地でいくトンデモ本は,日本社会の側で需要がなくならないかぎり消滅しない,そのウソ=フェイクを耕す役割を担う欺瞞「本」が供給されつづけている,その事情背景を考えるための好材料が「関東大震災直後に発生した朝鮮人大量虐殺事件」を否定したい人びとによって提供されていた その歴史的な大事件を認めたくない人は,一方で,太平洋戦争末期における米軍B29による本土爆撃をフェイクだと反論しなければ,とうてい均衡が取れない言説となるはずだが,他方で,それほどにまで執心して,前段のような “徹底的に馬鹿げた否定じたいのためのリクツ” をこねるじたいに関しては余念がない ともかく,大正時代後期に発生した関東大震災直後の朝鮮人大量虐殺という「歴史の事実」は 「見ざる・言わざる・聞かざる」に徹したい,それだけにかえって,その否定「論」を語る段になると闇