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ドラクエ3
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ミックスやマスタリングで使うエフェクトとして定番となったダイナミックEQやマルチバンドコンプレッサー。 どちらも特定の帯域にダイナミクス処理ができるという点で似ているのですが、両者は一体何が違うのでしょうか? 別に知らなくても問題ない事ですが、どうでもいいことばっかり書いちゃう当サイトがまとめてみましょう。 まあ、それを知ったところでミックスもマスタリングも上手くなりませんけどね(爆) マルチバンドコンプレッサーの動作方法 では初めにマルチバンドコンプレッサーの仕組みをざっくり見てみましょう。 マルチバンドコンプレッサーはまず元の音源をいくつかの帯域に「分割」するところから始まります。 マルチバンドコンプのイメージ図。実際には各バンドの帯域は完全に分割されてなくて重なる部分がある。 この時に大抵は分割された各帯域にパラメーターが設置されます。 パッと思いつく例外はFabfilterのPro
ミックスやマスタリングなどの音楽制作の文脈で出てくる「サチュレーション」。 アナログ機器のみならず、コンピューター内部制作においてもサチュレーターと分類されるプラグインエフェクターが多くのメーカーからリリースされており、多くの制作者は音を「サチュレーション」させています。 かつての完全アナログドメインでの音楽制作に憧れとある種の畏怖を抱いているデジタル世代の我々はどうにかコンピュータ内部での制作でアナログサウンドの「暖かみ」を求めるべくサチュレーションに解決の糸口を求める傾向にあるのですね。 しかしながら、「サチュレーション」とは一体どういう現象でどんな効果があるのか、実際に理解して使っている人は少ないのではないでしょうか? ただ単純にサチュレーション=アナログサウンドという分かりやすい一般化が行われてしまっているのではないかと思うのです。 なので、今回は「サチュレーション」に関する事柄を
当サイトでは度々「音圧戦争」とか「ラウドネスウォー」等について言及して、個人的にも反対というか早く終わって欲しいなーっというスタンスを取っています。 近頃はラウドネスノーマライゼーションが少しづつ世間でも認知されて来ているようで、「音圧戦争は既に終わっている」なんて話も聞こえて来ますよね。 しかしながら、Spotifyとかでロックバンドとかのプレイリストを聴いてみるとガッチガチに詰め込んでる楽曲がほとんどだったりするので、やはり平均音量を上げないと依頼者から「 技術が無い / クオリティが低い 」と、評価されてしまう傾向にあると思います。(マスタリングはせずにミックスまでの場合でもあり得るのが悲しい) いくら「音圧戦争はよくないよね」と言ったところで、「結局のところクオリティーの高い海苔波形が作れないからブーブー言ってるんじゃないの?」的な事を思われているのじゃないか…という節も感じないこ
マスタリングとかの話題になる時に目にするISP(インターサンプルピーク)/トゥルーピーク。 「DA変換の際のリサンプリングでクリップする」的な感じでさらっと説明される事が多いですが、皆さん実際にどういう理屈で問題が発生するかご存知でしょうか? 別にISP/トゥルーピーク自体は目新しい事柄では無く認知されつつあるのですが、実はちゃんと理解してなかったな〜っと何となく思ったので復習してみました。のでそのレポっす。 ワタクシ物分かりが悪い方なので結構簡単な内容に咀嚼していると思います笑 ついでにセルフマスタリングにおけるCeiling設定の考察も書いときますので、理屈はいいからって人はそこだけでもチェックしてもらえればッ しかし軽い気持ちで書き始めたら、やたらと長くなってしまったなー まず初めに前提知識として音声信号がデジタル上でどのように記録されるのかをザックリ振り返ってみます。ここでは現在ま
(※2018/12追記) いつの間にか公式からラウドネスノーマライゼーションに関する説明が出ていました! →https://artists.spotify.com/faq/mastering-and-loudness#what-audio-file-formats-does-spotify-support 要約すると… ・現在はラウドネスノーマライゼーションにReplayGainを使っているが、将来的にITU 1770準拠の方式にするプランがある。 ・ReplayGainはLUFSで計算していないが近似値を取るとデフォルト設定時に-14LUFS(Integrated)にノーマライズされる。 ・設定の「音量レベル」に応じて基準値が変わる。小音量→-23LUFS、標準音量→-14LUFS、大音量→-11LUFS(いずれもIntegrated) ・基準より低い音源は音量が上げられる事があり、プレ
当記事は2017年調べのものです。2020年現在は新しくEBU R128/ITU-1770のIntegaratedラウドネス-14LUFSでノーマライズされるようになっているようです。以下の文章は当時の記録としてお楽しみ下さい。 この前ラウドネスメーターについて復習したし、今年からちょいちょい動画(基本動いてないけど笑)をyoutubeにアップロードしているので、ここはYoutubeのラウドネスノーマライゼーション(ラウドネス規格)について自分でも検証してみよう!っと思ったのでやってみました。
多くのバンドが通るであろうセルフレコーディング。 デモ音源を作りたいけどレコーディングスタジオに入ったり誰かにお金を払って録音するほどでもないよな~って時にある選択肢の1つですよね。 多チャンネルのMTRがまだ高価で4trのカセットMTRで精一杯だったりした昔とは違い、DAWやオーディオインターフェイスが安価で手に入る現在ではますます有力な選択肢になっています。 でも実際にバンドのレコーディング、とりわけドラムのレコーディングを初心者がやると大抵「変な」明らかに初心者が自分で録りましたというサウンドになってしまいますよね。 そんな時に「もっと高価な機材を使わないとダメだ」的な事を考えてませんか? 「コンデンサーマイクを買わなきゃダメだ」とか、「高価なオーディオインターフェースを買わなきゃダメだ」とか…そんなことを思ってませんか? いやいや、ちょっと待てと… 君は本当に今ある機材のポテンシャ
マスタリングを自分でするにしろ、スタジオで業者に頼むにしろ多くの人にとってマスタリングをする目的は楽曲の「音圧」を上げることになっているように思えます。 本来マスタリングとは音圧を上げるためだけの工程では無い(コチラも参照されたし)ですが、グーグルで検索してみても「マスタリング 音圧 上がらない」だとか「マスタリング 音圧 上げ方」なんて検索予測で出てきますよね。 音圧戦争/ラウドネスウォーなんていうトピックがネット上で見かけるようになったといえど、今や誰だって音圧を上げることが出来るし、「おまかせマスタリング」みたいなサービスにお願いすれば何も言わなくても音圧が上がって帰ってくるでしょう。インディー/メジャー問わず目に付くバンドやアイドルソングもほぼ100%音圧が高いですし業界のスタンダードになっています。 でも、ほとんどのバンドマン/アーティストは自身の楽曲に対してどのような処理が施さ
ミックスの時に使うエフェクターの中でEQやコンプに次いでよく名前を挙げられるのがリバーブ。 略さずに言うとリバーブレーターで、主に録音された素材に残響音を与えるためのエフェクターです。 個人的にミックスにおいてリバーブを使いまくるほどに大好きなエフェクターで、ほぼ毎回もっとリバーブを下げてくれと言われます笑 それでも飽きずにリバーブ大好きスタイルを崩さない(いや、要求されたらちゃんと下げるけど)ワタクシが今回、どのようなリバーブがあるのかをザックリと年代順に紹介してみたいと思います。リバーブ広報活動です。 世間の皆さんにもっともっとリバーブをバシャバシャかけてもらいたいのでヨロです。 リバーブレーターは録音作品が登場した最初からあったわけではありません。 1800年代末から1920年辺りまでの初期の録音音楽は1つの集音器で媒体に直接録音するような方法だったので、リバーブという「エフェクター
多くのミックス初心者にとって困惑のもとになる話題として、ミックスする時の音量をどのくらいにすれば良いのかという問題があると思います。 DAWに読み込んだ各チャンネルの音量をどのくらいにすれば良いのかという話で、大体テキトー思うままに決めてミックスダウンをし始めると思いますが、その結果マスターフェーダーの最大値を超えて赤いクリップマークみたいのが表示されてしまうことが多いのではないでしょうか? 現在のDAWは内部ミキサーに浮動小数点数を使っているものが多いようなので、マスターフェーダーを下げてピークを0dBFS以下にようにすれば音質的な問題は無いとも言えますが、安定したミックスを作るには「基準」を決めたほうが良いです。 そこでオススメするのがVUメーターの導入。昔のミキシングコンソールやテープマシン、その他機材にはよく付いているメーターで、アナログ機材をエミュレートしたプラグインにも付いてい
今から10年ほど前の2006年8月26日、英語圏の音楽制作機材関連のフォーラム(掲示板)で有名なGearslutzというサイトで”COMPRESSION IS FOR KIDS!!!!”(コンプレッションはお子様向け)というスレッドか立てられました。 COMPRESSION IS FOR KIDS!!!! このスレッドを立てたのはBruce Swedien(当時72歳)。 彼はMichael Jacksonの録音やミックスを数多く担当した有名なレコーディングエンジニアで、当時この掲示板に「降臨」していて自分の考えを書き込んだり、皆の質問に答えたりしていたようです。 自分の事をバイキングと言ったりピョンピョン跳ねるアイコンを多用したりして楽しんでいたようですが、他のスレッドでダイナミックコンプレッサーに関する話題を見かけたBruceが前述のスレッドを立てたのですね。
RMS値の記事でラウドネスメーターの方がいいよね〜なんて書きましたが、思い返すとワタクシ…ラウドネスメーターなんて全然使ってませんでした(爆) RMS値の基準が自分の普段認識している基準と違ってたので、世間的にどーなってんだろ?と思ったんですよね。世間で見かける文章の中の「RMSが○○dB」って、もしかして自分の基準と違うんじゃないのか…ていうか皆もバラバラだったりするんじゃないのかと笑 だって基本マスタリングの人ではないし、放送系の仕事も縁が無いのでラウドネスメーターなんか使わないのですよね。ミックスの時にラウドネスメーターやRMS値なんて見ても意味が無いと思うし。 だけどLUFSとかLKFSとか名前を挙げといて、投げっぱなしじゃあアカンなぁと思ったので、ラウドネスメーターに関する事柄を復習してみたいと思います! ※ワタクシ自身が音楽畑の人間なので、音楽制作方面から見たラウドネスメーター
この投稿を読もうという人に説明する必要は無いかと思いますが、一応…笑 イコライザーは信号に含まれる周波数成分のバランスを変える機器です。 低音を強くする=低周波数の出力を強くする、高音を抑える=高周波数の出力を弱くする…てな事をする機器で、ミックスやマスタリングなどの録音制作において最も多く使われる機器と言えます。 位相とは何か、というのをちゃんと「学問的」に理解するのは難しいし、おそらく私も出来ていないと思いますが、今回のテーマに則った範囲で簡単におさらいすると… まず、正弦波(純音)があるとします。純音=ピーっという音で倍音が全く含まれてないピュアな波。世の中にあるあらゆる音色は純音の組み合わせで出来ていると言われています。 そんなとある正弦波の図と、その正弦波の位相がズレた時の図が以下になります。(雑な図だけど。。) 音の波の場合は縦が振幅(音の大きさの具合)横軸が時間になりますが、
昔のCDを聴いた時に音圧が低いと感じた事はありませんか? 特にitunesなどのシャッフル機能で現在の音源と続けて聴いた時に顕著に差が分かると思いますが、実際に昔の音源は現在のCD音源に比べると音圧が低いように感じます。 このような場合、ほとんどの人は「昔の録音作品って何か音圧が低くてショボイな~」という印象を抱きますが(私もそうでした)、本当はそうでもなかったりするのです。 今回は近年ネット上ではしばしば話題になることもある、録音作品の「音圧」に関する話をしたいと思います。
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