農業は土地を利用して、人間の衣食住に必要な作物を作ることを生業とする仕事の総称です。 米を作り、野菜を作り、家畜を飼う。育てた農作物を家族で食べ、残りを換金する、それが農家の生活でした。農家もムラの中だけの生活なら今のようにお金に振り回されることも少なかったと思いますが、ムラは街の経済に組み込まれ、街の魅力的な消費が、流行が、瞬時にムラの中に入り込む時代になってしまいました。農家にそれらの魅力を「我慢しろ」と言うのは残酷で、無理があります。 農家と他産業との収入の格差からムラに「勤め人」と言う人達が増え、その「勤め人」と農家との収入差が年々拡大して、何とか「勤め人」の収入に追いつくようにと農家は規模拡大、専業化に追われてきましたが収入の格差は広がる一方です。 一寸話がずれますが、畑に植わった1万円分の大根より、1万円札の方に価値が認められる時代です。豊かさを測る物差しとして「現金」以外が見