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大谷翔平
trace-recycle.or.jp
”ショートショートの神様”星新一は数多くの作品を残していますが、 その中に『肩の上の秘書』という一遍があります。 肩の上にインコをのせたセールスマン。 セールスマンが肩のインコに「買え」と呟くと、 インコは実に流暢なセールストークを繰り出します。 一方、セールスを受ける女性の肩の上にもインコが乗っており、 セールストークを要約して、女性の耳に「買え」と囁きます。 女性が「イヤ」とインコに答えると、インコは丁寧なお断りの挨拶を返し、 それを受けたセールスマンのインコは「帰れ」と自分の主人に端的な回答を伝えます。 本音を建前で修飾し、建前を本音に要約する。 そんなインコ型翻訳ロボットを誰もが持つ世界を、星新一は描きました。 私が初めてこの物語を読んだのは20年ほど前のことです。 ドラえもんのひみつ道具のように思えたこのインコも、 昨今のAIの発達によって夢物語ではなくなってきました。 メール文
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