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【その16】ナルシズムと組織崩壊(5) 今回は、傲慢なナルシストのトップが率いる組織の崩壊を防ぐ手立てはあるのかないのか、そして、そうした組織の中で部下たちは、どのように対応していったらよいのかについて見ていきましょう。 ここで、彼らが、特権意識を持ち、自分の要求を執拗に通そうとするのかについて考えてみましょう。 ナルシシズムというと、多くの人たちは、「あれだけ自己中心的だったら幸せだろう」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。 病的なナルシストと言われる人たちは、無条件な愛情をあまり受けてこなかったと言われています。彼らにとって、愛情は、なんらかの条件を満たしたときに得られるものだったのです。成績が良かった時、良い学校に合格したとき、ピアノをうまく弾けた時、かわいくしている時、親の言うことをきいている時など、主に親の欲求をかなえた時のみに愛情を与えられた歴史があります。 そのた
【その12】ナルシズムと組織崩壊(1) 前々回第10回では、「人間はすばらしい」ということをテーマに書いたのですが、今回は、あまりすばらしくない側面について書きたいと思います。 人間のすばらしい行いというものは、個人の自己一致した姿勢から生まれます。前々回お話しした高校生は、退学を決意したとき、自分の行動、思考、感情に全く矛盾がない自己一致した状態でなされたものです。 ところが、自己不一致で、しかもそのことに全く無自覚で内省のない人たちの行動は、美しくありません。 自己不一致な人たちは、要は、自分の頭で考えない状態になっていると言えます。そして、それが集団的に起きると、まともな人たちは排除され、集団は、やがて崩壊していきます。 そして、そうした歪んだ組織の背景には、幹部のナルシスティックな傾向がある場合が少なくありません。 ナルシズムは、自己肥大した傲慢さと特権意識を持ち、そのため、他者は
印刷する 【その13】ナルシズムと組織崩壊(2) 共依存的なナルシストたちは、カリスマ性は少ないので、企業の黎明期には、トップになることは、ほとんどないと言ってよいでしょう。しかし、年功序列型の組織では、トップになることがありますし、最初はまともなトップあるいは、傲慢なナルシストがトップに立っていても、2代目3代目ともなると、いつのまにか共依存的なナルシストがトップに立ってしまうことがあります。 ナルシストは、イエスマンを求めますから、No.2は共依存的ナルシストになることが少なくありません。つまり、共依存的ナルシストのトップと共依存的ナルシストのN0.2のコンビという場合もあり得ます。 この共依存コンビになると、明確な方向性がないですから、組織は停滞します。生産性のない内部ルールが強化され、その結果、組織の硬直化も起こります。 また、傲慢-共依存のタイプほど急速ではないにせよ、やがて暴走
日本トランスパーソナル学会は、トランスパーソナル、スピリチュアリティ、スピリチュアルという考えに関心を抱く人々が集い、研究活動や情報交換、一般社会への普及活動、海外をも含めた研究成果の発表や紹介などを行います。この学会は、特定の学問領域に限定された学会ではなく、様々な学問の境界を越えた学際的な学会です。
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