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自己愛性パーソナリティ障害(Narcissistic Personality Disorder, NPD)の人々は、一見自己に満足しているように見えますが、その根底には深い不安や自己の欠損感が潜んでいます。これは、人を特別視し、他者からの賞賛や権力を求めること、そして共感の欠如や傲慢な行動という形で現れることが多い人格障害の一つです。しかし、これらの行動や態度の背後には、実は彼ら自身が他者から受け取る愛や共感、承認を深く求めているという事実が隠されています。 精神分析的自己心理学の大家、ハインツ・コフートは、この障害の起源を語る上で、子ども時代に親からの十分な共感や愛情を受けられなかったことが、大人になってもその欠損感を埋めるための行動や態度の原因となっていると指摘しています。つまり、自己愛性パーソナリティ障害の人々は、内なる自己の断片化、すなわち自己認識の解離や不安定さから来る痛みを抱え
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