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情報出典: 農林水産省「GDP(国内総生産)に関する統計」/「2015年農林業センサス報告書」/e-Stat 政府統計の総合窓口「農林業センサス」農業経営体2-5「農産物販売金額規模別経営体数」/「農家に関する統計」/「日本は世界5位の農業大国」浅川芳裕署 これは何を意味するのでしょうか。 農業センサス(2015年)によると、農家全体の83.7%は売り上げが500万円以下で、売り上げの総額は農業GDPの16.7%にしかなりません。売り上げ50万円以下の農家は、全体の44%にもなります。 一方、売り上げが1000万円以上の農家は全体の1割にもなりませんが農業GDPの71%を、3000万円以になると2.6%とさらに少数ですが、農業GDPの46%を創出しています。いわゆるパレートの法則です。 農家全体では減少しているものの、売り上げが3000万円以上ある農家は増加傾向にあり、5億円以上の規模にな
徳本です。 先週公開した記事「産直ECが小規模農家を疲弊させる3つの理由」は想像以上にたくさんの方々が読んでくださいました。ありがとうございます。 今回はその続きですが、最初に、先週の内容を簡単にまとめておきます。 新規就農、有機・自然農法に関わらず、生産量や品質が安定しない本質的な原因は栽培技術不足である 「情報(思いやコダワリ)が正しく届いていないから販路が開拓できない、野菜が売れない」は間違いである 小規模農家の救い手として、日本農業の課題解決の担い手として「産直EC」が注目を浴びているが、今のままでは逆に小規模農家を(そのサービス自体をも)疲弊させることになる 当初の予定では、僕が考える日本農業の本質的な課題、「多過ぎる農家が日本の農業をダメにする」を公開する予定でしたが、たくさんの反響やご意見を頂戴しましたのでこれを変更し、本稿では「産直ECが小規模農家を疲弊させる3つの理由」に
徳本です。 近年、テクノロジーの進展により、多くの農業系ビジネスが生まれてきています。 一方で、中国生鮮ECの相次ぐ経営破綻という記事が先月末に出ていましたし(*1)、国内でも産直系プラットフォームのサービス終了が話題になったのも記憶に新しいところです(*2)。 もともと季節や鮮度、嗜好性や文化色の強い食品というジャンルは、オンラインというマーケットプレイスには合わないと言われてきました。ゆえに、こうしたビジネスは大きなチャレンジであること、そして事業モデル全体としての歴史が短く、まだまだ黎明期であることは理解しています。 そのうえで、現在日本国内で展開されている農産物の産直系ECやP2P/D2Cマーケットプレイス等のWEBプラットフォームビジネス(以下、産直EC)は全て上手くいかず、遅かれ早かれビジネスが頓挫する、というのが僕の見立てです。 スポンサー広告 なぜなら、根本的な課題設定を見
こんにちは、和多瀬です。 スーパーマーケットや産直市場などでよく見かける「朝採れ」などの言葉。みなさんはこの言葉を見かけて、どう感じますか? 新鮮で美味しそう! と感じる方が多いのではないでしょうか? 「朝採れ? 新鮮で美味しそうだなあ!」とはっきり思わなくても、無意識にそう理解している人が多いでしょう。 朝、畑で収穫された野菜がその日のうちに売り場に並ぶ。確かに、これほど新鮮なことはありません。 スポンサー広告 では、味、栄養はどうでしょうか? 収穫の時間帯によって何が変わるか 植物である野菜は、太陽光の力を借りて二酸化炭素を吸収し、酸素と糖分を作り出します(光合成)。この糖分は、土中の栄養素(チッ素)を根から吸収する際のエネルギー源として使われるほか、チッ素と結合してタンパク質となり、野菜の成長のために使われます。 日中、野菜は光合成を活発に行うため糖分が多く、根から吸収したチッ素と結
TREE&NORF代表の徳本修一のインタビュー記事を「なぜ農業を始めたのか?」というテーマのもと、10回に渡って連載するこの企画。本日は第三回です。 TREE&NORF代表 徳本修一 消防士になって、消防士を辞めるまで 東京での暮らし(前編・芸能界に入るまで) 東京での暮らし(中編・芸能界に入ってから) 東京での暮らし(後編・結婚して子どもができた) 東京から鳥取に引っ越し、わったい菜を創業 わったい菜で奮闘した5年間(前編) わったい菜で奮闘した5年間(中編) わったい菜で奮闘した5年間(後編) TREE&NORFを創業、本格的に農業の道へ BLOFに出会って。そして徳本、大いに語る 前回の続き、5時間遅れでやってきた「某有名文化人」がデヴィ夫人(以下、夫人)だった、というところからですね。これは僕も話を聞いた時は驚いたのを覚えてます。 夫人はあの頃、メディアでの露出が増えて、かなり忙し
徳本です。 明日2015年12月30日は、トゥリーアンドノーフ、今年最後の出荷日です。 年末に掛けて凍てつく寒さの中、早朝から、だいこん、白ねぎ、にんじんの収穫出荷作業をテキパキとこなしてくれるスタッフには本当に日々感謝です。 私たちの畑をいつも見守ってくれている鷲峯山(じゅうぼうざん・標高920m)は、数日前から雪化粧をしました。 2015年を回顧する 2015年も、本当に色々なことがありました。 自社ファームの生産拡大にあらゆるリソース(経営資源)を集中すべく、今年の3月末、2009年より始めた鳥取のこだわり食材の加工販売事業「わったい菜」を終了しました。終了に辺り取引先を回らせてもらう中で、多くの人々の生産努力と誠意が、わったい菜という事業を支えてくださっていたのだと痛感しました。 夏の主力として据えていたじゃがいもの収量が思うように上がらず、注文くださっていたお客さんに多大な迷惑を
Office 359 Iizato Tottori-shi Tottori-ken, Japan 689-0343 More info
Who we are? 私たちトゥリーアンドノーフは鳥取県鳥取市で水稲を生産する農業法人です。 これからの農業に特に重要となるのが、最小限の資源で最大の収穫物を得る=飛躍的な生産性の向上だと、私たちは考えています。そのためには、科学的視点に立った確かな農業経営や超大規模化はもちろん、革新的技術—特に遺伝子組み換えやゲノム編集といったバイオテクノロジーの積極的な活用が求められます。私たちはこのフィールドにおいて日本のリーダを、将来的に世界の農業をリードする企業を目指します。 We’re TREE&NORF, an agricultural corporation in Japan. The most important things for agriculture are decisions based on scientific evidence, increasing productiv
徳本です。 この記事の最後に書いたとおり、自分たちが犯してきた過ちや失敗を整理し、シェアしていきたいと思います。 最初にシェアしたいのは、固定種や農業とは直接関係のある内容ではありませんが「レストラン構想」です。 レストラン構想とは TREE&NORFの象徴となっている大タブの木の近く、畑のド真ん中で、自分たちが栽培した固定種の野菜をメインとした、本格的なイタリアンレストランを2014年秋に開業する。 これが、レストラン構想の概要です。 TREE&NORFのスタートは2012年の春なので、1年半後にはレストランを開業し、そこで供する野菜のほぼ全て、それも固定種を自前で栽培するという、とてつもない計画でした。 しかし、建築家にも相談し、予定地の地主と交渉したり、行政や農業委員会など関係各所と調整を進めたりと、実現に向けて動き出していました。 なぜ、この計画を考えたのか 野菜を最高のかたちで自
徳本です。 現在、今年上半期の作付けの最終段階の計画を詰めています。本来であればすでに終わっているべき仕事ですが、今年は色々あり、ちょっと遅れています。 その最終段階の作付け品目リストに、固定種の野菜はありません。 2012年に始まった挑戦 野口勲さんに会いに行ったのは、TREE&NORFを始めた2012年でした。氏の著書であり固定種という存在と可能性を僕に教えてくれた「タネが危ない」が、どのような農業を実践していけばいいのかまだ決め切れていなかったモヤモヤを吹っ切ってくれ、「農業で世界を変えていくには固定種しかない」と直感し、すぐに野口さんに会いに行ったのです。 当時すでに、有機野菜、自然農法による野菜、農薬・化学肥料を使用せずに栽培された野菜など様々な農法で高品質な野菜がつくられ、先進的な農業家たちは、外国で農地を取得して生産や販売を直接する「適地適作」のビジネスを展開していました。
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