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KIRINJIの25周年ライブをブラックマジックデザインのカメラ18台で収録・配信〜「KIRINJIの配信史上、一番良かった」と言っていただきました。 2024年5月25日、LINE CUBE SHIBUYAで開催された「KIRINJI 25th ANNIVERSARY LIVE」は18台ものブラックマジックデザインのカメラで撮影され、生配信されたという。どういうシステムで生配信と収録を行なったのか、制作に携わった監督の大野要介さんと、技術周りを担当した森田良紀さんにお話を伺った。 編集部:一柳 取材協力:Rock oN Company LUSH HUB 写真左・大野要介(sleepycat.studio代表、映像作家、フォトグラファー、プロデューサー) 写真右・森田良紀(株式会社ニルヴァーナ、映像ディレクター、レコーディングエンジニア) KIRINJIをブラックマジックのシステムで撮り
7月9、10日にTOKYO NODEで開催したVook主催のイベント「VIDEOGRAPHERS TOKYO(VGT)」は過去最高の4,132人を動員し、大盛況のうちに終了した。この記事ではVGTで実施したセミナー「Blenderで映画づくり!? 『数分間のエールを』を生み出した数年間の奮闘記」の模様をレポートする。ディレクターのぽぷりかさん、キャラクターデザインのまごつきさん、アニメーターのおはじきさんの3人からなる映像制作チームHurray! が挑戦した長編映画制作の制作フローや舞台裏について講演を行なった。 構成・文●永渕雄一郎(midinco studio) 目次 01.イントロダクション 02.全体の流れ 03.企画・脚本 04.Vコンテ 05.キャラデザイン 06.モデリング&リギング 07.ルックデヴ 08.アニメーション(レイアウト+プリビズ+クオリティアップ) 09.コン
DJIから登場した小型FPVドローン・Avata 2。前編では基本性能や室内飛行についてレビューしたが、後編となる今回は野外でのマニュアルモードでの飛行についての解説をはじめ、ブレ補正の精度やその他気になる機能について解説していく。 レポート●イナダユウキ(コマンドディー) 目次 手軽にFPVドローン撮影ができるDJI Avata 2 屋外で目視外飛行する場合は国土交通省に申請が必要 マニュアルモードとは? シミュレーターでの練習のススメ Avata 2をMモードに設定する方法 緊急停止ボタンとタートルモード 飛行モードとブレ補正を変えて撮影したサンプル DJI Avata 2に搭載されたカメラのブレ補正とGyroflowでの補正の比較 DJI Avata 2は空撮機の代替になるのか? まとめ 手軽にFPVドローン撮影ができるDJI Avata 2 DJI Avata 2でテスト撮影した映
©2023 NEOPA / Fictive 『ドライブ・マイ・カー』でタッグを組んだ濱口竜介監督とシンガーソングライターの石橋英子さんとの共同企画としてスタートした本作は世界三大映画祭・ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。ここでは本作のルックづくりを手掛けた撮影監督の北川喜雄さんとカラリストの小林亮太さんにお話を伺った。 文●永渕雄一郎(midinco studio)/取材・構成●編集部 萩原 北川喜雄(撮影監督) 1982年岡山県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科を卒業後、撮影助手を経て映画、CMの現場に従事。濱口竜介監督とは『なみのおと』『なみのこえ』『ハッピーアワー』などでもタッグを組んでいる。 Photo by Yuko Fukui 小林亮太(カラリスト) 1985年生まれ。大阪芸術大学卒業後2007年より株式会社オムニバス・ジャパンに入社。映画やCMでカラリストとして活躍。
アドビ、新しいAdobe Photoshop(ベータ版)を発表〜「生成塗りつぶし」機能と新機能「画像を生成」を搭載 アドビは、「生成塗りつぶし」の画期的な進化に加え、「参照画像」の搭載により、クリエイターにさらなるコントロールを提供し、全てのAdobe Photoshopユーザーが自信をもってハイクオリティな画像を作成できる機能を備えた、新しいAdobe Photoshop(ベータ版)を発表した。 新しいAdobe Photoshop(ベータ版)にAdobe Firefly Image 3 Foundation モデル(ベータ版)を搭載。「参照画像」、「画像を生成」、「類似を生成」、「背景を生成」、「ディテールを向上」などの新機能を利用できる。 参照画像:ユーザーが選んだ任意の画像を生成処理のインスピレーションとして使用することで、クリエイターは思った通りのアウトプットが可能。 画像を生成
多くのドローンユーザーがその発売を待ち望んでいたDJIのFPVドローン「Avata」が登場した! 残念ながら2022年に発売された初代機は電波法の関係で国内では発売されず、苦虫を噛み潰した方も多いのではないだろうか? 著者の稲田悠樹さんもそんなひとり。この記事ではついに日本でも発売されたAvata 2の魅力を前・後編にわたって解説する。前編はAvata 2のスペックをはじめ、室内での飛行にフォーカスしてお届けする。 レポート●稲田悠樹(コマンドディー) 導入 DJI Avata 2がやっっっと発売されました! 個人的にめちゃくちゃ待ち望んでいました。というのも日本では初代Avataが販売されていなかったので、念願の発売となりました。 マイクロドローンやFPVドローンは、これまで初心者が導入するにはなかなかハードルが高いものがありました。なぜ私がAvata 2の登場を待ち望んでいたかというと
テスト・文●小枝繁之 こんにちは。株式会社G-CaLの小枝繁之です。 普段はTV番組のフリーランスエディター、企業映像のプロデューサーやプログラマーをしています。バラエティ番組のワイプ映像をAI解析する「ワイプトラッカー」、多人数スケジュール管理システム「スケジュールマスター」をテレビ業界向けに開発・提供を行っています。 今回は、Appleから発売されたばかりのM2 Ultra搭載Mac Studio 2023を実際に使った感想をお伝えします。 前世代のMac Studioよりも最大50%高速で、最もパワフルなIntelベースの27インチiMacよりも4倍高速だと言われていますが、ホントに映像編集で使えるのか検証してみたいと思います。ちなみに筆者は普段、M1 ProのMacBook Pro 14を愛用しています。 今回お借りしたモデルのスペックは以下です。 スペックは全部のせで、お値段1,
スーパー戦隊シリーズの第47作目として、テレビ朝日系にて放送中の『王様戦隊キングオージャー』。5人全員が王様という、これまでに類を見ない設定もさることながら、CG技術を駆使したハイクオリティな映像はファンだけでなく、業界からも大きな注目を集めている。それもそのはず、現場ではバーチャルプロダクションを活用した撮影をしているという。今回は、日々撮影が行われている「清澄白河BASE」にて上堀内佳寿也監督をはじめ5名の制作陣に新システムを導入した作品作りの感触を語ってもらった。 取材・文◎編集部 伊藤 『王様戦隊キングオージャー』 ©テレビ朝日・東映AG・東映 物語の舞台となるのは5つの国からなる「チキュー」。5人の王様がヒーローとなって、昆虫モチーフのロボとともに敵と戦う。CG技術を駆使した映像とともに、平和のために奮闘する王様たちの姿を描くファンタジー大作。 今回お話をうかがったみなさん 左か
ソニーから発売になったモバイルモーションキャプチャー・mocopi(モコピ)。主にVTuberやメタバースでのアバター用途に作られたものだが、約5万円という手に取りやすい価格で登場してきたこの製品が3DCGのNPRアニメでどこまで使えそうか? いち早くからこの分野で作品制作を手掛ける映像制作チームHurray! のぽぷりかさんにアニメーション制作の視点からレビューしてもらった。 レポート●ぽぷりか レビューの視点 mocopiのテスト機を貸していただいたので、「3DでNPRアニメーション映像を作るのに使うなら」という視点でレビューさせてもらう。購入の参考になれば幸いだ。 自分は普段、少人数での3Dアニメーション制作を行なっており、 モーションキャプチャーで撮られたデータをベースに制作することが多い。 VICON、OptiTrackといった非常に高額な光学式のものや、 MVN、Neuronな
【SAMSUNG SSD WORLD】CFexpressカードの代わりに汎用SSDが使えるのか? 第2弾【ニコンZ 9編】 REPORT◎井上卓郎(Happy Dayz Productions) 協力◎日本サムスン株式会社/ITGマーケティング株式会社 前回のSSDコンバーターを使った記事が好評だったことに気をよくした編集部から「井上さん。今度はニコンさんのZ 9でやってみませんか?」と連絡が来た。カメラメーカーが推奨しないアングラな記事の続編を、ニコンさんの今をときめくフラグシップミラーレスカメラZ 9で試すという企画だ。 前回の記事 【SAMSUNG SSD WORLD】CFexpressカードの代わりに汎用SSDが使えるのか?キヤノンEOS R5の8K RAW収録で検証 https://videosalon.jp/pickup/samsung-ssd_inoue2/ 前回のキヤノンE
5月20日発売のVIDEO SALON 6月号の特集は「映像制作のための文字とデザイン入門」です。 今やビデオ制作の中でも最も重要な要素の一つと言われる「文字」。タイトルやテロップ、クレジットなど、文字は情報を伝えるための要素であると同時に、映像のイメージを作り出しクオリティを大きく左右します。この特集では、「文字」の基本を学んだ後、テロップ作成やテキストモーションタイトル作成に具体的に活かしていきます。またドラマや番組のオープニングタイトルや映画のタイトルなど、過去の事例から現在注目のデザインまでピックアップしていきます。 今号もまたいくつかのウェビナーと連動していますが、雑誌だけ読んでも充分ためになる講座になっています。 特に今号はオススメのサイト情報などを整理し、保存版とも言える内容に! そういえば文字のフォントのことってあまり考えたことがなかったなあという方、フォントがたくさんあっ
西森達也 1980年、高知県生まれ。短大卒業後、アパレルショップに勤務。その後、21歳でデザイン会社を立ち上げ、グラフィックデザイナーとして活動。27歳のとき、警察官だった父親の勧めもあり、地元高知県警察に転職。警察学校、交番勤務を経て、刑事として10年間勤務。昨年4月から警務課採用係へ異動し、採用業務の傍らPR動画制作を手がける。 文●松岡佳枝/メイキング写真提供●西森達也 高知県警察PV2020年[警察官、父として] -育児休業のススメ- 県警では13年ぶりとなる育児休業を取得した男性警察官とその背景、生活を追う。その働き方や職場環境の多様化と共に「警察官も人間である」というメッセージが込められている。 将来への展望を考えたときに父に勧められた警察官への道 前職ではアパレル、デザイン、音楽と幅広い仕事を手がけ、27歳のときに警察官に。高知県警察で刑事として10年間勤務した後に、高知県警
iPad&iPhoneでナレーション!ANiU cafeさんが使ってみた TASCAMの新しい「X」たち(DR-40X、DR-07X、DR-05X) レポートはViews投稿欄でもおなじみのANiU Cafe(アニウ カフェ)さん。今回は編集部からの依頼でTASCAMのレコーダーをiPad&iPhoneで試してもらった。 ANiU CafeさんのYouTubeチャンネルはこちら ANiU cafe @AniuCafe 「X」がついた3モデルとは こんにちは、ANiU cafeのアニウです。5月号での特集「ANiUCafeさんのLumaFusionのススメ」、ご覧頂けましたでしょうか? 今回は、機材レビューをさせて頂きます。レビューする機材はTASCAMのリニアPCMレコーダー「DR-40X 」「DR-07X 」「DR-05X」の3機種です。このシリーズはバージョンアップ等を繰り返し、
保護中: VIDEO SALON電子版バックナンバー5年分を期間限定無料公開します! Vol.1 2020年4月号-2019年11月号
【ライブ配信 関連記事】カメラだけでYouTube Liveに配信できる!ソニーPXW-Z90の ライブストリーミング機能を試す 小型ハンドヘルドの決定版とも言えるソニーZ90とNX80。この2台に無償ファームアップで「シンプルライブストリーミング」という機能が追加される。PCやエンコーダーなしでYouTube Liveなどに配信できるもの。その手順を追ってみる。 ビデオサロン2020年1月号付録より転載 ここでは無線LANの手順を説明するが、有線LAN接続の場合は、Z90にはLAN端子がないので、純正のUSBアダプターケーブルVMC-UAM2と、CBK-NA1R(CBK-NA1同梱)が別途必要になる。 1. YouTubeでライブ配信の設定 まずはYouTubeでライブ配信を設定する。設定したURLとストリームキーをカメラに打ち込むという流れだ。 2. エンコーダー配信を選ぶ WEBカメ
8コアのCPU、ビデオメモリ8GBのGPU、64GBのメモリ…。 全部盛りのMacBook Proを導入したビデオグラファーの鈴木佑介さんがDaVinci Resolve使用時の操作感をレポート レポート●鈴木佑介 実はいろいろパワーアップしている MacBook Pro 16インチモデル 2019年12月10日に発売が開始された、「フルカスタマイズで高級車と同額」な新型Mac Proの話で巷はもちきりだが、今回はもう少し身近なMacBook Pro 16インチ(以下、MBP16)を検証する。昨年の11月に発表、発売が開始されたMBP16は従来の15インチのモデル(以下MBP15)とリプレイスする形でMacBook Proシリーズの最上位モデルとなった。特にイベントなどもないまま静かに発表、発売されたので「16インチ」というサイズ感の変更以外に地味な印象があるかもしれないが、8コアのCPU
Report◉千葉 孝 ビデオサロンの読者なら一度は聞いたことがある、いや実際にユーザーの方も多いと思われる「SmallRig」。非常に安価でクオリティの高いアクセサリー類を驚くようなスピード感で意欲的にリリースしている。筆者が最初に購入したのは約3年前、ブラックマジックデザインのURSA Mini用のチーズプレートだった。価格はたしか3千円程度だったと思う。届いた製品のクオリティーは非常に高く、費用対効果の高さに驚かされた。それ以来すっかりSmallRigのファンで、気が付いたら今まで30種類以上の製品を購入している。 さて今回、深圳に行く機会があり、以前から是非とも訪ねてみたかったSmllRig本社を訪ねることが出来たのでそのレポートをお届けする。 SmallRig社は中国・深圳市に本社を構える。 社員の平均年齢はなんと30歳。非常に若い会社だ。ちなみに深圳市の平均年齢が32.5歳とい
アストロデザインはさる6月13日と14日の2日間。本社ビルにて8K映像技術を主軸とした自社製品の展示会「ASTRODESIGN Private Show2019」を開催した。ここではその会場で映画監督・映像作家の岩井俊二さんを迎えて行われたセミナー「8Kで人物を撮るということ」の模様をレポートする。 イベント写真提供●アストロデザイン 岩井監督といえば、独特のルックとその映像美に魅せられるファンも多く、新しい映像技術の取り組みにも熱心で、日本ではじめてAVIDによるノンリニア編集を映画に採り入れたことでも知られる。イベントでは冒頭にシャープ製8Kカムコーダー 8C-B60Aで撮影された8K作品『beautiful』が8Kプロジェクターで上映された。その後は、岩井監督が映像制作の原体験で得たルックの記憶と、自身の仕事のなかで追求してきたフィルムルックの変遷、8K映像について思うことのトークセ
新進気鋭の映画監督として人気を集める山戸結希監督。実は商業作品のデビューは映画ではなくアイドルのMVだった。MVを作る上で心がけていることや16mmフィルム撮影に挑んだ撮影の舞台裏などについて聞いた。 取材・文●山崎ヒロト(heatin’System) 「Sweet Wanderer」 ■作品概要 それぞれ忙しく働く20代前半の女性たちが久しぶりに集まり旅をするストーリー仕立てのMV。SUZUKIハスラーワンダラーのCMと連動しており、軽井沢を舞台に撮影された。16mmフィルムの柔らかい画作りで、時折挟み込まれるフィルムカメラによる静止画も印象的な作品。 ■スタッフ (プロデューサー)家泉英明(監督)山戸結希(撮影)山崎 裕(スチル撮影)飯田エリカ(照明)小西俊雄(現像)IMAGICA Lab.(編集)平井健一(制作)MAZRI ■使用機材 カメラ:Aaton XTR Prod スーパー1
ビデオ機器の歴史に詳しい人ならよくご存知だと思うが、ソニーにはかつてコンスーマー(民生用)のビデオ(品川系)と放送用のビデオ(厚木系)があった。事業所のあった場所にちなんで「品川」と「厚木」と略して言うことも多い。そのうち民生用のビデオの開発部署から業務でも使えるような製品が生み出され、それが大きな市場になっていき、まさにビデオサロンの読者が使うような製品のメインストリームができていった。たとえば1990年代のDVCAMや2000年代のHDV、NXCAMなどがそれだ。現在では放送用とコンスーマーベースの業務用のストリームは統合されつつあり、明確な区分はなくなっているが、民生系から派生した業務機が映像制作機器を多様なものにして、市場を拡大してきたのは間違いない。「品川の業務用」を長らく担当してきた馬場信明さんにお話を伺うことになった。馬場さんはVTRのメカやカメラの筐体の設計から経歴をスター
After Effectsで作るMOTION GRAPHICS入門 Vol.16 手持ちのスマホの画面をキレイに合成する方法
●構成、取材、文:大楠翔一(OOX WORKS) https://peraichi.com/landing_pages/view/ooxworks 現地に行かずに撮影現場のロケハンができる。 不動産物件の内覧がスマホでできる。 イベントで使う施設の下見がパソコンでできる。 などなど…… 現在、さまざまな用途で活用されている「3Dバーチャルツアー」というキーワードをご存知だろうか? この「3Dバーチャルツアー」は、実際にその場に行かなくとも、インターネットにつながる環境下であれば、スマートフォンやパソコンの画面を通して、リアルかつ立体的な映像を参照でき、まるで実際にその場所を歩いて見学しているかのような体験を提供できるというものである。 Matterport(マーターポート)を使った3Dバーチャルツアー 3Dバーチャルツアーをつくるサービスは世の中に多くあるが、今回はそのなかでも急成長してい
取材・構成・文=Heatin’ System ひと昔前と違って、作品のイメージに合う撮影場所を簡単にネットやスマホで探せるようになった。最近、よく名前を耳にするレンタルスペースのサービス・スペースマーケットも、じつは撮影場所さがしに使えるのでは…?スペースマーケットのプロデューサー・中村友哉氏に、映像制作者向けにサービスの基礎知識を教えてもらった。 ▲中村友哉 なかむら・ともや スペースマーケット ゲスト開発推進部プロデューサー。前職のVR映像制作経験を活かし、映像制作目的のゲストが利用しやすくなるための施策も企画・推進している。 「スペースマーケット」とは? 2014年4月にスタートしたスペース時間貸しのプラットフォーム。利用できるスペースのジャンルは、イベント会場、会議室、撮影スタジオ、映画館、住宅…と多岐にわたり、時間貸しプラットフォームサービス業界では日本最大を誇る。 ▲スペースマ
「X-T3の動画は新エンジンで得られたパワーで最大限の画素を読み、高速処理する。いわばフルスイングしています」 4K/60p、10bitというX-T3のスペックを見て、富士フイルムの本気度と開発力に驚愕した人は多いだろう。突然、ミラーレス一眼ムービーのトップに躍り出たように見えるが、実は「Xシリーズの動画性能を上げていきたいという思いはずっとあった」と言う。 ミラーレス一眼のX-T1が出たのが2014年。当時はフルHDの60pで読み込んで処理する画素も少なく、他社モデルと比較して劣っていたのは事実で、動画ユーザーに注目されることはなかった。2016年のX-T2に取り組むに当たり、センサーの読み出し速度とプロセッサーの処理速度が上がったことを動画性能向上に振り向け、読み出せる限界の画素からのオーバーサンプリングで4K/30p記録、4KでのHDMI出力、しかもF-Logに対応したことで、一躍注
SONY「VX1000」が映し出す"今" プロスケーター・森田貴宏に聞く スケボーカルチャーと映像世界 「本気で撮るならVXが最高だね!」 東京オリンピック種目となり、注目度が上がっているスケートボード。スケーターと呼ばれる彼らの中で、滑りながらカメラを持ち仲間たちを撮影する「FILMER(フィルマー)」という存在に焦点を当ててみた。iPhoneやGoProといったコンパクトで綺麗に撮ることが機材が増える今、彼らは約20年前に発売されたソニー「VX1000」に憧れを持ち、それで撮ることに意味を持つ。それは一体なぜなのか。今回若き女性FILMERと共にプロスケーターであり、日本のFILMERの第一人者である森田貴宏氏を訪ねた。彼の武器こそが「VX1000」。ここにルーツがある。 取材・文◉村井祐里 構成◉岡堀浩太(編集部) 村井祐里 東京都出身。スケーター、フィルマー。北海道から沖縄まで、全
東京都生まれ。空撮専門会社「株式会社ヘキサメディア」代表。柴田三雄氏への師事の後、ヘリコプター、モーターパラグライダー、無線操縦の小型ヘリなど、空撮に関わるすべての写真、映像を区別なく撮影。テレビ東京系地上波『空から日本を見てみよう」、BS JAPAN『空から日本を見てみようPlus』などTV番組やCM等の空撮を多数手がける。写真集に夜景の空撮写真集「発光都市TOKYO」(三才ブックス)など。http://www.hexamedia.co.jp/ 筆者は『空から日本を見てみよう』という空撮番組のオペレーターをしていました。先日、その収録を終えて、9月27日の放映をもって最終回を迎えます。2009年から続いていた空撮オペレーター三昧の生活が、一旦ピリオドを迎えることになりました。地上波で72本、BSで284本の撮影。延べ飛行時間は2000時間あまりとなりました。 地上波の撮影では、テレビ東京
【Ready for Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K】あらゆるカメラを 使い倒しているカメラマンが語る「ポケシネ4K」の使い方 Ready for Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K あらゆるカメラを使い倒している カメラマンが語る「ポケシネ4K」の使い方 ブラックマジックデザイン「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」 147,800円(2018年9月発売予定) 語る人・田村雄介 グラフィックから写真を経てムービーカメラマンに。WEB CMを中心に活躍。GoProからシネマカメラ、一眼、ビデオカメラなど現場に合わせて使いこなす。ブラックマジックデザインのカメラは初代から所有。 ▲ ポケシネ4Kも想定してZEISS Lightweight Zoom21-100mmを導入した田村さん。me
桜咲く校舎の窓から教室へ。 教室では机の下、背伸びをした腕の間などを縦横無尽に飛び回り、 人物の真横をかすめるように飛んでいく。 あまりに自由なカメラワークにドローンユーザーの間でも 話題になった「オンナノコズ」のプロモーションビデオ。 今回、このビデオの撮影を手がけた名古屋の映像制作会社・シネマレイに 撮影に使用したマイクロドローンと撮影方法についてお話を伺った。 取材・文:青山祐介/構成:編集部 4月上旬に公開されて以来、わずか2カ月で再生回数は23万回を超え、ドローンで映像作品を手がけるビデオグラファーを中心に話題となっている映像作品「オンナノコズ」のPV。モデルを目指す女子高生を撮影したこの作品は、映像制作会社シネマレイ代表の増田勝彦氏が、ドローン撮影の可能性のひとつとして試みたものだ。 教室や廊下といった限られた空間内で、モデルたちにまとわりつくような距離感によるカメラワークが見
Report◎大須賀 淳 1月21日追記情報あり PCMレコーダーでの別録音が抱える問題 この何年か、非圧縮で高音質な音声収録が行える「PCMレコーダー」の分野は、ブームと言えるレベルの盛り上がりとなっている。手のひらに収まるコンパクトなものから、多数のマイクを接続できるプロ仕様のものまで各社から様々なモデルがリリースされており、映像制作のジャンルにおいては、特に画質の高品位さに比べて音声関連の機能が弱いデジタル一眼カメラとの組み合わせで使われるようになり、小規模な収録環境のクオリティを劇的なまでに向上させた。 一方、デジタル一眼との組み合わせでは主に二つの弱点も存在する。一つは、別々の機器で収録された映像と音声を(主に映像側者の音声を目印にして)編集ソフト上で合わせる必要がある手間。そしてもう一つは、両者を頭でピッタリあわせても、時間を追うごとにごく微細なズレが積み重なり大きなズレになる
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