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ドラクエ3
wakiabc.hatenablog.com
ある事件で視力を失った高校生の少年・光輝は、代わりに不思議な能力を手に入れました。それは損傷を負った脳が視覚神経以外からの情報で創り出した映像を、あたかも実際に見えているかのように思わせるものであり、医学的にはアントン症候群と呼ばれるもの。 もちろん現実の映像ではなく、記憶や聴覚、触覚、嗅覚などから作られた映像なので、現実とは異なっています。病院の看護婦はみな若くて美女ぞろいに、綺麗な声の少女は天使のように見えてしまう。声の似ている母と姉を混同したり、過去の記憶と異なっている箇所にはとまどってしまうのです。医学的には盲人なので、外出時には白い杖も手放せません。 そんな光輝の前に奇妙な謎が次々と現れます。襲い来る仮面の怪人、壁の中に消えていく少女、突然滅亡してしまった世界、そしてアニメに登場する幽霊による殺人事件。「僕の目は見えない。だけど、真実は視える」という少年は、謎を解きながら、恋を知
江戸人情物語を主戦場としていた著者ですが、本書の主人公は数奇の運命を歩んだジョン万次郎。漂流漁民としてアメリカに渡り、高等教育を受ける機会を与えられたものの、移民としての苦しい生活を経験し、自力で帰国を果たしたのちに、幕末の日本で重要な役割を担うに至った男の物語。著者と同郷の偉人です。 第1巻では、万次郎が乗り組んだ漁船が無人島に漂着し、アメリカの捕鯨船に救出されるまでが描かれます。9歳の時に父を亡くして中浜漁師の下働きに出た万次郎は、寺子屋に通う余裕もなく、読み書きもできなかったとのこと。ただ視力の良さは生来のものであり、これが後に彼を救うことになります。14歳の時に乗り込んだ漁船が足摺岬沖で漂流し、たどり着いたのは無人島の鳥島。小笠原諸島よりは本土に近いものの、自力で帰国できる距離ではありません。漁民たちはそこで143日間も生き延びたのです。 それと並行して、万次郎らを救出することにな
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