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『同人文化の社会学』を誰に届けるのか──研究書の想定読者をめぐって 玉川博章(『「同人文化」の社会学』編者) 『同人文化の社会学』が発行された。その表紙は非常にポップというかカジュアルである。この書影からは、新書ほど手に取りやすく気軽に読める本とはいかずとも、いわゆる専門書の雰囲気を崩して、手に取る範囲を広げたいという思いが見て取れるだろう。というか、版元編集者の意図はそうだ(と思う)。 その目的を否定する気はないが、一方で「同人文化」というテーマを扱う本書が、それを達成することが難しいのも事実である。テーマが同人誌や同人ソフト、同人誌即売会という「やわらかいもの」、「サブカルチャー」だから、多くの人に手に取ってもらえる……というのは幻想である。 本書はあくまで専門書であり研究書である。大学生向けの「教科書」ですらない。部数減に直面した昨今の学術系出版社が学部生向け「教科書」の出版を進める
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