パリ五輪、公式ショップの窓に映る凱旋門(2023年12月15日撮影、資料写真)。(c)Dimitar DILKOFF / AFP 【5月21日 AFP】7月にパリ五輪を控えるフランスでは、首都に数百万人の訪問者が予想されている中で、欧州で脅威を拡大している蚊がアスリートやファンにウイルスを媒介して大会を台無しにすることがないよう対策が急務となっている。 ヤブカの一種であるヒトスジシマカは、ここ20年間でフランスを含む欧州北部の広範囲に生息地を広げており、デング熱をはじめチクングニア熱やジカ熱などの病気をまん延させている。 気候変動が寒冷地への適用をたやすくしていると言われる中、仏当局は近年、蚊が存在していない国内最後の地域だった北西部ノルマンディー(Normandy)地方でも、他地域と同様に発生が確認されたと宣言した。 パリの一部では、熱帯都市で一般的に使用されている薫蒸作業なども行われた