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第三次恐竜化石発掘調査(2007年〜2010年)では、フクイティタンや小型の獣脚類の全身骨格などの新発見が相次いで報告されました(2007年7月、10月、2008年3月発表)。この小型の獣脚類は当初ドロマエオサウルス類と推定されていましたが、研究を進めた結果、原始的なコエルロサウルス類マニラプトル形類の新属新種「Fukuivenator paradoxus(フクイベナートル・パラドクサス)」としてこのたび学名が認められました。 発表の概要 雑誌名 サイエンティフィック レポート(ネイチャー・パブリッシング・グループ) 論文名 A bizarre theropod from the Early Cretaceous of Japan highlighting mosaic evolution among coelurosaurians (コエルロサウルス類のモザイク進化を際立たせる、日本の白
国内初のティラノサウルス科大型種の歯の化石について 長崎市内の長崎半島西海岸(産出地位置図)に分布する白亜紀後期の三ツ瀬層(約8100万年前)から、ティラノサウルス科(獣脚類恐竜)の大型種としては国内初となる化石が、2014年度の長崎市と福井県立恐竜博物館による共同調査により発見されました。化石は2点の歯の化石で、その大きさと形状、および産出地層の時代から同科の大型種のものと判断されます。 ティラノサウルス科の歯2点のうち1点(化石の画像:左)は全体的に保存良好で、先端から歯根部の高さ82㎜(歯冠部の高さ:72mm)、歯冠基部の最大幅38mm、厚さ27mmあります。歯の水平断面はふくらみのある楕円形であり、その大きさと形状はティラノサウルス科の特徴に一致します。また先端部から基部へと向かう鋸歯列の方向などから、歯は左下顎の歯とみられます。ティラノサウルス科は小さなものでも全長5m、大きなも
福井県勝山市で発見された、我国初の中生代の鳥類全身骨格化石について 福井県勝山市北谷の恐竜化石発掘現場から、第四次恐竜化石発掘調査(2013年度)で発見された動物化石が、鳥類のものであると確認されました。日本で中生代の鳥類骨格化石として初めてのほぼ全身が保存された骨格化石で、しかも最も原始的な種類となります。発見された骨格は、少なくとも全身の5割以上が立体的に保存されています。 今回の発見によって、これまで発見された鳥類の足跡化石や卵殻化石と併せ北谷に鳥類が生息していたことがより確実となりました。また、約1億2000万年前の北谷層から発掘されたこの化石は、白亜紀前期の原始的な鳥類の進化や地理的な分布を解き明かす上での重要な手がかりとなるものと思われます。 産地 福井県勝山市北谷 恐竜化石発掘現場 手取層群赤岩亜層群北谷層 (白亜紀前期 約1億2000万年前) 発見 2013年(平成25年)
おかげさまで「ガチャピン・ルーツ展 in Fukui」には約11,000人もの方にお越しいただきました。誠にありがとうございます。なお、「ガチャピン・ルーツ展」は、3月23日㈯からお台場にて開催されるとのことです。詳しくはフジテレビKIDSのイベント情報「3月23日(土)より、お台場にて「ガチャピン・ルーツ展」開催!」をご覧ください。 恐竜博物館とフジテレビKIDSがコラボして、「ガチャピン・ルーツ展 in Fukui」が開催されることになりました。ガチャピンは恐竜のこども、そのご先祖様って一体何なのでしょう?パネル展示でご紹介します。また恐竜博物館にガチャピンがやってきて1日館長さんをしてくれるそうですよ。ぜひお楽しみに!
野外恐竜博物館 10周年記念 特別見学ツアーについて 10周年を記念した特別見学ツアーを令和6年7月19日㈮より期間限定で実施します。 詳しくは「こちら」から。 令和6年度特別展の観覧券販売開始について 令和6年度特別展「バッドランドの恐竜たち ~北アメリカの1億年~」を令和6年7月12日(金)から開催します。 観覧券は、当館ホームページで販売しています。 (ご来館日の 60 日前から購入が可能です。) 御来館予定のお客様へ 入館には日時指定の観覧券が必要です。当館ホームページから事前に購入してください。 当日券は、予約に余りがある時間帯のみ、博物館入り口で販売いたします。 常設展のみの観覧券のキャンセルは、当日午後4時30分まで可能です。 その他の観覧券のキャンセルは、当日の午前7時までとなります。 令和6年度の野外恐竜博物館の団体予約申込みについて 令和6年度の野外恐竜博物館の団体予約
竜盤類 竜盤類は大きく2つのグループに分けられます。一つはブラキオサウルスなどに代表され、地球史上最も大きな陸上動物を含む竜脚形類、もう一つはティラノサウルスなどに代表され、今も生きる鳥類を含む獣脚類です。トカゲに似て、腰の骨の1つである恥骨が前方斜め下に突き出している点が共通の特徴ですが、鳥類などの進化的な獣脚類では後方斜め下に傾くようになります。エオラプトルなどの初期の竜盤類は二足歩行だったようですが、竜脚形類においては次第に四足歩行となっていきました。 獣脚類 竜脚形類 鳥盤類 鳥盤類は大きく3つのグループに分けられ、イグアノドンをはじめとする鳥脚類、トリケラトプスやパキケファロサウルスなどを含む周飾頭類、アンキロサウルスやステゴサウルスなどを含む装盾類と、様々な姿をした恐竜が含まれています。腰の骨のうち、恥骨が坐骨と平行に後方斜め下へと伸びている点が大きな特徴ですが、一部の系統では
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