乾麺は、味良し、保存は簡単、そして賞味期限も長いと三拍子揃った、食品の優等生です。ただ湯で時間の長いのが敬遠されてか、近年は人気がやや下降気味でしたが、再びエコブームにのって少しずつ盛り返しているような気がします。特に今年は電力需給が逼迫し節電モードの中、梅雨も明け、今後更にそうめんの消費が加速されるような気配です。みなさんもどうか、エアコンは控えめに、そうめん、ざるうどん、冷やしうどんといった涼麺をご堪能ください。 さて改めて乾麺の賞味期限について考えてみたいと思います。一般に加工食品には、賞味期限が設定されていて、その意味するところは「適切な状態で保存されていれば、十分に美味しく食べることができ、そして商品価値が保たれている期間」ということです(期間の短いものは消費期限)。では具体的にはこの賞味期限はどうやって決めるのかといえば、それは各製造会社に任されています。例えば同じ乾麺でも、「