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ノーベル賞
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1.心因性嘔吐とは何ですか? 心因性嘔吐(神経性嘔吐)とは,嘔吐の原因となる明らかな異常がなく,心理社会的なストレスが原因で嘔吐するものを示します。不安や緊張を伴う場面で発生することが多いのですが,本人は心理的ストレスを自覚していない場合もあります。また,車の中で嘔吐してから車を見ただけで嘔吐するようになるなど,特定の場所や時間に症状が出現する「条件付け」が関係している場合もあります。 2.どうして嘔吐するのですか? 嘔吐は,脳(延髄)にある嘔吐中枢や隣接するchemoreceptor trigger zone(CTZ)への刺激によって発生します。大脳に伝わった心理社会的なストレスを上手く処理できないと,不快な感情が誘因となって嘔吐中枢を刺激します。子どもの中枢神経系は未成熟なので,様々な刺激によって影響を受け,身体症状が発生しやすいと言われおり,嘔吐もその一つです。また,発達の問題(知的
1.概要 心気症とは、医学的な診察や検査では明らかな器質的身体疾患がないにもかかわらず、ちょっとした身体的不調に対して自分が重篤な病気にかかる(かかっている)のではないかと恐れたり、既に重篤な病気にかかってしまっているという強い思い込み(専門用語で観念と言います)にとらわれる精神疾患の一つです。そして、そのとらわれは、いくら医学的な診察で異常がないと保証されても長く持続します。そのため、本人には強い不安や恐怖心などの著しい苦痛をもたらし、学校や仕事、家族関係などの日常生活にさまざまな支障をきたすことになります。 2.医学的情報 成人期早期に発症することが多く、子どもには稀な病気です。自分自身や家族、親しい人が重篤な病気になった、あるいは亡くなったというような強い心理社会的ストレスが心気症の発症のきっかけになることがあります。 3.症状 心気症の主な症状は、癌や心臓病など重篤な病気ではないか
令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。被災地の皆様の安全と、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
3.成因 1)起立に伴う循環動態の変動に対する自律神経による代償機構の破綻 2)過少あるいは過剰な交感神経活動 3)水分の摂取不足 4)心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)が関与する。身体が辛いのに登校しなければならないという圧迫感が、さらに病状を悪化させる 5)日常の活動量低下→ 筋力低下と自律神経機能悪化→ 下半身への過剰な血液移動→ 脳血流低下→ 活動量低下というdeconditioningが形成されるとさらに増悪 4.一般的にみられる症状 立ちくらみ、朝起床困難、気分不良、失神や失神様症状、頭痛など。症状は午前中に強く午後には軽減する傾向があります。 症状は立位や座位で増強し、臥位にて軽減します。 夜になると元気になり、スマホやテレビを楽しむことができるようになります。しかし重症では臥位でも倦怠感が強く起き上がれないこともあります。 夜に目がさえて寝られず、起床時刻が遅
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