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■ 接続助詞とは 接続助詞せつぞくじょし … 主に活用語かつようご(用言・助動詞)に付ついて、いろいろな関係で前後の文節をつなぐ。 ■ 接続助詞の働き 接続助詞の表す関係には、次のようなものがある。 ① 仮定かていの順接じゅんせつ … 仮定の事柄ことがらに対して、順当じゅんとうな事柄があとに続く。 (例) 雨が降れば、外に出ない。 ② 確定かくていの順接 … 確定している事柄に対して、順当な事柄があとに続く。 (例) 雨が降ったので、外に出なかった。 ③ 仮定の逆接ぎゃくせつ … 仮定の事柄に対して、順当でない事柄があとに続く。 (例) たとえ雨が降っても、外に出よう。 ④ 確定の逆接 … 確定している事柄に対して、順当でない事柄があとに続く。 (例) 雨が降ったけれど、外に出た。 ⑤ 並立へいりつの関係 … 文節(連文節れんぶんせつ)が対等たいとうにならぶ。 (例) 北海道にも行ったし、
■ 複合語 複合語ふくごうご……二つ以上の単語が結むすびついて一つの単語となったもの。 ① 複合名詞ふくごうめいし (例) 春+風→春風 ② 複合動詞ふくごうどうし (例) 旅+立つ→旅立たびだつ ③ 複合形容詞ふくごうけいようし (例) 心+細い→心細こころぼそい ■ 派生語 派生語はせいご……もとの単語に接頭語や接尾語が付ついてできた単語。 ・接頭語せっとうご……単語の前に付いて意味をそえる言葉。 (例) お米 とり調べる か弱い ・接尾語せつびご……単語の後ろに付いて意味をそえたりする言葉。 (例) ぼくたち 春めく 子供らしい
■ 品詞の分類 品詞ひんし……単語を文法上の性質や働きによって分類したもの。 品詞には、動詞どうし・形容詞けいようし・形容動詞けいようどうし・名詞めいし・副詞ふくし・連体詞れんたいし・接続詞せつぞくし・感動詞かんどうし・助動詞じょどうし・助詞じょしの10種類がある。 10品詞の分類をまとめたのが品詞分類表ひんしぶんるいひょうである。 ■ 用言と体言 ・用言ようげん……動詞・形容詞・形容動詞の総称そうしょう。単独で述語になる。 ・体言たいげん……名詞のこと。主語になる。 ■ 品詞の転成 品詞の転成てんせい……単語の品詞が変わること。 (例) 悩み(動詞の連用形→名詞)
■ 可能動詞 可能動詞かのうどうし……「~できる」の意味を表す動詞。 (語例) 読める 飛べる 話せる 五段活用動詞の未然形+「れる」が1語の動詞になったもの。 (例) 読ま五段未然+れる→読める可能動詞 ■ 可能動詞の性質 可能動詞は、次のような性質を持つ。 ① すべて下一段活用になる。 ② 命令形がない。 ③ 対応たいおうする五段活用の動詞がある。 (例) 書ける可能動詞 ⇔ 書く五段動詞
私たちが日常使用していることばは、ふだん私たちは意識していませんが、一定のきまりにしたがって表現されています。 もしことばの使い方がでたらめであったりしたら、自分が考えたり感じたりしていることを相手にきちんと伝えることができず、また、相手が伝えようとしていることの意味をちゃんと受け取ることもできません。
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