「ここまで歩みを進めることができたのは、多くの方々の、支えのおかげです」──そうコメントしたのは、自身が監督した『Black Box Diaries』がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞の候補となったジャーナリストの伊藤詩織氏(35)。日本人監督初のノミネートだが、お祝いムードに水を差す事態が起きた。 「自身が受けた性加害の顛末を記録する内容だが、『裁判以外で使用しない』と誓約したホテルの防犯カメラの映像を使用するなど、法的・倫理的に問題があると伊藤さんの元代理人弁護士が抗議しました」(社会部記者) そんな伊藤氏だが、別の作品をめぐってもトラブルが浮上している。 「彼女が初監督を務めた『ユーパロのミチ』はクラウドファンディングで大金を集めたのに、作品が一向に完成しません」 そう訴えるのは伊藤氏の作品を支援した男性だ。 『ユーパロのミチ』は高齢化が進む北海道・夕張の今を追うドキュメンタリー