千葉県北西部を横断する北総鉄道(鎌ケ谷市)の持永秀毅社長が日本経済新聞のインタビューに応じ、「(千葉ニュータウン中核の)印西市や鎌ケ谷市など成長余地が大きい」と沿線開発の将来性を強調した。2023年6月下旬の就任からまもなく1年を迎える。22年に踏み切った初の運賃引き下げの効果に言及したうえで、鉄道を取り巻く若年人口減少の逆風に「うちはあらがう」と決意を示した。「前の社長(室谷正裕・現会長)の思い切った決断だったが、2年前の定期運賃値下げはやはり正しかった。これまで(運賃が高すぎて)北総鉄道を回避してきた沿線住民の利用が増えた」