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大谷翔平
www.otahuku8.jp
【はじめに】 今回はペットの抗がん剤治療中に生じる『抗がん剤の副作用』について話したいと思います。抗がん剤の副作用は予めどのような症状が出るかを知っておくことで、万が一ペットが嘔吐や発熱を呈した時、慌てなくてすむはずです。よく、抗がん剤というワードを聞いただけで「可哀想だからやめてあげて」と言われる飼い主さんがおられます。 人間と比較して、動物の抗がん剤の副作用というのは比較的軽度であることが多いです。この記事ではそういった副作用の心配をされている飼い主さんにとって有益な情報が提供できればと思い、書いてみました。抗がん剤の副作用について予め知っておくことで急な異変にも臆することなく対応できるのではないでしょうか? 抗がん剤は細胞毒性により癌細胞を壊していく薬であり、その分正常な細胞も傷害を受けます。副作用を正しく知ることは抗がん剤への恐怖心を取り除くことにもつながるので、よく知っていてほし
【はじめに】 今回は抗がん剤治療について話していこうと思います。『抗がん剤治療』と聞くとどうしても「なんとなくだけど怖い」って印象があると思います。なぜ”怖い”という印象を受けるのだろう?それは”知らない”からです。人は先祖代々、自分たちの知らないものに恐怖を抱いてきました。 さて、抗がん剤はどうでしょう?地震や幽霊、UFOなどと違い、人間が作り出した化学物質です。ちゃんと知れば、目の前で苦しむわんちゃんに正しい治療戦略を提供できるはずです。 今回、『抗がん剤治療』に関する記事を書いているのは、抗がん剤を恐れないでほしいからです。人と動物では抗がん剤の使い方が異なります。人の場合は根治を目指した用量の多い抗がん剤治療を行う一方で、動物の抗がん剤治療はガンの進行を抑え、症状の緩和を中心とした治療を行います。人の抗がん剤治療とは一味違う『動物の抗がん剤治療』について見ていきましょう! ちなみに
【はじめに】 移行上皮癌について話したいと思います。犬の膀胱腫瘍で最もよく見られるのが、『移行上皮癌』です。膀胱腫瘍と聞くとやっぱり思い浮かべるのは『血尿』ではないでしょうか?血尿が見られるということは膀胱や尿道が何らかの傷害を受け傷ついているわけですから。実際、僕も血尿の子を見ると考えるのが『膀胱炎』や『膀胱腫瘍』です。 そこで膀胱造影や超音波検査などをして、(腫瘍かな…?)と疑われる陰影が見られると、一気に膀胱炎ではなく腫瘍の方を考えます。 今回は移行上皮癌という腫瘍に焦点を当てて紹介しますが、実際に膀胱腫瘍では移行上皮癌が多いです。僕の研究室(病理学教室)でも病理生検と膀胱腫瘍が送られてくると「移行上皮癌だろうな」と思いながら、顕微鏡を覗き込みます。顕微鏡で精査を行うとやはり、移行上皮癌だったということがほとんどです。 前置きが長くなりました、早速『移行上皮癌』とはどのようなものなの
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