会談に臨む自民党の浜田靖一国対委員長(左)と立憲民主党の安住淳国対委員長=4日午前、国会内(春名中撮影) 自民党は政治資金規正法改正を巡り混乱に陥った。日本維新の会の要求に振り回された末、自民案の修正に追い込まれ、4日に予定していた衆院政治改革特別委員会での採決を先送りした。採決延期も法案修正も2度目だ。法案不成立なら政権が倒れかねない岸田文雄首相(自民総裁)が決断したが、二転三転ぶりに自民内でもガバナンス(統治)能力の欠如への批判が上がり、23日に会期末を迎える今国会での衆院解散の見送り論が強まっている。 「今日の日程は白紙にさせてほしい。大変申し訳ない」。自民の浜田靖一国対委員長は4日午前、立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、陳謝した。 安住氏「迷走がひどい」かつて党内ガバナンスの崩壊で自滅した旧民主党政権の幹部だった安住氏は、こう応じた。「さすがの民主党政権もここまでやったことはな