1.開発の社会的背景 我が国のエネルギー消費は、オイルショック当時の1973年度から2011年度にかけて概ね右肩上がりで増加しています。部門別では、産業部門で省エネの取り組みが進み0.9倍となったものの、様々な電気製品の普及が進んだこと等により、家庭部門と業務部門を合わせた民生部門では2.4倍、運輸部門も1.9倍と大きく増加しています(※2)。 (※2 出展:エネルギー白書2013(資源エネルギー庁)) 昨今の地球温暖化等環境問題やエネルギー事情を鑑み、省・創エネルギーの取り組み強化は急務となっており、特に再生可能エネルギー活用、クリーンなエネルギー利用の重要性が高まっています。 その中で、再生可能エネルギーを有効かつ、クリーンに利用するために、様々な創エネルギー機器(太陽電池、風力発電等)と同時に蓄電池システムの利用、あるいは電気自動車、ハイブリッド自動車等が市場に展開されています。蓄電