「腸内バランス」が大事と最近言われますが、あれは何ですか。 「腸内バランス」とは通常、「大腸内に生育している細菌の構成バランス」のことです。 小腸や十二指腸は関係ないのですか。 大腸は、小腸より長さが短いし、面積も小さいのですが、小腸よりも病気が起きることがずっと多いのです。「大腸がん」「大腸ポリープ」「大腸炎」「大腸カタル」「潰瘍性大腸炎」など、大腸関連の病名は多くありますよね。 これは、小腸が病気に対して免疫を活性化させる機能を持っていることもありますが、大腸が、うんちと腸内細菌の溜まり場であることも強く関係しています。どういうことかというと、大腸が正常に働いていないと、腸内細菌によって「腐敗」が発生するのです。腐敗物質は、腸内で有害物質に変わったり、さらには腸壁を介して体内に吸収されて、さまざまな病気の成因になる可能性があります。だから大腸内の状況は、私達の健康と深い関わりがあるので