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ノーベル賞
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私たちの気分や感情、性格、さらには記憶力などにも関係していると考えられています。例えばドーパミンは、「意欲」「運動」「快楽」に関係する神経伝達物質で、「気持ちが良い」「心地良い」と感じると出るといわれています。最近の研究で、ドーパミンは「この先何かいいことがあると感じたときに出るらしい」ということが分かってきました。 ボタンを押すとサルの欲しいものが出てくる実験をしたところ、ボタンを押すと欲しいものが出るとサルが気づいた時点で、サルの脳からドーパミンが出ることが分かったのです。
赤血球や白血球が血管内を流れるリアルな様子や血栓が血管を詰まらせる瞬間・・・昨年9月から今年3月まで放映されたNHKスペシャルの「人体」シリーズで映し出されたリアルな体内映像に驚いた人も多かったに違いない。最先端の顕微鏡技術によってとらえられたもので、活躍したのは8Kの撮像センサーを使った高精細で広視野が得られる顕微鏡だ。 この顕微鏡を開発したのが自治医科大学の西村智教授。小学生のころから秋葉原の電気街に通い、モノづくりに熱中したという西村先生は、従来の手法では不可能だった生体内のミクロの動きを可視化することで、さまざまな病態の解析や新規治療法の開発に取り組んでいる。 profile 西村智(にしむら・さとし) 1974年東京生まれ。99年東京大学医学部医学科卒業。同年同大学附属病院内科研修医。2001年同病院非常勤医員。07年東京大学大学院博士課程修了。医学博士。08年東京大学循環器内科
第35回 ミュージシャンを夢見たが、生命科学研究の面白さに目覚め研究者に 早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科教授 胡桃坂 仁志 Profile 胡桃坂 仁志(くるみざか・ひとし) 1989年東京薬科大学薬学部卒業。95年埼玉大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。95~97年アメリカ国立保健研究所(NIH)博士研究員。97~2003年理化学研究所研究員。03年早稲田大学理工学部電気・情報生命工学科助教授に就任、08年より現職。2013年度文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究「動的クロマチン構造と機能」代表。主著に『基本がわかれば面白い!バイオの授業』『やさしい先端バイオ』ほか。 ───どちらのご出身ですか。 名古屋城のすぐ近くの病院で生まれ、名古屋で育ちました。だから名古屋城のシャチホコには特別な思い入れがあります(笑)。小中学校時代は地元の学校に通いました。父親の仕事の
生命科学は、いま注目の研究分野だ。 それだけに新進気鋭のバイタリティにあふれた研究者・技術者がめじろおし。 第一線で活躍中の研究者が、どんな学校生活を送ったのか、現在進めている研究の内容や、生命科学研究を志す若い人へのメッセージなどを突撃インタビュー!
第42回 細胞内のモーター分子の動きをとことん見つめ生命の謎に迫る 理化学研究所 生命システム研究センター 細胞極性統御研究チーム 岡田 康志 チームリーダー Profile 岡田康志(おかだ・やすし) 1968年大阪府生まれ。93年東京大学医学部卒業。97年同大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。同年同大学医学部解剖学・細胞生物学教室助手。学部学生時代を含め20年余り同大学院医学系研究科の廣川信隆教授のもとでモーター分子キネシンの研究に取り組む。2011年理化学研究所生命システム研究センター(QBiC)細胞極性統御研究チーム・チームリーダー。大阪大学大学院生命機能研究科招聘教授を兼務。16年東京大学大学院理学系研究科理学部教授(物理学専攻)。 ───小さいころはどんな子どもでしたか? 幼稚園のころから毎月発売される学研の図鑑を隅から隅まで読んでいるような子で、小学3、4年のころに抱い
生きているってホントに不思議。だから生命の謎について知りたいと思うことは、不思議の扉を開くこと。このコーナーでは、いま話題のiPS細胞や、傷ついた細胞や組織を再び元気にする再生医療、記憶や感情を司る脳の秘密など、いま最もホットでみんなが知りたい生命科学の最前線を案内するよ。 シリーズ2脳の不思議を考えよう 第15回 脳の新たな主役? グリア細胞ってなんだ! 自然科学研究機構 生理学研究所教授 池中一裕先生 第14回 体内時計の仕組み 北海道大学大学院 医学研究院 光バイオイメージング分野 助教 榎木亮介先生 第13回 神経伝達物質の謎 同志社大学 生命医科学部医生命システム学科 特別客員教授 石浦章一先生 以下のコンテンツは、FLASHを使用したコンテンツ()とインタビュー記事で構成されています。FLASHをご覧いただけない環境では表示されない場合がありますのでご承知おきください。 第12
SCIENCE TOPICS いま注目の最先端研究・技術探検! 第15回 生き物のからだの模様をつくりだす仕組みにズーム・イン! ~大阪大学大学院生命機能研究科・パターン形成研究室を訪ねて 金平糖というお菓子を知っているだろうか。砂糖でできたぎざぎざの角がいっぱいある小さなお菓子だ。この金平糖がどのようにしてつくられるのか、明治時代にこの問題について物理科学で答えを探そうとした科学者がいる。漱石の弟子で随筆家でも知られる寺田寅彦だ。それにしても、なぜ、金平糖のできかたが物理科学の問題になるんだろう。 金平糖のかたちは、クッキーをつくるようにひな形があってそこに砂糖水を流し込んでできるのではない。ごく簡単に言うと、砂糖水が結晶化する過程で何かの拍子で偶然に突き出たところができると、そこからさまざまな凸凹ができていくらしい。しかし、その原理はよくわかっておらず、寺田寅彦がその原理を知りたがって
本ページをご覧いただき、有難うございます。 当財団では、2015年より3年間にわたり、現代美術の制作・展示をはじめとする諸活動に対して助成を実施してまいりました。 お陰様で総額約1億円の助成を実施させていただくことができ、目的としておりました “精神と心の活性化” に、一定の貢献を果たせたものと考えております。 今般、これをもって一区切りとし、現代美術分野における助成を終息させていただくこととなりました。 これまでの皆様のお力添えに感謝申し上げますとともに、ますますのご発展をお祈り申し上げます。 2019年4月1日
近藤先生の考え方はこうだ。 「生物のからだの模様は、受精卵や胚の中にすでにある情報からつくられるのではなく、“波”がつくりだすものなんです。『えっ、波が?』って、驚かれるかもしれませんが、広く自然界を見渡してみると、波はいたるところにできています。砂丘の風紋、鳥が泳いだあとにできる等間隔の波、秋空を見上げれば、鰯雲がきれいな波模様をつくっているのが見えるでしょう。とりあえず、『波は結構起きやすい』とそう考えてください。それがこれからお話しする理論を理解する上で非常に重要だから」 生物のからだで波が生じるといきなり言われても、いまひとつピンとこないが・・・・・・。 「たとえば神経細胞同士の情報伝達や細胞間コミュニケーションといった細胞間の反応や化学反応などによって周期的な振動が起こり、それがまわりに伝われば波がおきるのです」 実は、20世紀初めにこうした現象がおきることを数式で解き明かしたイ
この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 第9回 がん化の可能性が低い多能性幹細胞「Muse細胞」を発見。 東北大学大学院医学系研究科 出澤真理 教授 Profile 出澤真理(でざわ・まり) 1995年、千葉大学大学院医学研究科 博士課程修了。同年、千葉大学医学部 助手、2000年、横浜市立大学医学部解剖学第一講座講師、2003年、京都大学大学院医学研究科助教授を経て、2008年より東北大学大学院医学系研究科教授。東北大学医学系グローバルCOE「Network Medicine創生拠点」国際ネットワーク連携委員会委員長を兼務。専門は再生医学、幹細胞生物学。骨髄や皮膚などの間葉系細胞に内包される新たな多能性幹細胞(Muse細胞)を発見し、幹細胞生物学と再生医学への貢献を目指している。 ───子ども時代はどんなふうに過ごされましたか。 父が生物学者でアメリカYale大学やドイツ
この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 第11回 独自のアプローチでクローン技術の再生医学への応用をめざす (独)理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター ゲノム・リプログラミング研究チーム チームリーダー 若山照彦 先生 Profile 若山 照彦(わかやま・てるひこ) 1990年茨城大学農学部畜産学科育種繁殖学を卒業。1992年茨城大学大学院農学研究科畜産学専攻修士課程修了、1996年東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了、博士 (農学)。1996年、ハワイ大学に留学し、柳町隆造・ハワイ大学医学部教授のもとで世界初の体細胞クローンマウスの誕生に成功。1998年ハワイ大学医学部助教授、1999年ロックフェラー大学助教授を経て、2001より現職。2008年凍結保存したマウス死体からのクローン個体作成に成功したほか、微小重力の宇宙空間での体外受精と胚の初期
この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」第9回 がん化の可能性が低い多能性幹細胞「Muse細胞」を発見。 東北大学大学院医学系研究科 出澤真理 教授 ───その研究の突破口が開けたのは、どんなことからだったのですか? 2003年のことです。いつものように骨髄間葉系細胞を培養していると、汚い細胞塊ができていることに気が付きました。テクニシャンの方から、「この細胞は汚いので捨てましょう」と言われたのですが、よく見ると、ES細胞の胚葉体に似ていて、毛とか色素細胞などが混じった細胞塊でした。そこで捨てないでちょっと調べてみますと、中には3胚葉性の細胞が混在していたので、これはもしかしたらES細胞に似たような性質の細胞が、天然でヒトの骨髄などにもあるのではないかと考えるようになったのです。ただし、ES細胞は腫瘍性の増殖を示しますから、培養していれば無限に増殖をしますが、この細胞塊は数日
この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 第17回 ショウジョウバエの聴覚研究を通じて、音楽に感動する脳の不思議を探究したい。 名古屋大学大学院理学研究科教授 上川内 あづさ Profile 上川内あづさ(かみこうち・あづさ) 1997年年東京大学薬学部卒業。2002年同大学大学院薬学系研究科機能薬学専攻博士課程修了。2002年基礎生物学研究所・発生生物学研究部門 科学技術振興機構BIRD研究員。2005年ドイツケルン大学に留学。2008年~2011年東京薬科大学生命科学部助教授。2011年名古屋大学大学院理学研究科教授。2010年10月より、JSTさきがけ「脳情報の解読と制御」研究者を兼任。音の情報が脳の中でどのように処理されて特定の意味を持つにいたるのか、その変換機構を理解したいと思い、ショウジョウバエを使って研究中。2010年度、文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞。
この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 第13回 三次元造形によるオーダーメイドの人工骨再生に挑む。 東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 鄭 雄一 専攻長・教授 Profile 鄭 雄一(Ung-il Chung/Yuichi Tei) 1964年東京生まれ。1989年東京大学医学部卒業。1997年東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。1998年ハーバード大学医学部講師。2001年ハーバード大学医学部助教授。2002年東京大学大学院医学系研究科助教授などを経て、2007年東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授(医学系研究科兼担)。専門は再生医学/組織工学、バイオマテリアル工学、骨軟骨生物学。著書に『骨博士が教える 老いない体のつくり方』がある。 ───どんな子ども時代を過ごしましたか。 東京の新宿区で生まれ、幼稚園に入るまでは千葉
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